おはようございます。
医師の転職、開業の情報提供をしている
医師転職相談センターの運営企業、
ジーネット株式会社の小野勝広です。
先日、facebookではご紹介したのですが、
下記の「無趣味のすすめ」 村上龍 を
読み終えました。
ひと言で言うと、
メチャクチャ刺激になりました。
元々、私は村上龍が好きで、
ほとんどの著書を読んでいるのですが、
この本はエッセイですので、
まさに村上龍テイストが全快で、
読みながら、嬉しくなってしまいました。
センテンスごとに村上龍の考えが
書かれているのですが、
そのひとつでもある
タイトルにもなっている
「無趣味のすすめ」の部分だけ抜粋します。
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まわりを見ると、趣味が花盛りだ。
手芸、山歩き、ガーデニング、パソコン、
料理、スポーツ、ペットの飼育や訓練など、
ありとあらゆる趣味の情報が愛好者向けに、
また初心者向けに紹介される。
趣味が悪いわけではない。
だが基本的に趣味は老人のものだ。
好きで好きでたまらない何かに没頭する子どもや若者は、
いずれ自然にプロを目指すだろう。
老人はいい意味でも悪い意味でも既得権益を持っている。
獲得してきた知識や技術、
それに資産や人的ネットワークなどで、
彼らは自然にそれを守ろうとする。
だから自分の世界を意図的に、
また無謀に拡大して不慣れな環境や
他者と遭遇することを避ける傾向がある。
わたしは趣味を持っていない。
小説はもちろん、映画製作も、
キューバ音楽のプロデュースも、
メールマガジンの編集発行も、
金銭のやりとりや契約や批判が発生する「仕事」だ。
息抜きとしては、犬と散歩したり、
スポーツジムで泳いだり、
海外のリゾートホテルのプールサイドで読書したり
スパで疲れを取ったりするが、
とても趣味とは言えない。
現在まわりに溢れている「趣味」は、
必ずその人が属す共同体の内部にあり、
洗練されていて、極めて安全なものだ。
考え方や生き方をリアルに考え直し、
ときには変えてしまうというようなものではない。
だから趣味の世界には、
自分を脅かすものがない代わりに、
人生を揺るがすような出会いも発見もない。
心を震わせ、精神をエクスパンドするような、
失望も歓喜も興奮もない。
真の達成感や充実感は、
多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、
常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。
つまりそれらはわたしたちの「仕事」の中にしかない。
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どうですか?
私はとにかく仕事をしたくなりました…。
他にもたくさんの刺激を得る事ができ、
また考えさせられました。
というか、何だか元気になっちゃっいました。
この元気に!被災地に届け!
それでは、また。
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