ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

ナースな言葉 ~こっそり教える看護の極意

 

おはようございます。

 

転職を検討している医師・看護師に

求人しか提供できない紹介会社とは一線を課し、

相談から条件交渉まで一貫してサポートする

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「ナースな言葉 

 ~こっそり教える看護の極意」

集英社文庫 宮子あずさ を読みました。

 

医師看護師転職支援

 

いや~、この本メチャクチャ面白かったです。

 

医療業界を多角的に学びたい私にとっては

やっぱりナースさんの事情や、

何を考えているのかは興味深い訳でありまして、

いつかナースさんの本を…

と思っていたら、この本と出会いました。

 

医療業界では医師の本が圧倒的に多く、

もちろん、そういった本も大変に勉強になるのですが、

現役の看護師さんが医療者向けではなく

一般大衆向けに書いている本というのは

多くないのではないかと思います。

 

この本は日本看護協会出版界が発行する

看護雑誌「ナーシング・トゥデイ」に書いた

内容が元になっているそうです。

 

ですからそもそもは

看護師さん向けの内容であったようですが、

多くの一般の方からの支持を受け、

であれば一般の方にも読んで頂こうと

加筆・大幅修正をしたようです。

 

実際にとても読みやすく、

理解のしやすい本になっています。

 

医療用語などには( )書きで

説明も付けてくれていて大変有難いです。

 

看護師の仕事がどんなものか、

なかなか我々一般人には掴めないのが

実情ではありますが、

その背後でどれだけ苦労しているかが

この本を読むと理解できます。

 

業界用語がわからないながらも

一生懸命仕事をしている内に

段々と理解してきて

仕事もスムーズになっていくという話し、

看護とは何なのか、看護師不足問題、

医療現場で何が起きているのか、など、

こんな事が学べます。

 

この本は2005年に発行されており、

さらに進化した医療も現在ではあるでしょうし、

より深刻度合いを増した問題もあるでしょう。

 

そんな中でも色褪せない

看護師の心構えや働きぶりが

よく書かれた本だと思います。

 

看護という分野は幅が広いんですよね。

 

医療だけでなく、

それこそ人と人のコミュニケーションの部分が

すごく求められるんですね。

 

昨今、医療に求められるものが多様化し、

かつ高度化している中で、

看護師さんの役割って

益々重要になってきていると思います。

 

またチーム医療が推進されていく中で

看護師さんの重要性は高まっていくのでしょう。

 

普段医師とのやり取りが多い私だけに、

医師を理解する為には看護師も理解する

必要があると考えていましたが、

そういった角度からも

これから益々学んでいきたいと思いました。

 

お奨め度 ★★★★☆ の良書です。

 

それでは、また…。

 

 

医師キャリア相談

 

ジーネットの他の情報提供サイトもご覧下さい!>

ジーネット株式会社コーポレートサイト

医師向け情報サイト 医療ビジネス健全化協議会<IBIKEN>

ジーネット㈱ 小野勝広 公式twitterアカウント

ジーネット㈱ 公式facebookページ

 

いいね!と思ったら下記もポチ!

          にほんブログ村 転職キャリアブログへ

 

診療圏調査バナー