ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

医者になる人に知っておいて欲しいこと

 

おはようございます。

 

医師、看護師の人生の転機でお役に立つ

転職・開業コンサルタント

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「医者になる人に知っておいて欲しいこと」

渡邊 剛 PHP新書 を読みました。

 

医者院なる人に知っておいてほしい

 

まずは目次からご紹介します。

 

第1章 どんな医者をめざしますか?

第2章 人生を左右する医学部選び

第3章 超一流の医者をめざせ!

第4章 世界を見据えた医者に

第5章 未来の医療をつくる

第6章 2040年の医療はどうなっているか

終章 「未来の医者」を育てる

 

となっています。

 

タイトルから想像していましたが、

私のような仕事をしている人間には

非常に勉強になる本でした。

 

医師との関わりが多い仕事をしている方にとっては

必読の書ではないでしょうか。

 

また、部下や後輩の医師に

指導・教育をしている先生や

若手の医師に成長して頂く為に

試行錯誤している先生にも

気付きが得られる本ではないかとも思います。

 

そもそもは、

これから医師を志す子供達、

またその親御さんに向けて書いた本ではありますが、

その意味でもわかりやすく

参考になるとは思いますが、

そこに留まらず

広く医師の人生を理解する為に学べる本になっています。

 

医師の世界に限った話しではありませんが、

いつの世でもジェネレーションギャップというのは

いつの間にか存在してしまうもので、

それに制度の変更などが加われば

気質のようなものも変わってしまうものですよね。

 

わかっているようでわかっていない。

頭では理解はできるけど

本当の所までは理解できない。

 

こういったケースって多いと思うんです。

 

そのギャップを埋めるきっかけに

この本はなるような気がしました。

 

様々な年代の医師から

ご相談を受ける私にとっては、

なぜそういう悩みを持つのか?

どうしてそうせざるを得ないのか?

そんな部分が垣間見えて、

とても良い学びを得る事ができました。

 

実は私の娘も時々大きくなったら

お医者さんになるとか、

歯医者さんになるなどと言う事があります。

 

まあ、これはまだ3歳児の戯言のレベルではありますが、

もし万が一もう少し大きくなって

具体的な夢として語る時が来たら、

きっとこの本は参考になると思います。

 

ただ、著者が心臓外科医であり、

若干外科に片寄っている部分がありますので、

他科の先生は

違和感を感じる部分もあるかもしれません。

 

ですが医師を目指す方や、

これからどういう医師になるべきかに悩む

若手の医師にも参考になる本だと思います。

 

やっぱり志ですよね~。

 

単に勉強ができるとか、

安定した職業だからとか、

収入が良さそうだという事で医師を選ぶのではなく、

1人でも多くの患者を救いたいとか、

苦しんでいる患者を助けたいとか、

そういう思いがないと

厳しい医師の世界で生きていくのは

大変なんだと思います。

 

これは、どんな職業だって同じかもしれませんが、

生死に関わる医師の世界は、

より志というものが大切な気がします。

 

そんな事を再確認できた良書でした。

 

お奨め度 ★★★★☆ とさせて頂きます。

 

それでは、また…。

 

 

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