おはようございます。
医師の人生設計をベースにして
キャリアプランを元に転職や開業をご支援する
ジーネット株式会社の小野勝広です。
人から注目を浴びるのが
好きな人もいれば嫌いな人もいますよね。
でも事業をするなら
やはり注目を得ないと
マーケティング的に不利だと思うのです…。
本日のブログのタイトルは、
『 アテンション 「注目」で人を動かす7つの新戦略 』
といたしました。
本書をピックアップした理由
『 アテンション 「注目」で人を動かす7つの新戦略 』
ベン・パー 飛鳥新書 を読みました。
何かの本で紹介されていた本書…。
ちょっと興味があったので
メモをしておいたのです。
最近、企業の宣伝広告、
つまりマーケティング戦略が劣化しているなあ…と
それこそ騙しのテクニックではないけれども
消費者を惑わせるようなものが多いなと
感じる事が多くてですね、
特に医療系紹介会社においては、
厚生労働省から注意を受けているにも関わらず
一向に改善されない現状を見ると、
まともにやってるのが
バカらしくなってきちゃいますね…。
それでは奴らと一緒になってしまう…。
自分自身がもっとマーケティングを学び、
良質かつ真実を伝えていく為にも、
本書は有効ではないか?と思い
読み始めた次第です。
目次
第1章 注目の三段階
ー注目には「即時」「短期」「長期」がある
第2章 自動トリガー
ー「色」や「シンボル」で人間の無意識に訴えかける
第3章 フレーミング・トリガー
ー「おなじみの感覚」を演出する
第4章 破壊トリガー
ー「驚き」「単純さ」「重要性」のセットで畳みかける
第5章 報酬トリガー
ー「相手がほしがっているもの」を可視化する
第6章 評判トリガー
ー肝心なのは「なにを言うか」より「だれが言うか」
第7章 ミステリー・トリガー
ー「謎」「不確実性」「サスペンス」を提供し続ける
第8章 承認トリガー
ー「認知」「評価」「共感」の三欲求を満たす
感想
う~ん、実に面白い。
本書はひと言で表せば、
他者の注意をいかにして得るか、
それをいつの間にか
注がせる為の仕組み作りについて
書かれています。
単なるマーケティング理論だけではなく、
人間の本能に訴えかけるような
心理学や認知学も加えながら
注目がどのように生まれるのかを教えてくれます。
しかも事例が実に豊富です。
著者はシリコンバレーで活躍する
米国人ですが世界中の事例を満載しており
それが非常に参考になり、わかりやすいです。
我が国についても、
なるほどね~と
日本の事もアメリカ人に教わりました(笑)。
注目とは、
即時、短期、長期とあり、
これを上手く使い分ける事。
注目を集める為の動機づけとして
7つのトリガーを事細かく説明してくれています。
・自動トリガー
・フレーミングトリガー
・破壊トリガー
・報酬トリガー
・評判トリガー
・ミステリートリガー
・承認トリガー
これだけ書いても何のこっちゃ?でしょうが、
それぞれのトリガーを引いた事例を見れば
なるほどと納得できると思います。
これからはクリエイティブも、
マーケティングも、
社会も日進月歩に変化します。
注目を集める事のメリットは、
ビジネスだけではなく、
私たちの生活や
人生にも大きな影響を持つ事でしょう。
誰にも注目されないのでは
あまりにも寂しいですからね…。
本書はビジネス書という範疇だけでなく、
人生を豊かにする為にも
必要かもしれない…と思いました。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
当ブログでは最近頻繁に書いておりますが、
マーケティングの劣化が激しい時代です。
本書も注目を集めるという点だけに
着目してしまっては、
著者の意図する所の
1/3も理解した事にはならないでしょう。
大事なのは、
なぜ注目を集めるべきなのか?
集めた注目をどう活かすのか?
注目を信頼にいかにして転化していくのか?
この点を見逃してはならないと思います。
そこかしこにヒントが散りばめられていますが、
気付けば気付く程に、
注目の意義が理解できるようになります。
実に興味深い内容でした。
それでは、また…。
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