おはようございます。
医師が本業に専念できるように、
転職や開業をオーダーメードでフルサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
成毛眞さんの著書は、
このムダな努力をやめなさい
「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ
を読んで非常に感銘を受けた事もあり、
しかも君主論について書いただなんて…。
これは読まねばと思い、
本日のブログのタイトルは、
本書をピックアップした理由
もう10年以上前になりますが、
私自身が初めて経営に携わる事になった時に、
これは読んでおいた方が良いとおススメしてくれる人がいて
経営のための勉強と思い読んだのでした。
その時に受けた衝撃は今でも忘れられません。
経営どころの話しではなく、
イタリアにまだ小国が乱立していた頃の国盗り合戦のような時代に
君主とはこうあるべきだ！として書かれたのが「君主論」です。
まあ実態は君主を失った官僚であるマキャベリが
次の君主に仕える為の就職活動用レポートだったという
オチがあるのも面白いところです。
ただそれから何百年も語り継がれる程に
内容は素晴らしかった訳です。
そんな「君主論」を
これはもう自然と手が伸びてしまったのです…。
目次
はじめに 今こそ強いリーダーが求められる時代
第１章 マキアヴェッリはビジネスマンの教師である
第２章 『君主論』はこれだけ知れば大丈夫
第３章 『君主論』を体得すれば人生が変わる
第４章 これから頑張る人が『君主論』を読むべき理由
付録 もっと知りたい人のためのブックガイド
感想
現代に合った事例も交えており、
まだ君主論を読んでいない方には
とても理解がしやすい良書と言えます。
た・ただ…。
すでに君主論を読んでいる方にとっては、
成毛さん、ちょっと自己主張が強すぎるよ…。
もっと君主論中心に書いてくれればいいのに、
マキャベリより
俺の方がいい事言ってるだろう？くらいに
成毛イズムが全快です(笑)。
いや、確かに成毛さんの考えも面白いし
勉強になるんだけど、
まるで舞台で主役俳優を食ってしまった
脇役俳優みたいな感じで
別にいいんだけどね、
でもね…という微妙な感を受けました。
逆に言うと、
以前に君主論を読み始めたけど
途中で断念したとか、
興味はあったけど読む機会がなかったとか、
そういう方には本書はおススメできます。
成毛さん自身が君主論を熱烈に支持しておりますし、
君主論のエッセンスは充分に得る事ができます。
だから古典に苦手意識がある方などは
本書で君主論のポイントを理解してしまうのも
良い手ではないかと思いました。
個人的な評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
すでに君主論を読み
衝撃を受けた私としては、
10年以上ぶりに君主論に触れて
やはり君主論はいい！という思いと
君主論を支持しながらも
俺はこう思うという成毛さんの主張が
微妙にぶつかり合ってしまう感じがしてしまい、
その分★を１つ減らしました。
でも成毛さんのファンにとっても、
マキャベリのファンにとっても、
君主論に関心がある方にとっても、
きっと充分な学びと刺激は手に入れる事ができると思います。
それでは、また…。
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