おはようございます。
医師が本業に専念できるように、
転職や開業をオーダーメードでフルサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
「バカでエースがつとまるか!」
堀内 恒夫 ベースボールマガジン社 を読みました。
私は1~2か月に1度は
ブックオフに出掛けていき、
ドサッと書籍の大量買いをいたします(笑)。
100円新書コーナーは掘り出し物が多く、
最も時間を掛けて物色するのですが
その際に見つけたのが本書です。
バカでエースがつとまるか!
おお、興味を引くタイトル…。
しかも著者があの堀内恒夫…。
懐かしいぞ、悪太郎。
堀内恒夫と言っても
若い方はご存知でないでしょうし、
野球好きでも巨人の監督時代は
チームの成績が悪く、
あまり良いイメージはないように思います。
その後は、数回の落選を経て、
ようやく参議院議員になったようで
出身である山梨県以外の方は
政治家になった事すら知らないかもしれませんね。
ちょうど私世代ですと、
栄光の巨人軍、
あのV9の時代をギリギリ知っていますので
選手時代の強かった巨人のエースという
輝かしい頃を知っているのです。
しかも悪太郎というあだ名を付けられたように
エースの実力とは裏腹に
結構やんちゃな性格であり、
投手なのに3打席連続ホームランを打つなど
しかもその試合は
ノーヒットノーランを記録するなど
プレーの方もかなりハチャメチャ。
でも巨人のエースと言えば、
オールドファンにとっては堀内恒夫ですよね。
って私は別に巨人ファンではありませんが(苦笑)。
そんなこんなで堀内氏の著書…。
しかもバカでエースがつとまるか!という
タイトルに惹かれて読み始めたのですが
意外や意外…って失礼ですが、
結構面白かったです。
豪快な昔話しがあり、
今となると苦笑するしかないバカ話しもあり、
意外と真面目に野球に取り組んでいた話し
(これまた失礼)など、
話題は多岐に渡りかなり楽しめました。
昭和の時代のプロ野球ファンなら
あっという間に読み終える事は
間違いなしです。
私も2時間掛からずに
読み終えてしまいました。
読み応えがあったのが「エース論」。
さすが最強だった頃の巨人のエース。
エースという称号を簡単に与えてしまう
昨今の風潮には大反対。
これ野球の世界だけでなく、
サッカーでも、ゴルフでも、
フィギアスケートでも一緒ですね。
メディアが商売に繋がるように
持ち上げてしまう事に対して
警報を鳴らしています。
この点は私も大賛成。
もっと選手ファーストで、
見守る姿勢も必要ですし、
それがないと大成はしないのではないかと
つくづく思います。
私が勝手に持っていた堀内氏のイメージは、
半分そのまま(笑)、
半分ぶっ壊してくれました。
オールド野球ファンの皆様には
きっとワクワクしながら読める本だと思いました。
最後に目次をご紹介します。
第1章 エースってなんだ?
第2章 記憶力の悪いピッチャーは
エースになれない
第3章 よみがえった記憶の先に
第4章 こんなに違う日本とアメリカ
第5章 「野球バカ」になるな、金でもめるな
第6章 エースの本領
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
一流のスポーツマンには
賢さがあると私は考えています。
確かに勉強は
得意ではないかもしれません(苦笑)。
でも賢さは生きる上で必要不可欠ですし、
時には勉強して得た知識よりも
大切な時もありますしね。
堀内氏はエースを長年張ってきただけあって、
やっぱり賢さを持った方でした。
正直、今まで
あんまりそうは思ってなかったですが(笑)。
本書で知る事ができました。
それでは、また…。
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