おはようございます。
医師が本業に専念できるように、
転職や開業をオーダーメードでフルサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
先週に引き続き国際政治を学びました。
池上・佐藤コンビも実に勉強になりましたが、
今回は長谷川・田原コンビです。
よって今回のブログのタイトルは、
『 トランプ新大統領誕生で世界はこうなる 』
といたしました。
本書をピックアップした理由
『トランプ新大統領誕生で世界はこうなる』
長谷川 慶太郎 田原 総一朗 SB Creative を読みました。
先週ご紹介した下記の本は
スゴく勉強になりました。
せっかくなので
引き続き国際政治を学ぼうという事で
いつもの如くまだ読んでない本棚より
本書をピックアップしました。
長谷川慶太郎氏の著者は過去に、
2016長谷川慶太郎の大局を読むを読みましたし、
もう国家はいらないを読みました。
これは当ブログを
書き始めるようになってからであって
それ以前にも
お２人の著書は何冊か読んでおり、
まあこの方々なら
しっかり国際政治を学べるだろうと思ったのですが
案の定、大正解でした。
そろそろトランプさん就任して
結構経ちますので早く読まんと…というのが
本書を手に取った最も大きな理由でもありますけど(笑)。
目次
第1章 アメリカ新大統領の誕生
第2章 ユーロ経済圏は崩壊する
第3章 大激震を迎えるアジア
第4章 日米安全保障はどうなるか
第5章 もう一度、潰れるロシア
感想
まさかのトランプ大統領誕生…。
長谷川慶太郎氏は
何と当初からトランプさんが勝つと
予測していたそうです。
田原総一朗氏が
それに対してなぜ？なぜ？と、
そしてこれからどうなる？と突っ込んで
長谷川氏の情報を引き出すというのが
本書のスタイルです。
これが実に面白い。
上記の目次にもあるように、
長谷川氏の予測としては、
・ユーロ経済圏は崩壊する。
・特にドイツが心配である。
・イギリスのEU離脱は大失敗
・中国の資金不足は深刻
・北朝鮮はこのまま暴走する
・韓国経済は伸びしろがない
・ロシアは旧ソ連に戻ってしまい再崩壊
なるほど…と思うものもあれば、
それは本当なの？と意外な主張もありますね。
そして世界はデフレ化が進み、
米国、ＥＵなどはそれを読み違えており
相当に苦しむだろう…と。
しかしわが国日本はすでにデフレ化への
シフトチェンジを済ませており、
段々と良くなっていくだろう…との事です。
まずトランプ大統領の政策により、
世界は変わらざるを得ない。
しかし資金的な余裕を持つ国は少なく、
インフレ対応しかできていない国々は
停滞していくだろう。
その筆頭がドイツであり、
ドイツが落ちぶれればＥＵは必然的に崩壊する…。
なるほど…。
世界的なデフレ化は
すでにその兆候があるのかもしれません。
そしてデフレが進む事により、
日本がそうであったように銀行再編、
企業の大リストラによって
体制を大きく変えねばならないのだが
世界中を見渡しても
どこもデフレに備えた対応は取っていない。
だから社会的な不満や不安が蔓延し、
リベラルからポピュリズムに転換している。
トランプ大統領の誕生は
世界の動きを見て、
アメリカ国民の現状を踏まえれば必然であった…。
こんな主張をしております。
予測が必ず当たるものではありませんが、
なかなか刺激的かつ他では聞かない意見であり、
今世界で何が起きているのか？
これから世界がどうなっていくのか？
こういう事を考える際には
非常に参考になる良書であると思いました。
個人的な評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
先を読む…。
その為には情報収集をする。
先が見通せるからこそ
自らの進むべき道を見誤らない。
個人にとっても大事なスキルですが、
誰も手法は教えてくれないし、
情報なんて玉石混交…誤ったものも少なくない。
自ら学び、
自らが信用できる人から情報を集め、
自らの価値基準で判断していく。
これしかないんですよね～。
国際政治の勉強と思い読みましたが、
意外と身近な自分の生き方、考え方としても
良い学びを得る事ができました。
それでは、また…。
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