おはようございます。
医師、看護師の転職を
求職者側の視点だけではなく、
求人側の視点も持ち、
両者の喜びを目指してＣＳマインド満載で
日々の仕事に取り組む医師転職相談センター
ジーネット株式会社の小野勝広です。
『「欲望」のマーケティング
絞り込む、巻き込む、揺り動かす』
山本 由樹 ディスカバー携書 を読みました。
う～ん、実に評価の難しい本です。
正直申し上げて、
読み終えた後に………………と、
どうもスッキリしない感があったんですね。
他の人はどう思ったんだろう…と
アマゾンのレビューをチェックしてしまいました。
私はそれなりの読書家だと思いますし、
こうしてブログに書評を書いておりますが、
あくまでも自分の思った事を
素直に書いているだけです。
他の人の感想が気になったのは、
初めてです。
すると、やはり賛否両論でした。
特に低評価の方は、
かなり厳しい辛辣な意見を述べていました。
そこまで酷いとは思いませんでしたが、
高評価を与えている人の感想には
違和感があるのも確かです。
私はマーケティングの本は
勉強の為に時々読むんですね。
今までも何冊かご紹介してきましたが、
結構当たりが多かったと記憶しています。
しかし、本書から受ける
このスッキリしない感は
一体なんなんだろう？
ひと言で表すなら、
本書は、
美魔女ブームを作った
「STORY」「美ST」編集長の書いた
マーケティング本…となりますが、
ハッキリ言ってしまうと浅いんです。。。
薄いとか、甘いとか、
まあ言葉は何でもいいのですが、
マーケティングの本質からは
ほど遠いように感じました。
だからこそ「欲望」なのでしょうが、
果たして欲望でマーケティングしていいんだろうか？
公序良俗という意味で、
それは社会全般にとって
良い事なのだろうか？
社会をミスリードしていく
可能性もあるのではないだろうか？
そんな事を考えてしまいました。
実際に、きれいになって
不倫に成功した女性の事が書かれておりますが、
これは果たして成功事例なのでしょうか？
個人ベースで考えるなら、
それで良いですが、
こうして世に広く出回る書籍に載せる
トピックスではないと思うんですね。
マーケティングの手法、技術、知識としては
ちょっと浅いですし、
不道徳な記述もありますし、
著者の成功を自慢したいだけなのかな？なんて、
揶揄したくなってしまいます。
おススメ度は ★★☆☆☆ と致します。
私の採点ってかなり甘めだと思いますし、
三ツ星以下を付ける事はそうありませんので、
逆の意味で価値がありますね。
美魔女好きには
バックボーンがわかって面白いかもしれませんが、
そうでない人や、
本気でマーケティングを学ぼうとしている人には
おススメできません。
ざ～と読了してしまったものの、
少しだけ時間とお金を返せ…と思っちゃいました…。
それでは、また…。
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