ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

脳外科医からベンチャー経営者へ ぼくらの未来をつくる仕事

 

おはようございます。

 

医師の転職、クリニック開業を

キャリアプランを軸にしてサポートする

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

厚生労働省の必要医師数の見込みは

あまりにも甘いと私は感じます。

だって医師免許を取得しても、

臨床医ではなく、

他の道で活躍する医師は増えているのですから…。

特に若手医師は…。

 

本日のブログのタイトルは、

【 脳外科医からベンチャー経営者へ ぼくらの未来をつくる仕事 】

といたしました。

 

株式会社メドレー豊田剛一郎

 

本書をピックアップした理由

『 脳外科医からベンチャー経営者へ ぼくらの未来をつくる仕事 』

株式会社メドレー 代表取締役医師 豊田 剛一郎

かんき出版 を読みました。

 

実は著書である豊田先生とは面識がありまして、

まだメドレーさんがベンチャー企業の頃でした。

もう5~6年前の頃ですかね?

 

私はメドレーさんの行う遠隔診療に興味を示し、

たぶん豊田先生は弊社の情報発信の力に関心を

お持ちになったのではないかと思うのですが、

すごくざっくばらんに情報交換をした事があります。

 

その後もメドレーさんの行う事業、

医療従事者向けの求人サイト「ジョブメドレー」や

良質な医療情報を提供しているオンライン医療辞典の「MEDLEY」、

前述したオンライン診療の「CLINICS」、

最近ではクラウド型の電子カルテもリリースし、

個人的に注目している企業さんでありながら

わりと仲良くさせてもらっており、

先日もメドレーさんの電子カルテのデモを行って頂くなど

六本木一丁目の本社にも何度かお邪魔した事もあります。

 

ちなみにオンライン医療辞典以外の

求人、遠隔診療、電子カルテに関しては

弊社は提携企業になってますので

ご関心ある方はお繋ぎさせて頂きますよ~。

 

そんな事もありますので

代表取締役医師の豊田先生の著書であれば

そりゃ読んどかなきゃマズいでしょ(笑)という事で

手に取った次第でした。

 

目次

第1章 患者を救う医者から、医療を救う医者になる!

第2章 がむしゃらに駆け抜けた医者生活

第3章 マッキンゼーでもらった気づき

第4章 日本の医療を考える

第5章 スタートアップで医療の未来をつくる!

第6章 新たな診療スタイル

第7章 僕が仕事をする上で大切にしていること

 

感想

率直に言って私は非常に面白かったです。

豊田剛一郎という1人の医師が

脳神経外科医からマッキンゼーに転身し、

その後にメドレーというベンチャー企業

代表取締役医師という肩書で仕事をするまでの

悩みや葛藤が赤裸々に書かれていて

私としてはとても勉強になりました。

 

今は飛ぶ鳥を落とす勢いのメドレーさんですが、

豊田先生が入社された頃は

ジョブメドレー以外のサービスはなく、

まさにイチから作り上げてきた会社なんですよね。

 

すでにベンチャー企業とは言えない規模に成長しているものの

やってることはベンチャーっぽいのがスゴイ所です。

 

新しいものを作ろう!

もっと良いものを作ろう!

そういう気質が色濃く残っており、

私がメドレーさんを高評価するのは

そういうところです。

 

不思議な事に、

メドレーさんのデモを見ると

結構な確率で私がお繋ぎする先生方が

気に入ってしまうのがスゲーなと思います。

 

えっと話しがズレました(笑)。

きっと本書を出すには

相当に悩んだのではないかと思うんですね。

 

ただでさえ遠隔診療も賛否両論ですし、

臨床医としては経験が浅いままに卒業してしまい、

その後、ビジネスの世界に飛び込んだ訳ですから

きっと医師の中にも良しとしない方は

決して少なくはないと思うんです。

 

しかもこれだけ名前が売れているものの

若干33歳(執筆当時 今は34歳ですかね?)という若さもありますんで

揶揄する方も結構いらっしゃるんだろうな…と。

 

でも、出る杭は叩かれますけど、

出過ぎた杭は叩かれませんからね。

 

医療ヘルスケア分野の課題を解決する…と

会社理念を持つだけあって、

また本書のタイトル、

ぼくらの未来をつくる仕事と言うだけあって

もうまっしぐらに走っているのでしょうね。

 

本書を読んで、

益々応援したくなりましたし、

益々一緒に仕事をしたくなりました。

 

遠隔診療やメドレーさんに興味がある方は、

この会社やサービスを使うかどうか、

本書を読めば答えは出るのではないかと思います。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

最後の方はメドレーの会社案内みたくなってますけど

まあその点はご愛敬ですね。

 

私自身はイチ医師の生き方として学びとなりましたし、

医療従事者なら読んで損はないと思いますし、

日本の医療の未来の一部は

確実にここにあるのだろうなとも思いました。

 

医療を救う医者…。

こういう人がいてもいいと思うし、

もちろん臨床医も大切だし、

研究医も、教育医も、産業医も、医系技官も

それぞれ大切な仕事なんですよね。

 

他にもビジネスの世界で生きる医師を

何名も知っているだけに、

そしてそういう方々も日本の医療の為に

奮闘しているのを知っているだけに、

私は医学部の定員

もっと増やしておくべきだと思うなあ…。

 

それでは、また…。

 

 

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