おはようございます。
転職を検討している医師・看護師に
キャリアプランを提供している
ジーネット株式会社の小野勝広です。
「凡人が一流になるルール」
齋藤孝 PHP新書 を読みました。
まずは目次からお知らせします。
第1章 エジソンルール
第2章 カーネギールール
第3章 渋澤栄一ルール
第4章 豊田佐吉ルール
第5章 小林一三ルール
第6章 フォードルール
となっています。
つまりこの6人の偉人達から学ぶ事で、
凡人が一流に近付く為のエッセンスを得よう
コンセプトで書かれた本です。
シンプルですね(笑)
凡人なんて言葉を使うと優秀な方は
自分は凡人ではない…なんて
お考えになってしまうかもしれませんが、
実際に凡人かどうかではなく、
一旦謙虚に自身を凡人と位置づけると
そこからは相当の学びがあるのではないかと思います。
事実、この6名は
偉人中の偉人と言っても
過言ではないと思うんですね。
どんな優秀な方でも学ぶ所はあると思います。
著者も、
「この6人は皆、
近現代社会がまだ荒削りな時代に生きた。
いわば鉄の時代の偉人だ。それだけに、
まっすぐな精神と手づくりの良さを人生全体
から感じ取ることができる。今回あえてルール
化を行ったのは、偉人を肌で感じ、自分の身の
内側に入れて欲しいからだ。」
とまえがきで述べています。
実際に私自身が読んでみて、
それぞれの方から
それぞれの学びを得る事ができたと感じています。
エジソンからは、
「常識を打ち破る為に常識を知る」というのが
いいなあと思いました。
若かりし頃はブレークスルーできない事を
他者の責任にしてしまっていましたが、
やはりまずは社会の常識を確実に知る事が大事ですもんね。
カーネギーからは、
「どんな案件でも1分以内に決断を下す」という
決断の大切さ。
渋沢栄一からは、
「事前にしっかりと手続きを行う」という
手順や手続きの大切さ。
豊田佐吉からは、
「俗業はあくまでも俗業と割り切る」として、
本業と俗業の区分けや役割を学びました。
小林一三からは、
「好機が来るまでじっと我慢する」として、
待つ事、耐える事の意義を。
フォードからは、
「変化自体を習慣化する」として、
変化を恐れないどころか、
変化をごく普通の事として受け入れる事の大切さを。
書こうと思えばまだまだ書けるのですが、
まあこの辺で…。
いや~、
実に学ぶ事の多かった本でした。
私自身は正真正銘の凡人ですから、
素直に受け入れる事ができたのかもしえませんが、
偉人から学ぶという事は
歴史から学ぶという事でもあり、
それを現在の自分自身に取り入れる事で
新たな自分と出会え、
新たな展開を生み出す
原動力にもなるのではないかとも思います。
お奨め度 ★★★★☆ の良書でした。
それでは、また…。
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