ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

チーズは探すな!

 

おはようございます。

 

転職を検討している医師・看護師に

キャリアプランを提供している

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「チーズは探すな!」

ディスカバー ディーバック・マルホトラ

を読みました。

 

医師キャリア探すな

 

ご存知の方も多いかと思いますが、

世界で2400万部も売れた

チーズはどこへ消えた?」の続編です。

 

とても気軽に読める本ですし、

ページ数も110ページ程度ですから、

読書が苦手な人にもお奨めできる本です。

 

著者は、

前作「チーズはどこへ消えた?」に対する反論でもあり、

拡大した本でもあると言い、

あの本のメッセージが間違っていたのか?

不十分であるのか?という問いにも

その両方だと答えています。

 

とてつもなく売れた本な訳ですから、

きっと肯定も否定も様々な意見が出たのでしょうね。

 

そして著者としては、

どうしても納得できない否定があり、

それに対しての反論をしたくて

続編を書いたのではないかというように

私は捉えました。

 

内容ですが、

あまりにも気軽に読める本だけに、

読む事を優先して進めてしまうと、

この本の深い部分に気付く事ができないと思います。

 

できるだけゆっくりと、

考えながら読む事をお奨めします。

 

前作が

「成功や幸福を手にするには、

変化に順応する事が大切だ」という事を

テーマに書かれていましたが、

今作では変化に順応した後の考え方を

書いたように思いました。

 

この考え方の部分は敢えて伏せておきますが、

この本は下記のような人々や

会社の為に書かれているそうです。

 

・現状に行き詰まりを感じている人々や会社。

 

・必死に努力し、

 おそらく生活や仕事で成功しているにもかかわらず、

 自分のやっていることに

 何の意味も満足感も見いだせずにいる人々。

 

・自ら選んだわけではないゲームを

(たぶんとてもじょうずに)こなしている人々。

 

・「ただ古いやり方を変えるだけでなく、

 それらを考え直すことこそ成功の前提だ」

 と考えている人々。

 

・今後の生活で自分にできること、

 すべきことを考えるためのひらめきを求めている人々。

 

この本はビジネス書という範疇に入っているようですが、

私は単にビジネスだけでなく、

考え方や生き方という

ある種の哲学的な内容が含まれていると考えています。

 

哲学書は非常に難解なものが多く、

読書好きの私ですら

なかなか読もうと思わないのですが、

しかし哲学を学ぶ事は

自分の考え方や生き方に大きな影響を与えるでしょうから、

とても大切だと考えてます。

 

という私と似たような方は

哲学的にこの本を読まれてみても

面白いのではないかと思います。

 

いやビジネスってのは哲学があってこそ…

なんて言い方もできるかもしれませんしね。

 

いろいろ気付きのある本でした。

お奨め度 ★★★☆☆ です。

 

それでは、また…。

 

 

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