おはようございます。
医師の転職、クリニック開業を
キャリアプランを軸にしてサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
令和の時代だからこそ
明治を振り返っておきたいと考えました。
本日のブログのタイトルは
【 明治天皇 】といたしました。
本書をピックアップした理由
『 明治天皇(上・下) 』
杉森 久英 人物文庫 を読みました。
この人物文庫シリーズは
私はかなり好きでブックオフで見掛けると
即買いしております。
今までも相当に読んでまして
おそらく50冊くらいは既読なのですが、
まだ私の書棚には読んでいない本が何冊もあります。
そして令和の時代が来る事もあり、
今こそ明治天皇を学ばなきゃいけないと思い
手に取った次第でした。
目次
~上巻~
・誕生から
・黒い船
・塀の中
・幼冲の天子
・新らしい光
・西からの風
・荒魂
・難林八道
・北の海
・明けゆく空
・御幸ある世
~下巻~
・皇帝の母
・聖徳
・新しい軍乱
・嵐の前
・戦端開く
・大本営にて
・臥薪嘗胆
・屍山血河
・肉弾
・国の内外
・叛徒の群
・灯火消ゆ
感想
私にとって明治というのは
武骨なイメージがあります。
明治生まれは頑固者が多いとか
まあ勝手なイメージなんですけど、
本書を読んで、
もしかしたらこういうイメージは
明治天皇が象徴しているのかもしれないと感じました。
まさに時代の象徴として描かれています。
そしてこの時代はまさに激動…。
急激に時代が変わっていく中です。
明治天皇はその中心的人物でありながらも
京都から東京へお移りになるなど
ある意味では時代に適応せざるを得なかった…。
軍服を着た写真が今でも残るように
武を愛し、乗馬を好み、
欧米列強に追いつき追い越せと
近代国家の幕開けは
明治天皇の存在とともに起こったとも言えます。
幕末から明治と言えば
明治維新に関わった人々の観点からの歴史が中心的であり、
その後の明治の時代は
欧米列強に負けない国になっていく訳です。
京都で朝廷として機能してきた過去とは異なり、
明治天皇はあまりにも大きな時代のうねりに直面し、
それを堂々と生き抜いてきたと言えるでしょう。
本書はまさに明治天皇の生き様と
明治という時代を知るには最高の良書と思います。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
明治、大正、昭和、平成、令和…。
時代は移り変わっていく訳ですが、
私たち現代人は明治という時代から学ぶ事は多いと思いますし、
手に入れる事もできるのではないかと思うのです。
明治天皇ほど激動の時代を体験し、
大変革の時代に的確に対処した方は
そういないでしょうから…。
やはり心が震えるほどの主従関係の模範ではないかと。
明治という時代を
もっと大切にする事が
令和の時代の生存戦略なると感じます。
それでは、また…。
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