おはようございます。
医師が本業に専念できるように、
転職や開業をオーダーメードでフルサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
知性と教養…。
実は私にとっては大きなテーマでして、
もっともっと身に付けたいもののひとつです。
その為には、知識、経験、事例、ノウハウなどを
さらに高いレベルで得なければと考えております。
そんな私にとって思わず気になったのが本書、
よって本日のブログのタイトルは、
『 知の最先端 』といたしました。
本書をピックアップした理由
『知の最先端』
大野 和基 PHP新書 を読みました。
医療の最先端と言われれば
医師をはじめとした医療従事者の方は
やはり多くの方が関心を持つと思うのですね。
「知」についてコンプレックスのある方なら
知の最先端には興味を示す事でしょう。
はい、それが私です(笑)。
下記の目次にもある通り、
世界で注目を集めている方々との対談です。
そりゃメチャクチャ楽しみにして読み始めたのでした。
目次
第1章 その「選択」があなたの人生を変える
第2章 共産中国の正統性が失われる日
第3章 国家の繁栄は「政治制度」がもたらす
(ダロン・アセモグル)
第4章 製造業の常識を破壊する「メイカーズ革命」
第5章 オリンピックで倍増する東京の魅力
(リチャード・フロリダ)
第6章 日本は「イノベーションのジレンマ」の最先進国だ
(クレイトン・クリステンセン)
第7章 愛はクローン人間の悲しみを救えるか
(カズオ・イシグロ)
感想
率直に申し上げて、
期待が大きかった分、
私にとっては今イチでした。
ただそれぞれの方々の著書をテーマに
話しを進めている事もあり、
むしろそっちが読みたくなりましたね…。
やはり深い話しは
たかだか200頁くらいの新書では厳しいっすね。
ガッチリ400~500頁の単行本で読まなきゃダメですね。
とはいえ所々におお!と思う箇所があったのも事実。
やはり知の最先端というタイトルに
堂々と名を連ねる方々ですから、
その主張や考え方には学ぶ所が多いです。
いろいろ考えながら私も読んでいたのですが、
要は、目の付け所が抜群に良くて、
中長期的な視点と、
多角的な視野を持ち、
常識を疑い、
裏の裏を見ているという辺りが
天才と称される所以なのかなあと思いました。
どの方もなるほど…と思わせてくれたのですが、
私は第6章のクレイトン・クリステンセン氏の章が
非常に興味深かったです。
氏の主張するイノベーションの考え方については、
イチ企業人として
身に付けねばならないと思いましたし、
イノベーションが苦手と言われる私たち日本人は
特に意識的に変革を起こすという意気込みを
胸に秘めて思考、行動しなければならないように感じました。
評価
おススメ度は ★★★☆☆ といたします。
エピローグにこんな文章がありました。
超一流の学者や作家が
われわれに提供してくれる視点は、
そうした知のバランスを形成するとき、
最大の効果を発揮してくれる。
報道されては消えていく情報に振り回されず、
その情報のほんとうの価値や重要性を理解するためには、
総合的な知の枠組みを、
自分のなかに構築していなければならない。
知のバランス。
総合的な知の枠組み。
消えていく情報に振り回されない。
うむ…。勉強になります。
スペシャリストである医師を支え続ける為の
ゼネラリストを目指す私どもですから、
バランスの良い幅広い知見と
総合的なスキルを身に付けるべく、
嘘だらけの宣伝広告などには目を向けずに
真っ直ぐに知性と教養で
勝負すべく精進してまいります。
それでは、また…。
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