おはようございます。
医師の転職、開業の情報提供をしている
医師転職相談センターの運営企業、
ジーネット株式会社の小野勝広です。
刺激的なタイトルの本ですが、
2003年10月に発行された
「病院なんか嫌いだ」 鎌田實
を読みました。
あとがきに書いてありましたが、
「病院なんか嫌いだ」といって、
遠くから、医療不信の患者さんが訪ねてくる。
嫌いだといいながら、
病院に相談に来るのは、
いい医療やいい病院に
めぐりあいたいからなのだろうと思った。
とある様に、
別に病院批判をしている本ではありません。
相も変わらずでしたが、
最近の私のブログネタはこの本から頂いたものが多く、
ホントに感銘を受けました。
諏訪中央病院で地域医療を確立した
鎌田先生(きっと相当に有名な方なのでしょうね。
私はこの本を読んで始めて知りましたが…)
の著書ですので、
きっと医師の方が読んでも
参考になるのではないでしょうか。
目次を下記に記しておきますね。
第1章 日本の医療はやさしいか
第2章 良医にめぐりあうための10箇条
第3章 あたたかな医療システムをつくりたい
第4章 だれだって、いつか死ぬ
第5章 地域で命を支えるために
第6章 つながる医療が大切
第7章 開かれた医療をめざして
第8章 地域を健康にする医療
第9章 知的でしたたかで賢い患者の10箇条
医療って、
いわゆる医療行為の部分だけを見ていては
視野が狭すぎるんですね。
地域の問題、家族の問題、診療後の経過の問題、
介護の問題、システムの問題、
そして何と言っても人間として生きるという事を
どう考えるのかという倫理とか道徳とかの問題。
そういうあらゆる問題を
考えていかないといけないんですね。
益々勉強意欲が湧いてくる本でした。
地域医療にご関心がある先生にはお勧めです!
それでは、また。
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