ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

「病院」が東北を救う日

 

おはようございます。

 

医師のキャリアパートナー

転職・開業コンサルタント

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

【 「病院」が東北を救う日 】

北原茂実 講談社+α新書 を読みました。

 

医師キャリア病院東北

 

この本については、

出版記念講演会にも参加した事があり

それについては下記のように

以前ブログに書いております。

 

<医療の守備範囲はどこまでなのか?>

 

まずは目次をご紹介します。

 

はじめに - いま、私たちにできること

第1章 被災地で見た医療の需給ギャップ

第2章 コンクリートの復興に未来はあるか?

第3章 医療による復興支援プロジェクト

第4章 消えた復興、動き始めた復興

終章  国民1人ひとりに残された課題

 

となっています。

 

著者である北原茂実先生は、

医療法人社団KNIの理事長でもあり、

脳神経外科医でもあります。

 

かなり話題になった前の著書も読ませて頂き、

下記のようなブログを書きました。

 

<「病院」がトヨタを超える日>

https://gnet-doctor.com/blog/archives/1051

 

「病院」がトヨタを超える日についても

大変興味深く面白く読ませて頂きましたが、

今回の「病院」が東北を救う日についても

実に勉強になりました。

 

え~、前置きが長くなりましたが、

読後の感想としては

この方やっぱり凄いって所ですね。

 

北原先生の軸は

やはり医師であるという事なのでしょうが、

医師の範疇に収まりきれていません。

 

優秀な官僚でもあり、

有能なビジネスマンでもあります。

 

私ごときが四の五の言うのはおこがましいです。

是非この本を読んでみて下さい。

 

きっと医療者の方は、同調したり、

さらに良いアイデアを持つ事でしょうし、

医療に関心が薄い方でも

充分に学べる内容です。

 

震災についての総括的な意味合いもありますし、

復興プランについても

どのプランよりも優れたものが

書かれているのではないかとも思います。

 

最後に1カ所だけ内容をご紹介します。

 

今、日本では、

大きなパラダイムシフトが起きています。

国を動かすのは政治でも官僚でもなく、

民間です。

民間が動いて、それを政治が追認する。

そうしないと国が持たないところにまできているのです。

 

本当にそうだと思います。

自分自身に何ができるか?何をすべきか?

 

私自身、すごく考えさせられました。

復旧も大切だけど、復興をしていかねばならない。

ホントにその通りだと思います。

 

ただ、元に戻すのではなく、

50年、100年先を考えた

新たな街作り、復興を成し遂げたいですね。

 

お奨め度 ★★★★☆ の良書です。

 

それでは、また…。

 

 

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