おはようございます。
医師にQOLを高めた日常を送って頂くために、
転職や開業をオーダーメードでフルサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
最下部にまとめてご紹介しておりますが、
適菜収氏…ハマってます。
おそらくこの方はかなり敵が多いと思われますし、
賛否両論どころか、
結構否定派が多いように思います。
でも彼の主張に全面賛成できなくても、
モノの見方、モノの考え方については
学ぶところが多いんですよね~。
本日のブログのタイトルは、
『 ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒 』
といたしました。
本書をピックアップした理由
『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』
適菜 収 講談社+α新書 を読みました。
一昨年に存在を知り、
なぜか私のツボに入ってしまって
それ以降は著書を見つけたら購入し、
時々読んでしまう適菜収氏…。
かなりぶっとんだ主張もありますし、
そこまで言っていいのか?という極論も
ズケズケと述べておりますが、
別に全面的に賛成します!という訳ではないのですが、
彼の考え方って知っておいて損はないなあ…とか、
彼の物の見方って身に付けておいた方がいいなあと…
意外にどこかで役立つだろうなと思うんですね。
という事で本作も興味津々で手に取ったのでした。
目次
はじめに 神は死んだ!
第1章 どうして今の世の中はおかしいのか?
第2章 ニーチェの警鐘
第3章 B層グルメとBポップ
第4章 知識人はなぜバカなのか?
第5章 B層政治家が日本を滅ぼす
おわりに 区別をすること
感想
本作もキレッキレでございます。
どこまでも怖いもの知らずと言いますか(苦笑)、
世の大物をバッサバッサと斬っていきます。
逆に読者の方がドキドキする程に、
この人はここまで言って大丈夫か?と
心配になるほどです…。
適菜氏の主張する「B層」という定義も
非常に共感はできますし、
自分自身も間違いなく「B層」の1人なのですが、
斬られるのも心地良い感じがして、
切れ味鋭い日本刀でスパッと斬られてしまって
傷みをあまり感じないように思ってしまいます。
なんて事を言っていたら、
適菜氏にはだからB層はダメなんだ…とか
言われてしまうのでしょうが、
私個人的には適菜氏の考えは非常に面白く、
ニーチェの言葉を巧みに織り交ぜながら
哲学的な発想を組み込みつつも
世の中の仕組みや社会の本質を
小気味よく突きまくってくれるのです。
好き嫌いや賛否両論は間違いなくあるのでしょうが、
私としては結構学ぶ所の多い1冊でした。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
ニーチェの残した言葉が、
果たして適菜氏の言うような意味合いだったのか
原文を読めない私にはわかりません。
ですが適菜氏の主張を読む限りは、
他の人の訳よりも正当性があるように思います。
もし適菜氏の言う通りだったら、
私たちの社会は
確実に悪化していくと言えるでしょう。
それを防ぐには「B層」である
多くの方々がニーチェの本当の思想から学び、
「B層」を脱却するしかありません。
果たしてそんな未来が来るのか?
それとも「B層」が破滅に導くのか?
少なくとも自分自身は学びから遠ざかる事なく、
どこまでも勉強を続けていこうと
つくづく思わせてくれる内容でした。
それでは、また…。
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・医師向け情報提供IBIKENサイト 医療ビジネス健全化協議会
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