おはようございます。
医師のキャリアパートナー
転職・開業コンサルタントの
ジーネット株式会社の小野勝広です。
いやはや熱~い本と出会いました。
「臨3311に乗れ」
大好きな城山三郎さんの本は
未読のものを見つけては
時々読んでいるのですが、
この本も大当たり!です。
ご存知の方も多いかと思いますが、
この本は近畿日本ツーリストの社史と言っても
過言ではないと思います。
タイトルになっている
「臨3311」というのは、
修学旅行用の臨時列車の番号です。
戦後間もない頃、
日本ツーリストという小さな旅行会社を起こし、
後の近畿日本ツーリストへ成長していく様を
その中で働く人たちを通して描いた企業小説です。
これが熱いのなんのって…。
正直、現在で考えたらあり得ない!って事の連続です。
文中でも野武士軍団という言い方をしていますが、
今の時代の野武士ではなく、
ただでさえ野武士的な人が多かったと予想される
戦後間もない頃に野武士と言われた訳ですから、
その程度たるやとんでもないレベルです。
給料は遅配する、女房も駆り出す、
休みなどあってない。
そんな中でも今日より明るい明日を信じて
仕事に邁進する人間達の生き様は
心に訴えてくるものが大きいです。
実際に自分自身が
野武士のような生き方ができるかと問われれば
う~んと悩む所だけど、
1人の人間として、男として、
ビジネスマンとして、
仕事に突進し続ける姿勢は羨ましくもあります。
時代が違う…。
そう思ってしまう事によって
自らの可能性を
自分自身で狭めている人って多いと思うんですね。
もちろん私自身も
そういう部分がなくはないと思うのですが、
それはやっぱりもったいない!
可能性は無限大!
何でもできる!
いつでもできる!
そう考えた方が実現できる事は
とてつもなく多くなる事でしょうね。
モチベーションが
一気に上がってしまう本ですよ~!
開院した当時の心境を思い出したい。
ルーチンになりかけている仕事に
やりがいを持ちたい。
新たな道を模索したい。
そんな方々には思いを固める事ができる
良書だと思います。
さすが城山文学!という
真骨頂の本だと考えます。
「土地も資源もエネルギーもない日本が、
生きていく上に残されているのは、
ある種の創意とともに、
やはり、人間達の情熱、
その熱っぽさ以外にないのではなかろうか。」
ホントその通りだと思います。
事業は人なりですね…。
お奨め度 ★★★★☆ です。
それでは、また…。
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