ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

2045年問題 コンピュータが人類を超える日

 

おはようございます。

 

医師の人生設計をベースにして

キャリアプランを元に転職や開業をご支援する

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

日進月歩の現代社会。

ドックイヤーどころか、

マウスイヤーとも呼ばれつつ

そんな速度も

いつの間にやら超越しつつありますね…。

 

いったいテクノロジー

どこまで進化していくのか?

 

本日のブログのタイトルは、

2045年問題 コンピュータが人類を超える日 』

といたしました。

 

医師転職2045年

 

本書をピックアップした理由

2045年問題 コンピュータが人類を超える日 』

松田 卓也 廣済堂新書 を読みました。

 

人工知能…。

 

ホントこれからの社会を考える際に

避けては通れないものだと思います。

 

私たちの生活や仕事に対して

劇的に利便性を与えるとともに

その裏腹なコンピュータが

人間を超えるという不安と恐怖…。

もし人工知能を持つロボットが

兵器になってしまったら…。

 

いやそれよりも人工知能が私たちの仕事を奪い、

大失業時代が来てしまったら…。

 

良い面、悪い面含めて、

やはりコンピュータが

人類の能力を超えると言われる

2045年問題に対しては

関心を持たざるを得ません。

 

目次

1章 コンピュータが人間を超える日ー技術的特異点とは何か

2章 スーパー・コンピュータの実力ー処理速度の進化

3章 インターフェイスの最先端ー人体と直結する技術

4章 人工知能開発の最前線ー意識をもつコンピュータは誕生するか

5章 コンピュータと人類の未来ー技術的特異点後の世界

6章 コンピュータが仕事を奪うー大失業時代の予兆

7章 人工知能開発の真意ーコンピュータは人類を救えるか

 

感想

いや、メッチャ面白かったです。

あっという間に読み終えました。

 

今までもAI関係の書籍は結構読んできましたが、

本書はわかりやすさ、

話題の抱負さともに抜群で

コンピュータの歴史的な変遷や

人工知能の開発に向けた取り組みなども

手に取るように理解できました。

 

もともと著者がSF好きという事もあるのか、

SF映画を取り上げて説明するなど

とても共感しながら読む事ができました。

 

また世界的に有名なレイ・カーツワイル氏や

ヒューゴ・デ・ガリス氏などの発言を元にして

多角的にされる分析も実に興味深いものでした。

 

単なるAI本という範疇を超えて、

近未来のテクノロジーがどうなっていくのか?

その時に我々にはどんな影響があるのか?

そしてシンギュラリティのその先には何があるのか?

 

ワクワクするような未来。

絶望に近いような未来。

その中間的な未来。

意外と大して今と変わらない未来。

 

著者の主張はいずれかに偏るのではなく

それぞれの可能性を冷静に説明しており、

シンギュラリティ以後の未来について

現実的な把握ができました。

 

私たち人類は人工知能を手に入れて

便利な社会と情報を生活に活かすのか?

 

それとも人工知能に逆襲されて

この地球上で最も邪魔な存在は人類なんだと

人工知能に判断されて抹殺されるのか?

 

恐ろしいですが、

もうこの流れは止められないのでしょうね…。

 

評価

おススメ度は ★★★★★ と満点といたします。

 

最近読む本が当たりまくっていて

満点が連発しているような気がしますが、

良書に出会えて非常に嬉しいです。

 

AI入門書としてもわかりやすくていいですし、

2045年問題を考えるに当たっても

話題が多方面に渡っていていいですし、

SF的に楽しむ事もできるのが本書です。

 

根っからの文系人間の私ですが、

今さらながら

科学の面白さに目覚めつつあります(笑)。

 

それでは、また…。

 

 

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