ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

もう国家はいらない

 

おはようございます。

 

医師に転職や開業の有益な情報提供をしている

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「もう国家はいらない」

堀江 貴文 田原 総一朗 ポプラ新書 を読みました。

 

医師キャリア国家

 

堀江貴文…。

不思議な人ですね~。

 

正直、私は好き嫌いで言えば

彼が好きではありません。

 

ですが、彼の発言や考え方には

他の方にはない独自性や刺激が

満ち溢れているように思います。

 

だからあんまり好きではないんですが、

コラムや発言には注目をしています。

 

本書は「国家はいらない」と

これまた堀江氏らしい極論がテーマで

田原総一朗氏との対談という事もあり、

思わず手に取ってしまった次第です。

 

読後の正直な感想は、

これはまた賛否両論なんだろうなあ…と。

 

面白みを感じる方もいれば、

嫌悪感を抱く人もいるのでしょう、確実に。

 

でもそれが堀江氏らしいと言えば

そうなのでしょうね。

 

国家は効率が悪い。

だから解体されるべきだ。

そしてすでに解体の方向で進んでおり、

テクノロジーの進化がそれを可能とする…。

 

堀江氏の主張をまとめると

こんな感じでしょうか…。

 

まあそれはそうなのかもしれませんが、

どうもこの方は人の心とか伝統とか歴史とか

そういうものを軽視する傾向がありますね…。

 

そんなものに縛られてしまうと

斬新さや新規性は失われてしまうのでしょうが、

そういうものなしに社会は変わらないでしょうに…。

 

ただ内容に賛成できるかどうかは別にして

主張は刺激的で斬新で

ワクワクする部分があるのは確かです。

 

原発、政治、経済、グローバリズム、貨幣、

スマホ、シェア、クラウドビットコインなど

相当に物事を考えている方だというのは

わかります。

 

また80歳を超えた田原氏が、

自分よりも相当に若い堀江氏に対して

変に媚びており、

ゲ~という感じがありながらも

一生懸命にITについて聞きこむ

その姿勢には頭が下がります。

 

新しい社会はどういうものなのか?

新しい考え方とは何なのか?

 

そういうものを考えるきっかけにするのは

良い本だなと思いました。

 

最後に目次をご紹介します。

 

プロローグ リスクゼロはあり得ない

 

第1章 人間はパンドラの箱を開ける存在

 

第2章 この国をよくするには、新しい仕組みが必要だ

 

第3章 シェアのしくみが情報の流れを変えている

 

第4章 情報のフラット化で貧富の差はなくなるのか

 

第5章 ビットコインで世の中のしくみが変わる?

 

エピローグ 堀江貴文とこれからの世界と

 

おススメ度は ★★★★☆ と致します。

 

そもそも堀江氏が嫌いな方は

本書は手に取らない方が良いと思います。

 

ただ彼の主張や考え方に面白みを感じる方には

結構勉強になる部分があると思います。

まあ賛否両論が出るでしょうね…。

 

未来は誰にもわかりませんが、

可能性は無限大であり、

堀江氏の考える可能性は

知っておいて損はないと思います。

 

好きか嫌いかは別として…です。

 

それでは、また…。

 

 

医師キャリア相談

 

ジーネットの他の情報提供サイトもご覧下さい!>

ジーネット株式会社 NEWコーポレートサイト

医師向け情報提供IBIKENサイト 医療ビジネス健全化協議会

ジーネット㈱ twitterアカウント

ジーネット㈱ facebookページ

 

いいね!と思ったら下記もポチ!

          にほんブログ村 転職キャリアブログへ

 

診療圏調査バナー