おはようございます。
医師にQOLを高めた日常を送って頂くために、
転職や開業をオーダーメードでフルサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
本書はある開業医におススメされた本です。
仕事のABC。
A:あたりまえのことを
B:バカになって
C:ちゃんとやる。
う~ん、シンプルでいいですね~。
よって本日のブログのタイトルは、
『 あたりまえのことをバカになってちゃんとやる 』
といたしました。
本書をピックアップした理由
『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』
小宮 一慶 サンマーク出版 を読みました。
本書を紹介してくれた医師は、
開業医として
成功に1歩1歩近づいている先生です。
まだ開業して
それほど経ってはいないのですが、
順調にクリニックは成長しているようです。
そんな先生が経営の勉強として
本書の著者である小宮一慶氏が好きとの事で、
当たり前の事ができてたら
世の中の問題の大半はなくなるんだよね…と
おっしゃっていました。
ふむ…。そうだと思います。
当たり前の事をちゃんとやらないから、
自分にもいい事がないし、
周囲にいい事を提供できないし、
社会に対しても貢献できない訳ですよね。
この先生曰く、
売り手良し、買い手良し、世間良し…ですね。
これを医療の中で実現したいだなんて
素晴らしいと思います。
本書の存在を教えてもらった瞬間に
ポチっと購入してしまいました(笑)。
目次
第1章 人生は「一本のチューブ」である
第2章 仕事はABCが大事である
第3章 全力をつくすということ
第4章 運命のあみだくじの引き方
感想
非常にわかりやすい内容です。
何ら難しい用語なども出てこずに、
仕事に取り組む姿勢や
経営というものの根幹を教えてくれます。
経営コンサルタントと呼ばれる人たちは
難解な用語を散りばめて、
わかったようなわからないような
微妙な状況を作って
煙に巻く感じを持っている私でしたが、
本書においてはそれは全くありません。
まさにあたりまえのことを
バカになってちゃんとやるという
タイトル通りにシンプルな考えを与えてくれます。
特に経営者としての考え方、
倫理観であったり、
哲学であったり、
こういうマインドを学ぶには最適な書ですね。
そりゃ会社を上場させたり、
ウン十億という利益を上げたり、
株価をグッと伸ばしたり、
社員数を増やして会社規模を拡大させたり、
メディアに取り上げられるような
著名な経営者になったり、
こういう事も凄いとは思うのですが、
頻発する大手企業の不祥事などを鑑みると
もっと大事なことがあって、
今の経営者には倫理観や哲学が足りないと
言わざるを得ないと思うんですね。
社長だから偉いのではなくて、
偉い人が社長になる。
こういう当たり前の事が
小利口になってちゃんとできていない…。
そこに大きな問題があるのではないかと
つくづく思います。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
わかりやすくてとても良いのですが、
もう少し難しい部分も欲しいな…というのが
率直なところです。
ただ経営理念や事業方針を考える際には
本書はかなり参考になると思います。
また仕事が上手く行っていない方や
いつかは経営者になりたい若者や、
頑張っても報われないビジネスパーソンなどには
仕事に対する考え方を変える
きっかけになるような事も
満載されてますのでお勧めできます。
ビジネスの世界はグローバリズムが進み、
弱肉強食、それこそゼロサムゲームである事を
きつく求められてきたのが
ここ数年間のように思います。
しかしその歪みが
あらゆる所で散見されるようになり、
かなり限界が近づいている感もするんですよね。
共存共栄する術はないのでしょうか?
共存共栄ではダメなのでしょうか?
私には潮目が変わりつつあるように感じます。
そろそろ仕事に対する考え方も
変えないと遅れてしまうかもしれませんね…。
それでは、また…。
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