ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。ジャンルは様々。

私、社長ではなくなりました。ワイキューブとの7435日

 

おはようございます。

 

医師が本業に専念できるように、

転職や開業をオーダーメードでフルサポートする

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「私、社長ではなくなりました。

 ワイキューブとの7435日」

安田 佳生 プレジデント社 を読みました。

 

医師キャリア社長

 

実は以前にワイキューブさんから

営業を受けていた事がありまして、

結局利用はしませんでしたが、

若くて溌溂とした営業マンには

好感を持っていました。

 

またメディアに取り上げられていた

市ヶ谷の本社ビルにも伺った事があって

カフェスペースで打合せをさせて頂き、

スゲー会社だなあと思った事もありました。

 

その後、民事再生となってしまい、

興味を失っていたのですが、

たまたま本書を見つけて、

社長の懺悔の書か?と思い、

人の失敗から学ぶ事もあるだろうと

手に取ってみた次第です。

 

元社長の安田さんの著書は

以前にも読んだ事があり、

奥深さはないものの

それなりに学びとなった記憶はあります。

 

それなりに本を書いてきた人ですから

文章や構成は上手い。

 

しかし…

正直愕然としました。

 

特に前半から中盤に掛けての内容は、

かなり腹立たしくも思いました。

 

安田氏は有能で、優秀な方だとは思います。

しかし経営者をしてはいけない方だったのでしょう。

 

まさしく会社を潰すべくして潰した。

そう思いました。

 

私自身も経営者をしていた事もありますし、

現在も経営者になるべく

勉強、修行をしています。

 

仕事上でも多くの経営者の方お会いして、

多くの言葉を交わしていますが、

安田氏のような方はまずいない。

 

ご自身でも述べていますが、

驚くほどの幼稚さ、身勝手さ、私利私欲…。

まあ倒産しますよ、これじゃ…。

 

しかも懺悔の書どころか、

反省や後悔の言葉はほとんどなく

謙虚さの欠片も見当たりません。

 

我儘な子供が、

ぼくのやりたいようにやるんだ。

それのなにがわるいんだ。

失敗しちゃったけど、

やりたいように

やったんだからいいんだ。

 

そんな論調に感じて、

かなり嫌な気持ちになりました。

 

事実、民事再生に至るプロセスの中では、

社員の離反、

銀行への資金繰りの交渉などをしてきて、

多くの人に迷惑を掛けて、

信頼を失っているのにも関わらず、

この方はそれでも独りよがりな感情で生きている…。

 

元社員たちはどう思っているのだろうか?

取引先や債権者たちは本書を読んで

どう思うのだろうか?

 

私だったら許せないなあ。

こんな社長だから会社が潰れたんだ…。

そう恨みつらみをぶつけたくなるだろうなあ。

 

もっと学ぶべき所があるかと思いましたが、

反面教師にする以外の学びはありません。

 

独立開業すれば社長なんて誰でもなれるし、

社長だから偉いだなんて思いません。

 

しかし社長は社会的な責任感、経営哲学、

倫理観など高い志を持った人でないと

やってはいけないんだ…と強く思いました。

 

安田氏の幼稚さ、軽薄さには

正直ガッカリです。

おそらく2度と彼の本を読む事はないでしょう。

 

最後に目次をご紹介します。

 

1章 満員電車からの脱出

 

2章 営業カバンからの脱出

 

3章 劣等感からの脱出

 

4章 アポ取りからの脱出

 

5章 資金繰りからの脱出

 

6章 引け目からの脱出

 

7章 社長からの脱落

 

おススメ度は ★☆☆☆☆ と

厳しい評価とします。

 

開業医や、開業を検討している先生方は、

反面教師にする為に読むのは良いかと思います。

 

それともうひとつ思ったのは、

債権放棄をして42億の借金を

1億6000万に減額して貰ったのですが、

この40億はどうなったのでしょうか?

 

安田氏は何とも思っていないようですが、

とんでもない社会的な損失です。

 

カフェだの、バーだの、

経験の浅い社員に年収700万を出すなど、

まさに放漫経営の結果、

40億の損を与えた訳です。

 

しかも自らも自己破産して

我が身には被らないように…。

こんな本を書いている場合じゃないでしょうに…。

 

彼を時代の寵児に祭り上げたメディアや

金融機関にも責任はあるはずですが、

金融機関は融資が回収できなかった事で責任を取りましたが、

メディアは全く責任など取っていません。

ここにも疑問を感じます。

 

何だか大きな違和感を持つ本でした。

 

それでは、また…。

 

 

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