おはようございます。
良い医師、看護師を
良い医療機関にお繋ぎする事を徹底したい
ジーネット株式会社の小野勝広です。
<「町医者」だからできること
患者さんに寄り添う医療>
田村 豊 学研マーケティング社 を読みました。
まずは目次からご紹介します。
第1章 病院ぎらいのおばあちゃん
第2章 豊かな最期の時間を
第3章 患者さんのデザインした最期に応じて
第4章 なぜ、在宅ターミナル・ケアか
第5章 柳澤桂子さんの「認められぬ病」
第6章 凡人としての先駆者になろう
第7章 チーム医療と大型クリニック
と、このようになっています。
第1章から第5章までは、
著者が訪問診療の現場で見てきたトピックス。
当たり前の話しですが、
非常にリアルで、
もし自分の家族がこうだったら…と
非常に考えさせられました。
これは物語ではなく、
現実な訳で、
誰にでも似たような事が
訪れる可能性があるんですよね。
私は、良い医療を受ける事ができるかどうかという事には、
患者自身やその家族に
覚悟や知恵があるかも問われていると思うんです。
その為に、医療というものの本質を学んだり、
生死というものを
真剣に考えておく
必要があるのではないかと思うんですよね。
でも、一般人が
そこまで考えておくというのは
実に難しいとも思います。
それを一緒に考えてくれるのが…
町医者
ではないでしょうか?
著者は、大学法学部を卒業し、
石油会社に就職。
その後、一念発起して医学部に入り直し、
医師になったという経歴を持っています。
医師を目指したのは、
町医者になりたかったから…。
とは言え、医学部卒業後は徳洲会病院、
有名な病院で学び、独立開業。
ご自身のクリニックは、
町医者の範疇を超えたような
大きな展開を見せていますが、
これは時代の流れに合わせた、
著者なりの町医者の未来像、
そして患者のニーズを
町医者の視点で吸い上げた結果なのだと思われます。
本書は1人の医師としての生き様が
赤裸々に書かれており、
そして本当の意味での患者に寄り添う医療とは何ぞや?
という大原則に対する著者の挑戦のように感じました。
読後、素直に著者を応援したくなりましたし、
何かお役に立てる事もあるのではないかと
つい仕事にも結び付けて考えてしまいました。
おススメ度は ★★★★☆ と致します。
大学病院の外来部門を
そっくりクリニックに持ってきたような…。
著者が展開するクリニックは、
そんな感じのようです。
非常に興味深く感じますし、
実はつい先日こちらのクリニックを
見学させて頂いたのですが、
感じるものが多々ありました。
もし本書を読んで、
著者と一緒に仕事をしてみたいという
ドクターがいらっしゃいましたら、
どうぞ下記よりお問い合わせ下さい。
それでは、また…。
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