おはようございます。
医師、看護師の人生の転機でお役に立つ
転職コンサルタント歴13年の
ジーネット株式会社の小野勝広です。
「からだに、ありがとう
１億人のため の健康学講座」
伊藤 裕 やく みつる を読みました。
専門的な難しい話しを
どれだけ簡単に披露できるか？
いつの世も、
様々な方がチャレンジしていますが、
なかなか上手く行かないものではないでしょうか。
この本は、対談という手法を使い、
しかも、慶應義塾大学の医学部教授と
漫画家であるやくみつる氏という
異色のコラボで
医学をわかりやすく伝えようとしています。
最近は、やく氏も漫画家という顔だけでなく、
クイズ番組などで知的かつ博学な人物として
浸透してきていますので
人選として興味深いと思い、
この本を手に取ってみました。
結果としては、
やく氏がかなり難しい話しを理解できてしまうので、
簡単に伝えようとはしているものの、
かなり難しい話しに
なってしまっているように感じました（苦笑）
ただ、難しくて読む気がしない…なんて事はなく、
結構読めます。
これは伊藤教授、
やく氏ともに関西弁を使っており、
難しい話題も何となく
親しみやすく感じる事ができる点、
また、伊藤教授の例え話が非常にわかりやすく、
わかった気にさせてくれる点、
この２点が
この本を読みやすくしてくれているのだと思いました。
最後に目次をご紹介します。
第一章 ホルモンの話
第二章 脳の話
第三章 免疫の話
第四章 消化・吸収、そして排便・排尿の話
第五章 骨の話
第六章 ミトコンドリア健康法
となっています。
おそらく難しい事を書こうと思えば
相当に難解になりそうな話題なんです。
でも、私ごときでも
わかったような気にさせられますし、
人間の身体の事を
素朴に興味を抱かせられるように
書かれておりますので、
かなり万人向けの本であると言えるかと思います。
もう純粋に、
人の身体に関心のある方や
健康に興味のある方、
医学を学びたい方などは、
その知識がどうこうではなく、
面白く読めるのではないでしょうか。
お奨め度は ★★★★☆ と致します。
巷には医療や医学を否定的に見る本などが
流行っています。
そういった本が間違っているとは思いませんし、
ある部分では非常に重要な
問題提起をしているケースもあるのだとは思います。
ですが、人の身体は
もっと純粋かつ素朴に関心を持った方が
結果的に正解に
近付けるのではないかとも思えるのですね。
この本はそんな事を考えさせられる、
とてもピュアな本に感じました。
伊藤教授、やく氏のやり取りが、
かなり面白かったです。
それでは、また…。
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