おはようございます。
医師、看護師の人生の転機でお役に立つ
転職・開業コンサルタントの
ジーネット株式会社の小野勝広です。
「なぜ日本人は落合博満が嫌いか？」
角川oneテーマ２１ テリー伊藤 を読みました。
２０１０年５月に発行されたこの本…。
実は前々から気にはなっていたのです。
ですが、著者がテリー伊藤さんという事で、
ん～、どうなんだろうなあ？
巨人ファンで知られる彼ではありますが、
それほど野球に詳しいとは思えないし、
落合博満を語るには
役不足なのではないかなと思っており、
躊躇していたんです。
いやはや見くびっておりました。
実に面白い本でした。
まずは目次からですが…
第１章 なぜ私は落合博満を称賛するのか？
第２章 落合の非常識革命
第３章 なぜ日本人は落合博満が嫌いなのか？
第４章 「落合力」が日本を救う
第６章 落合よ、永遠なれ！
となっています。
選手としては３度の三冠王を獲得し、
初の１億円プレーヤーであり、
引退後中日ドラゴンズの監督としても
大した補強をせずして、
３度の日本シリーズ出場、日本一１回と
歴代の名監督に匹敵する成績を上げています。
その割りには世間からは高い評価を受ける事なく、
どちらかと言えば多くの人に嫌われている。
といった事を前提に、
テリー伊藤さんが知る
落合博満の本当の姿を存分に教えてくれ、
なぜ落合博満を評価すべきなのか？を
明確に語ってくれています。
中にはその論理展開は無理があるんじゃね？と
思う箇所もなきにしもあらずですが、
テリー伊藤さんらしく芸能界を例にしたり、
かなりわかりやすく自身の主張を述べています。
そのすべてに納得！という訳ではないですが、
あながち、おかしな事を述べている訳ではなく、
なるほど、ふむふむと気軽に読めて、
最後には確かにそうだよな～と
不思議と頷かされてしまいます。
そもそも私は落合博満という人間は
かなり好きな選手でしたし、
監督としても評価していましたし、
人間性も結構好きでありました。
昔、知人が
落合博満とお会いした時の話しなどを聞いても、
世間が持っているイメージと
本当の落合博満は全く違うという事も知っていたので、
テリー伊藤さんの論調を
受け入れる素地があったのかもしれませんが、
それを割り引いても、
日本の為に、日本球界の為に、
落合博満という人間を
もっと大切にすべきではないかと思います。
落合博満が
中日の監督を辞めた昨年は巨人の独走を許し、
中日自体も何ら注目に値する事はありませんでした。
これも落合博満の偉大さを
示すのではないかとも思うんです。
少しでも落合博満に興味がある方には
必見の書ではないかと思います。
お奨め度は ★★★★☆ とさせて頂きます。
私自身、落合博満に対する関心が高まりました。
その内、落合博満自身が書いた本も
読んでみようと思います。
それでは、また…。
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