おはようございます。
医療崩壊と叫ばれる昨今、
最前線の現場で奮闘する医師、看護師の支えになりたい
ジーネット株式会社の小野勝広です。
「医師崩壊」
杉田 雄二 経営者新書 を読みました。
え!医療崩壊ではなく、
医師崩壊なの?と
タイトルが気になって読み始めた本です。
まあ正直なところ
医療崩壊に関する本は何冊も読んできて、
若干食傷気味な所があるのは事実なのですが、
だからと言って医師を崩壊させちゃうの?という
素朴な疑問が本書を手に取ってしまった理由のひとつです。
それと著者が私と同業である
メディカル・ステージ社の代表取締役でもあり、
さてお手並み拝見…と思った事もあります。
まずは目次からご紹介します。
第1章 勤務医の5割が過労死予備軍
第2章 心も身体も壊れていく医師たち
第3章 医師の心と体を守るマネジメント
第4章 医師を健康にできなければ、
患者を健康にできない
となっています。
えっと、正直な感想を述べますと、
意外とまともな事が書かれているなとは思いました。
ただ何か特別に感銘を受けたとか、
医師のために
これだけは紹介しておきたいという文章があったとか、
斬新な発想やアイデアがあった…という部分は
残念ながらなかったですかね。
アマゾンでもレビューが1件も書かれておらず、
読み物としては
今ひとつと言わざるを得ないのかなと思いました。
ただ、医師が健康であらねば
患者も健康になれないという箇所は
確かにそうだよねと思いますし、
労働条件を良くする事は
今後の医療業界全般において
課題になってくる事は間違いないと思いますので、
その点で医療機関に対してしている提言は
頷ける部分はありました。
医師が読む本と言うよりは、
医療機関の経営者であったり、
事務方が読む本かなと感じました。
おススメ度は ★★★☆☆ と致します。
決して悪い本だとは思わないですが、
まずタイトルが残念です。
医師崩壊な~んて
センセーショナルなものを
選んではいけないと思いました。
タイトル負けしちゃいますよね。
内容は誠実で、真摯で、
ポジショニングも悪くはなく、
中立的に書かれているだけに
とても残念に思いました。
それでは、また…。
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