おはようございます。
医師が本業に専念できるように、
転職や開業をオーダーメードでフルサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
「続ける力 仕事・勉強で成功する王道」
伊藤 真 幻冬舎新書 を読みました。
先日、 医師と弁護士のダブルライセンスを持つ方と
一緒に食事をする機会があり、
その時に著者である伊藤真先生の話題になりまして、
そう言えば以前買ってまだ読んでいない本があったな…と、
思い出して手に取ってみました。
私は医師をサポートする仕事をしており
今はどっぷり医療業界に浸かっていますが、
元々は法律の専門家の方々の転職支援をしていたので、
前述の先生とは医療、法律の両面で話しが合って
意気投合しちゃいました。
さて、本書ですが、
司法試験の講師として
長年活躍をされていらっしゃいますし、
多くの合格者も出しているのは伊達じゃない…という事が、
よ~くわかる良書でした。
法科大学院ができてからは
だいぶ変わったのでしょうが、
それまで司法試験というのは、
何年も掛けて合格するのが普通でした。
1~2年で合格する方など少数派であり、
早くて3~5年、7~8年や10年以上という方も
いらっしゃるような難関試験だったんですね。
そりゃ続ける力がないと合格などできないと思います。
ただ問題なのは、
続ける意義や価値を知っているか?
そして「続け方」を
理解しているかではないでしょうか?
本書はそこを実に丁寧に説明してくれています。
印象に残った言葉をいくつかご紹介します。
・続けるためには強い動機だけでは不十分であり、
やるべき事を明確にして、退屈さのハードルを下げる。
・それをやらねば落ち着かなくなるほどに、
日常の一部に組み入れてしまうこと。
・全体から部分を見て取り組むこと。
イチ部分ができないからといって全体ができないと
思考を飛躍させないこと。
・ゴールの先を見据えること。
合格は通過点。
・他人と比較するのではなく、
過去の自分と比較すること。
・簡単なこと、難しいこと、いずれもダメ。
少し難しい事にチャレンジし続けること。
・失敗やトラブルは自分を鍛えるチャンス。
歓迎すること。
・スケジュールを立てる際には、
メイン、サブ、休みの3つを作ること。
予備日は休みではない。
・計画を見直す際には、
遅れを取り戻すことを考えるのではなく、
優先順位を見直すこと、
やるべきことを減らすことを考える。
・もうダメだと思う時こそゴールが近い。
・やる気は上げるよりも、
下げ幅を小さくした方が成果に繋がる。
・スランプは目標に向かって頑張っている証拠。
サボっている人にはスランプはない。
・方向転換を考える時には、期限を決めて迷うこと。
いったん決断を下したらもう迷わないこと。
・成功も失敗も等価値である。
いかがでしょうか?
私は結構参考になりました。
もともとコツコツと続ける事自体は
決して苦手な方ではなかったのですが、
さらに良い継続力を身に付ける事が
できたように思います。
最後に目次をご紹介します。
第1章 「続ける」ことはなぜ難しい?
第2章 「やる気」を続ける技術
第3章 一流になる人の学び続ける技術
第4章 勉強・仕事をやり遂げる計画術
第5章 とっておきの記憶術
第6章 ピンチを切り抜け、事業を続ける
第7章 「やりたいこと」をやり続ける人生
第8章 「続ける」ことから「力」が生まれる
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
どんな夢や目標も、
それを達成する原動力になるのは「続ける力」です。
能力が違う。
置かれている環境が違う。
だれもが平等なスタートラインに
立てるわけではありません。
でも、「続ける力」さえあれば、
人間はその壁を乗り越えることができます。
「続ける」ことこそが、
すべてのゴールにつながる「王道」なのです。
本書はこのように締めています。
ホントにそうだと思います。
もともと能力が高い方でも、
続けることができなければ
それなりで終わりますよね。
能力が低くても、続けてさえいれば
そこそこまで行けます。
さすがにもともと能力が高い方が
続ける力を持っていれば、
これはもう鬼に金棒ではありますが、
いすれにしても「続ける力」がないと、
能力の多寡に関わらず、
本来持っている力以下で終わるのでしょう。
続けること。
本当に大事だなあとつくづく感じました。
それでは、また…。
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