おはようございます。
医師が本業に専念できるように、
転職や開業をオーダーメードでフルサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
私は新卒で入社した企業が
コンピュータ会社であった事や、
個人的に当ブログをはじめ、
facebook、twitter、linkdin、instgram、eightなどの
SNSを利用している事もあって(やり過ぎ?笑)
IT、AI、WEBに大変関心があります。
よって本日のブログのタイトルは、
『 ウェブらしさを考える本 -つながり社会のゆくえー 』
といたしました。
本書をピックアップした理由
「ウェブらしさを考える本 -つながり社会のゆくえー」
大向 一揮 池谷 瑠絵 国立情報科学研究所監修
丸善ライブラリー を読みました。
インターネットが爆発的に広まり、
今では私たち1人1人がネットに繋がる端末を
常に身に付けていたり、
数台も持っている時代になりました。
その割には私たちはインターネットって何?とか、
そもそもWEBって何なの?とか、
Googleって何をやっている会社なの?とか、
別に詳しく知らずとも
普通に利用してしまっていますよね。
ここをもう少し知らないと
本当の意味での
IT時代を生きている事にならないでしょうし、
これから益々浸透してくる
AIを理解できないのではないか?という
問題意識が私の中にあったんです。
AIの本は何冊か読みましたし、
インターネットについても学びましたので、
次はウェブについ書かれている本が読みたくて、
本書を手に取りました。
目次
第1章 ウェブのある世界で
第2章 ウェブとどうつきあうか
第3章 ウェブはつくられたもの
第4章 情報の発見と発信
第5章 リアルタイムでつながる社会
第6章 リアルな共有体験
第7章 ウェブらしさのデザイン
感想
いや~、読んで良かったです…。
システムの根本的な設計思想にも関心がありますし、
WEBの利用にも積極的な方ですし、
SNSもかなり使い込んでいる方だと思います。
別に流行りに乗っかったつもりはありませんが、
だからと言って深い考察の末で利用している訳でもなく、
便利だからとか、
面白いからとか、
勉強になるからとか、
人脈が広がるからとか、
情報発信と情報収集ができるからとか、
まあその程度の理由で使ってきた訳です。
もう少しWEBの原理とか、歴史とか、
哲学とか、基礎や基本を学びたくて
本書を読み始めたのですが、
想像以上に良く知る事ができました。
WEBはティム・バーナーズ・リーという
伝説的な方が作ったと言われています。
なぜWEBを作ったのか?と問われた氏は、
「そこにフラストレーションがあったから」と
答えたそうです。
そのフラストレーションを解消する為に、
コミュニケーションできるようにし、
情報を共有できるようにし、
それを直感的に繋いでいった訳ですね…。
ふむ…スゲー。天才。
この辺りのいかにしてWEBができたのか?については
技術論的にも、歴史的にも、思想的にも、
実にワクワクしながら刺激的に感じました。
WEBって何なの?と問われた時に、
それはWorld Wide Webと言ってね、
ほらwwwから始まるあれだよ…なんて
説明をするのではなく、
WEBってのは…
①オープンで
②情報が蓄積されていて
③いつでもどこでも自分の都合の良い時に接する事ができて
④双方向にコミュニケーションできて
実に素晴らしいツールなんだよという事を
思想や哲学、技術を背景とした実用面から
説明できるようになったような気がします。
気が…ですが…(笑)。
私の評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
本書はWEBを多角的かつ時間軸で説明してくれており、
実にわかりやすく参考になりました。
ITやAIもそうですし、
WEBも同様なのですが、
出発点はかなり人間臭いというか、
ティム・バーナーズ・リーの言葉、
「そこにフラストレーションがあったから」が
まさにそうですが、
人の利便性や、人の感情や、
人の欲求が元になっている事に気づかされます。
だからこそ私たちの社会性が
WEBを通して実現していくので、
またそういうものが求められるからこそ
これだけ浸透したんだな…としみじみ思うのです。
この世の中は結局人間を知り、
人間の集合体である社会を知り、
さらに人間と社会を知る事が
大事なんだな…とつくぐく感じた良書でした。
それでは、また…。
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