おはようございます。
医師のキャリアプランを軸にして
転職・開業・経営シーンを支え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
良い事を始めるのに遅いなんて事はありません。
私の好きな言葉のひとつです。
本日のブログのタイトルは、
【 40歳から成功した男たち 】 といたしました。
本書をピックアップした理由
『 40歳から成功した男たち 』
佐藤 光浩 アルファポリス を読みました。
私…もうすぐ40代を終えてしまいます…。
50代の大台に突入するんです。
だからなのでしょうか、
本書を見つけた時にすごく気になったのです。
でも買うか悩みました(笑)。
もう40代は終わるんだから要らないか…
いや40代最後はこれで締めるか?と。
で、結局買って読み始めたのですが、
それほど期待値は高くなかったのです。
しかし意外とこういう時に限って
当たりと出会うものなんですよね…。
目次
・レイ・クロック ーマクドナルドコーポレーション創業者
・谷口義晴 ー日本セラミック創業者
・スキャットマン・ジョン ーミュージシャン
・サミュエル・モールス ーモールス信号発明者
・小柳栄次 ーロボット技術者
・レイモン・サヴィニャック ーポスターデザイナー
・カーネル・サンダース ーケンタッキー・フライド・チキン創業者
・江崎利 一ー江崎グリコ創業者
・チャールズ・ブコウスキー ー詩人・作家
・ジョン・ボイド・ダンロップ ーThe Dunlop Rubber Company Ltd 創業者/
・御手洗毅 ーキヤノン株式会社初代社長
・三島海雲 ーカルピス創業者
・岩倉具視 ー政治家・王政復古の立役者
・伊能忠敬 ー実測による日本地図作成
感想
上記の目次の人物の人生を学べます。
共通点は40歳を超えてから成功の道を歩んだ事。
例えば伊能忠敬などは有名ですよね。
51歳から本格的に天文学を学び、
日本地図を作り始めたのは
なんと56歳の時…。
しかも当時の測量なんて
足で稼ぐような水準です。
まず東日本を歩いて、歩いて、
9000kmも歩いて完成した地図を
幕府はあまりの精巧さに驚き
日本全土の地図を作るように命じました。
この時、何と61歳。
その後、歩いたのはほぼ地球1周分となる35,000km。
江戸に戻り修正作業をしていた74歳で
残念ながら亡くなってしまったのですが、
部下たちが日本地図を完成。
人間は年齢じゃない。
いくつになってもチャレンジできる。
そういう大事なことを教えてくれるのが本書です。
きっと様々な方が
それぞれ好みの人物を見つける事ができると思いますが、
私が印象に残ったのは、
スキャットマン・ジョンと御手洗毅。
吃音に悩み、酒と薬に逃げてしまっていたのですが、
この大きなコンプレックスを脱したのは
吃音だからこそのスキャットという歌唱法。
これに独自のスタイルを加えて
発売したアルバムが世界的な大ヒット。
私も若い頃にメチャクチャ聞きました。
大好きでした。
この時、ジョンは53歳…。
コンプレックスだって
上手く使えばブレークポイントになるんですね。
キャノン創業者の御手洗毅さんは産婦人科医。
知人が設立した会社を手伝い
常勤にならなくとも良い監査役を務めていました。
しかし知人が戦争に出征した為に
部下の為に致し方なく社長就任。
この時、41歳。
戦後、御手洗さんの病院は焼失してしまい、
会社も存続の危機。
悩みに悩んで決断したのは会社の立て直し。
45歳の時にキャノンに社名を変更したそうです。
その後、世界的な大企業に成長していく訳ですが、
元医師の御手洗さんは、
医療機器の開発をしたり、
労働組合の結成に手を貸したり、
週休2日制をいち早く導入したり、
と医師だからこそのホスピタリティを発揮し、
それが成長の起爆剤になったとも言えるでしょう。
おっさんだからって
もう先がないように考えたり、
守りに入ったりするのはどうかと思います。
まだまだ可能性は無限大。
可能性を狭めているのは
自分のチンケな考え方なんですよね。
よし、ここからチャレンジだ!と
もうすぐ50歳になる私も心が熱くなりました。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
人生100年時代です。
まして我が国は財政的に余裕を失い、
グローバリズム社会は二極化を推進しています。
油断をしていたら
あっという間に…
転落人生なんて事になりかねません。
守りに入っても
決して守れるような時代じゃありません。
企業にとってリストラはごく普通の事になりました。
上場企業だって潰れます。
40代、50代は社会の中心的存在です。
この年代がチャレンジ精神に溢れていて
新事業を作り、新たな発想で、新しい仕組みを作る。
そんな社会になれば若者は若者らしく、
さらに意欲的になってくれるでしょう。
必要なのは攻め!ですね。
それでは、また…。
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