おはようございます。
医師、看護師の人生の転機でお役に立つ
転職コンサルタント歴13年の
ジーネット株式会社の小野勝広です。
「サッカー日本代表システム進化論」
まずは目次からご紹介します。
第1章 ワールドカップまで遠かった
”あと1歩”(1984~1985)
第2章 フル代表、最後の五輪への挑戦
(1986~1987)
第3章 若手の抜擢と3-5-2
(1988~1991)
第4章 ハンス・オフトの夜明け
(1992~1993)
第5章 モダンサッカー
(1994~1997)
第6章 ワールドカップの洗礼
(1997~1998)
第7章 ベスト16への冒険
(1998~2002)
第8章 ジーコ監督と断層
(2002~2006)
第9章 日本化
(2006~2007)
第10章 南アフリカに挑む
(2007~2010)
さて、ブラジルワールドカップ出場を決めて、
勢い込んでコンフェデレーションズカップに行ったものの、
残念ながら「惨敗」と言ってもいいような
結果になってしまいました。
私個人的にはこれもいい経験ですし
むしろワールドカップまで
順調過ぎるのも良くないと思ってますので、
これでいいと思っておりますが、
日本代表に対して「大丈夫かな?」とか、
「やっぱり世界では通用しないのかな?」と
懐疑的な見方やガッカリしている方も
いらっしゃるのではないかと思います。
そんな方にお薦めしたいのが本書です。
何てたって日本代表が弱かった頃からの
歴史がここにありますから。
システム論が中心ではありますが、
サッカージャーナリストとしては
老舗の部類に入る西部謙司氏が、
非常にわかりやすく、
かつ読み応えのある内容に仕上げてくれています。
「サッカーが進化するのではなく、
サッカーをする人間が進化するのだ」
これは78年ワールドカップで
アルゼンチンに初優勝をもたらした
メノッティ監督の言葉だそうですが、
今の日本代表も
4-2-3-1がいいのか?
ザックの代名詞3-4-3がいいのか?
はたまた他のシステムを
取るべきかなどと言われていますが、
システムは外野である私のような人間が
サッカーを語る為に必要なだけで、
選手たちにとっては
あまり関係ないのでしょう。
私は、選手を型にはめた
トルシェ監督のサッカーは好きでなかったですが、
この本を読むと良い点や
必要であった点も理解できます。
逆に自由を与えすぎて
結果を残せなかったジーコ監督にも
ガッカリしていましたが、
これも時代の流れとして
必要だったのかなと今では思います。
そういった歴代の代表について
詳しく書かれており、
その時代時代で思う事があり、
今の日本代表も数年後には歴史の一部になる訳で、
コンフェデで結果を残せなかった代表に、
もう1度夢を託したい気分になる本でした。
お奨め度は ★★★★☆ と致します。
それでは、また…。
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