ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

東大病院研修医 駆け出し女医の激闘日記

 

おはようございます。

 

なぜか女医さんからのご相談も多く、

女医さんから女医さんをご紹介頂く事も結構多い

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

プライベートではモテませんが、

仕事ではモテます(笑)。

 

「東大病院研修医 駆け出し女医の激闘日記」

安川 佳美 中央公論新著 を読みました。

 

医師 女医 研修医 悩み

 

どんな名著でも

賛否両論というのは

あるものだと思ってます。

 

本書はネット上では

かなり批判を浴びているようですね。

 

まあ研修医時代を面白おかしくと言うか、

ご自身が感じた事、

思った事をありのままに書かれていますから、

患者側に立てば

一部で不謹慎な!という心境になっても

おかしくはないと思います。

 

ちなみに本書は、

出版社のサイトでは

このように紹介されています。

 

「診察、手術、救急外来、

 さらに月に何度かは四〇時間も

 当直をはさんで勤務がつづくことも

 ある医療の現場――

 多忙を極める激務の日々を、

 大学病院の最下層とも言える研修医が、

 病院内の恋愛も含めたさまざまな人間模様、

 休日の過ごし方、

 出向先の地域医療の現状などもからめて

 臨場感豊かにつづる。

 

『東大脳の作り方』

『東大医学部――医者はこうして作られる』につづく

 東大3部作完結編。

 若き女医は悩み、奔走する。」

 

確かにこの通りの内容ですし、

読む方の目的によっては非常に面白いですし、

中には憤慨する方も

いらっしゃるのではないかとも思います。

 

ちなみに私は非常に面白く読めました。

 

研修医とひと言で言っても、

臨床研修制度が変わる前と、変わった後では

かなりの差異があるのでしょう。

 

本書は変わった後の話しであり、

研修医時代をドクター達が

どのように過ごしてきたのかを知るには

格好の材料となってくれたのではないかと思います。

 

その一方で、

この表現は患者側の反発を生むのではないか?とか、

ご自身の進んだ以外の診療科目について

そんな事まで書かなくていいのに…という

箇所があったのは事実です。

 

その意味では万人向けではないものの

ごく一部の方には大変面白く読めるという、

まあ問題作とも言えるのではないかと思いました。

 

最後に目次をご紹介します。

 

第1章 駆け出し研修医時代

第2章 精神科

第3章 産婦人科

第4章 救急部

第5章 地域医療

第6章 耳鼻咽喉科

第7章 第一外科(大腸肛門外科)

第8章 形成外科

第9章 第三外科

   (胃食道外科・乳腺内分泌外科)

 

となっています。

 

おススメ度は ★★★☆☆ と致します。

 

昔を懐かしんだり、

昨今の研修医事情を知りたいドクターには

楽しめる本ではないかと思います。

 

ただ一般の方は

読まない方がいいかなとも思います。

 

まあそれでも読みたい方は

単純に楽しむくらいの思いで、

読むといいかもしれません。

 

それでは、また…。

 

 

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