ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

JAPANサッカーに明日はあるか

 

おはようございます。

 

医師、看護師の人生の転機でお役に立つ

転職・開業コンサルタント

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「JAPANサッカーに明日はあるか」

熊崎 敬 文春文庫 を読みました。

 

医師キャリア明日

 

いや~、サッカー好きには

たまらんタイトルですね(笑)

 

著者の熊崎さんの事は

詳しくは存じ上げないものの

新進気鋭のサッカージャーナリストという

イメージです。

 

2010年5月に発行された本ですが、

興味深いタイトル、

これからが楽しみなジャーナリスト、という事で

楽しみに読んでみました。

 

まずは目次ですが、

 

第1章 南アフリカの日本代表

・ここがJAPANサッカーの分水嶺になる

・「ワールドカップベスト4進出」ということの意味

・日本代表を日本化させるとどうなるのか?

・情報に惑わされてはいけない。

 ピッチに立つ人間の正体を知ることが重要なのだ

・代表チームというより、岡田監督のクラブチーム

 

第2章 JAPANサッカーの今日と明日

・サッカーから日本が見える

・スペインサッカーとのパートナーシップ協定で

 メッシが生まれるか?

・カタカナ言葉が日本のサッカーをダメにする

・鹿島は勝たなくてはならない

・Jリーグの出世頭は出すぎた杭?

・Jを目指す地域リーグの挑戦

・独断で選んだJリーグのベストイレブン

・「坊主頭が蹴って走るサッカー」は時代遅れ?

・スポーツ新聞は中立なのか?

・サッカーは人生を懸ける価値がある、

 素晴らしい遊びなのだ

・「日韓定期戦」復活待望論

・大学で学びながら選手としての実力を蓄える

・もうボールは要らない

中村俊輔は日本が生んだ芸術品だけど…

・で、ポスト岡田はどうなる?

日本サッカーの歩み(1991年以降)

日本代表FIFAワールドカップ戦績

(1993年以降)

 

となっております。

 

感想ですが、第1章に関しては

南アフリカワールドカップ前という事で、

かなり岡田前監督の批判をしています。

 

内容は建設的な批判もあるものの

結果が出ている今となっては

筋違いな批判もあり、

ちょっと苦しい感じがしました。

 

これは期待外れかなと思いきや、

第2章は実に面白かったです。

 

目次からもある程度想像はできるかもしれませんが、

日本サッカーに対する問題提起や

現状分析はなかなか鋭いと思いました。

 

まだサッカージャーナリストとして

名前を売っている段階の著者ですから、

若干拙い部分はあるものの、

私は非常に面白く読めました。

 

特に、

<「坊主頭が蹴って走るサッカー」は時代遅れ?>と、

<もうボールは要らない>については

かなり真剣に考えるべき

問題提起のように感じました。

 

どんなスポーツでもそうかもしれませんが、

国民性が勝ち負けを左右する事は多いと思うんです。

 

良い方に出れば勝つ、

悪い方に出れば負ける…。

 

わかっちゃいるけど

止められない的な要素かもしれませんが、

少なくとも

把握はしておくべき事なんだろうなあとも思います。

 

その為には日本サッカーが抱える問題と国民性は

解決の為の根源は似た所にあるとも感じるので、

単にサッカーだけの問題ではなく、

未来をより良くする為には客観性を持って、

冷静な議論が必要なんだろうなと思いました。

 

ざっと読めてしまう本ですが、

私は個人的にこの著者の他の本も読んでみたくなりました。

 

お奨め度 ★★★★☆ と致します。

 

それでは、また…。

 

 

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