おはようございます。
医師のキャリアパートナー
転職コンサルタント歴13年の
ジーネット株式会社の小野勝広です。
え~、今日のタイトルですが、
私自身が痛感させられました!
当ブログでは私の読み終えた本を
頻繁にご紹介させて頂いておりますが、
その中に医療の本が多いのは
皆さんお気付きの通りです。
知識不足、勉強不足を日々感じている私としては
最優先で読んでいきたいと考えておりますから…。
でも、医療系の小説というのは
ご紹介した事がありません。
と言うか、読んだ事もありませんでした。
小説を読むくらいなら
もっと知識を付けなければ…と
考えておりましたので…。
ですが、ついに読んでみました
映画化もされましたし、
きっと多くの方が
お読みになっているんでしょうね。
正直、読み始めてあまりにも面白くて
一気に読み終えてしまいました。
ストーリーとしての面白さは当然ながら、
その中にちりばめられた現実の社会にある
医療が抱える問題を提起している点、
また出産を通して
生命倫理や死生観などについても
考えさせられる点がすごく多かったです。
実は先日の下記ブログは
この本を読んで書いたのでした。
「現場を支える人たちが
どんどん潰れていく…。」
https://gnet-doctor.com/blog/archives/1358
医療って人生とか生活とか
そういったものに
すごく身近なものだと思います。
よって、誰にとっても
必要不可欠なものでもあります。
ところが、
昨今起きている医療の問題は
そういった重要な事実よりも
センセーショナルに
取り上げる事のできる事故やミスなどが
あまりにもピックアップされ過ぎているような
気がします。
それはまるで
厚生労働省の政策ミスを国民に
気付かせないようにする為に
メディアが医療現場のあら探しをしている様にも感じます。
私自身は医療者ではありませんので、
医療現場の事はわからない事の方が多いです。
しかし、医療現場の頑張りがなければ
日本の医療はもっと悲惨な事になっていたのではないかと
考えています。
この本は小説だからこその<共感>とか
<思い入れ>ができます。
そして日本の医療の現実と課題、
本当にこれでいいのか?という点が
浮き彫りになってきます。
できれば、
私のように医療者ではない方に
読んで頂きたい良書です。
医療を小説で読むなんて…という
私のくだらないポリシーは
完全に瓦解しました。
今後は、海堂尊さんの本を中心に
ガムシャラに読んでいきたいと思います。
それともう1点。
私はこの本を読みながら
グッとくる場面が数カ所ありました。
つまり涙が溢れた…という意味です。
数日前に東海道線の車内で
涙しながら本を読んでいたのは…
そう私であります(笑)
子供を持つという事。
出産を目の前にするという事。
自分自身、出産に立ち会い、
娘が生まれた瞬間の場にいました。
その時の感動を思い出しましたし、
もしあの時に○○だったら…なんて事を
凄く考えさせられました。
別に医療に関心がなくても、
これから子供を持つ方々にも
是非読んで頂きたい本ですね。
特に若い男性には必読ではないかと思います。
いや~、ホント食わず嫌いって
本当に良くないですね。
海堂尊さんのファンになってしまいました…。
これから他の本も読んでみます。
本当はもっと感じた事が
たくさんあるんですけど、
今後のブログのネタに取っておきます。
乞うご期待という事で…。
それでは、また…。
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