ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

9・15 リーマンショック - その時トップはどう動いたか

 

おはようございます。

 

医師の転職、開業の情報提供をしている

医師転職相談センターの運営企業、

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

え~、今日は本の紹介です。

 

私、下記の 祥伝社新書 片山修 著

「9・15 リーマンショック

- その時トップはどう動いたか」

という本を読みました。

 

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リーマンショックの影響は、

直接、間接いろいろありながらも

少なからず誰もが味わっているのではないでしょうか?

(人材ビジネス業界などひどいものです…)

 

バブル崩壊の時もそうでしたが、

経済環境が大きく変わるという事は

日常生活にも関わる事なので、

勉強と思い読んでみました。

(単に経済、金融などには割と関心があるだけですが…)

 

この本は著者がインタビューした内容を

まとめるという形で構成されています。

 

インタビューを受けたのは… ↓

 

りそなホールディングス 取締役 兼 代表執行役会長

  細谷 英二

 

・JFEスチール 代表取締役 副社長

  林田 英治

 

慶應義塾大学 教授

 グローバルセキュリティ研究所 所長 竹中 平蔵

 

・前トヨタ自動車 代表取締役 副社長

 現トヨタ車体代表取締役 会長   木下 光男

 

東京証券取引所グループ 取締役 兼 代表執行役社長

  斉藤 惇

 

三菱商事 代表取締役 常務執行役員 CFO

  上田 良一

 

ベインキャピタル・ジャパン 会長

  堀 新太郎

 

と早々たるメンバーです。

 

2009年9月に初版が売り出されてますので、

敬称は変わっているかもしれませんが…。

 

その中で竹中平蔵さんが

 

「米国では不動産価格が上昇し、

 ローン供給が加速しました。

 そして不動産バブルが発生しました。」

 

といわゆるサブプライムローンについて指摘するとともに、

 

・欧州でも不動産バブルに加えて、

 ユーロ高による過剰消費がが起き、

 ユーロバブルが発生していた。

 

・中東では、原油価格が1バレル約140ドルまで高騰し、

 莫大なマネーが中東に流れ込み、

 未曾有の資源バブルを引き起こした。

 

・日本では、円安バブルが起こっていた。

 

と、アメリカの不動産バブルを引き金に、

世界各国のこういったバブルが破裂した事で、

世界経済の危機になったとおっしゃっています。

 

それに加えて、

アメリカの下院議会が緊急経済安定化法を否決し、

公的資金を投入できなかった

「下院ショック」の影響も大きいとと分析しています。

(後に当法案は修正後、可決)

 

なるほどな~と思いながら勉強しています。

 

敢えて私自身のコメントは載せません。

(難しくて大した考えも浮かばないとも言いますが…)

 

最後に下記を…

 

りそなホールディングスの細谷さんは

 

「大事は小事より起こる」

 

と言っています。

 

また、JFEスチールの林田さんは

 

「人間が歴史から学ばなければならないのは、

いかに人間が歴史から学ばないかという事だ」

 

とおっしゃっています。

 

「賢者は歴史から学ぶ、愚者は自らの経験から学ぶ」

 

なんて言いますが、

 

「人材の2大失敗要因は焦りと慢心」

 

の「慢心」の部分は本当に大切なんだなあ~と、

 

バブル=慢心

 

と捉えて、しみじみと感じました。

 

つまらない話しですみません。

 

それでは、また。

 

 

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