おはようございます。
医師の転職、開業の情報提供をしている
医師転職相談センターの運営企業、
ジーネット株式会社の小野勝広です。
「変われない組織は亡びる」
ってか、何でこの２人が共著するの？ってのが
この本を手に取った最大の理由です。
スポーツジャーナリストと保守政治家。
よくわかりません（笑）。
どうやら河野氏は
湘南ベルマーレの会長をしていた（今も？）ようですので、
その際にでも二宮氏と出会ったのかもしれませんね。
私は、政治家としての河野太郎は
割と好きでありまして、
自民党の中でも
より重要なポジションで仕事をして欲しいなと
思っております。
また二宮清純氏の著者や
コラムも結構好きでありまして、
結構本質を突く鋭い方だと評価をしています。
なので、なぜこの２人が？と思いつつも、
この２人の共著であれば
読んでみたいと思った次第です。
そしてこのタイトル…。
「変われない組織は亡びる」
二宮氏は様々なスポーツクラブの事を
書いているのかと思いきや、
残念ながら本書は
河野氏の主張を二宮氏が吸い上げる感じで、
まあ河野氏の政策や
考えを広める為の本になってしまっていますね。
河野氏を評価している人は面白く読めますが、
そうでない方は今イチかもしれません。
まあ私は楽しめたんですが…、
もう少し組織論について
書かれているかと期待をしていたのですが、
それは裏切られてしまいました。
政治の本だと
最初からわかっていれば
それなりに楽しめたのでしょうが、
スポーツや組織という期待をしてしまうと
がっかりしちゃいますね。
とは言え、
お堅い話しではなく、
かなりざっくばらんな内容ですので、
気軽に楽しめます。
また河野氏らしい
自分の所属する自民党への批判や、
国会の非常識な
常識などをあぶり出している部分などは
読み応えがありました。
最後に目次をご紹介します。
第１章 変われない組織では、
何が起こっているか
第２章 ルールとは何か
―決めごとを変えられない日本人
第３章 「共存共貧」で縮んでいく日本
第４章 民主政治の崩壊過程
第５章 個人の戦いが組織を変える
第６章 野党力－負けと向き合う力
となっています。
本書が書かれたのは
自民党が野党であった2010年7月です。
今の自民党を見ると
野党時代の反省は
どこ行ったんだろう…と情けなくなりますが、
期待を持ってしまうのは
なぜなんだろうなあ。
私がおかしいのかな～なんて思いつつも、
もしテレビなどで
河野太郎を面白い政治家だと思われる方がいらっしゃれば、
この本を読むと宜しいのではないかと思います。
おススメ度は ★★★☆☆ と致します。
それでは、また…。
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