おはようございます。
医師の人生設計、キャリアプランニングを
オーダーメードで丁寧に一緒に考えていく
ジーネット株式会社の小野勝広です。
「人間にとって成熟とは何か」
曽野 綾子 幻冬舎新書 を読みました。
曽野綾子さんの著書は2冊めです。
前回読んだ↓も大変に素晴らしい内容でしたが、
今回も良かったですよ~。
何てたって
「人間にとっての成熟」ですからね。
正直、私自身も自分が成熟しているのか…
よくわかりませんし、
自分が子供の頃に思い描いていた47歳ってのは
こんなもんだったかな…とも思ってしまいます。
そもそも人が成熟するとは
どんな状態を指すのか、
人は成熟できるのか?すべきなのか?
成熟した人ってどんな人なのだろうか?
考えてみると
いろいろ思う事が出てきます。
本書はまさに人間の成熟について
著者なりの考えを述べてくれています。
そしてそれが面白い…。
目次をご紹介しますと…。
第1話 正しいことだけをして生きることはできない
第2話 「努力でも解決できないことがある」と知る
第3話 「もっと尊敬されたい」という思いが
自分も他人も不幸にする
第4話 身内を大切にし続けることができるか
第5話 他愛のない会話に幸せはひそんでいる
第6話 「権利を使うのは当然」とは考えない
第7話 品がある人に共通すること
第8話 「問題だらけなのが人生」とわきまえる
第9話 「自分さえよければいい」という思いが
未熟な大人を作る
第10話 辛くて頑張れない時は誰にでもある
第11話 沈黙と会話を使い分ける
第12話 「うまみのある大人」は敵を作らない
第13話 存在感をはっきりさせるために服を着る
第14話 自分を見失わずにいるためには
第15話 他人を理解することはできない
第16話 甘やかされて得することは何もない
第17話 人はどのように自分の人生を決めるのか
第18話 不純な人間の本質を理解する
いかがでしょうか?
この目次だけで興味が湧いてきませんか?
ある種の悟り、達観…。
人間の成熟にはそういうものが必要なんだな。
でも具体的には…という部分が
書かれているのが本書であります。
あくまでも著者の世界観の中から
経験や人を通して感じた事を述べておりますので
誰しもが納得できるものではないかもしれません。
ただ私自身はかなり腑に落ちる部分が多かったですし、
著者が思う成熟を通して
それは共感できるとか、
いやそれだけではなくこういったケースはどうだとか、
自分ならこう考えるとか、
新たに自分の思考が深まるきっかけがありました。
その意味では本書を通じて、
自分自身を成熟させることができたり、
他者に対しての見方を変えてみたり、
もう1歩先に行けるような感覚と言うのでしょうか、
非常に参考、そして刺激になる1冊でした。
おススメ度は ★★★★☆ と致します。
自分を成熟させたい。
人としてもうワンランク上の世界に行きたい。
そんな方にはおススメです。
それでは、また…。
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