おはようございます。
医師の転職、クリニック開業を
キャリアプランを軸にしてサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
ずーっと栄える事ができたら最高ですよね。
まあできないから最高なんですけどね。
本日のブログのタイトルは、
【 サスティナブル・カンパニー 】 としました。
本書をピックアップした理由
『 サスティナブル・カンパニー
「ずーっと」栄える会社の事業構想 』
水尾 順一 宣伝会議 を読みました。
最近の私のテーマのひとつに
我が身を守るのは自分だけ…
世知辛い世の中でいかにしてサバイバルしていくか?
生き残り戦略をどう組み立てるか?というのがあります。
これはキャリアプラン上もそうですし、
ライフプラン上はさらに当て嵌まるでしょう。
企業の生き残りもそうです。
弊社のようなベンチャー企業は
ぶっちゃけ吹けば飛ぶような規模ですからね。
まあ今のところお陰様で
弊社のビジョンやミッションが受け入れられて
今年度も昨年対比でドクターからの問合せが
200%以上増えております。
何とかなりそうかな?という思いと、
油断はできんぞ…という思いが両方あって、
とにかく目の前の案件を丁寧かつ誠実にこなしていくとともに
やっぱりサスティナブルなカンパニーになれるように
サバイバルしていかなきゃならんのですね。
そんな思いがあるからこそ
本書を見つけた時は即買いし、
気合いを入れて読み始めたのでした。
目次
プロローグ 事業構想の始まりはビジネスの現場から
第1章 「経営理念」はサスティナブル・カンパニーへの道標
特集レポート グループビジョンの見える化で
一体感の醸成―西武ホールディングス事例
第2章 従業員がイキイキとして、
満足度(ES=Employee Satisfaction)が高い:「売り手よし」
第3章 顧客の喜び(CS=Customer Satisfaction)を目指し、
魅力ある商品とホスピタリティに満ち溢れている:「買い手よし」
第4章 地元に密着、
地域社会の満足(SS=Social Satisfaction)を目指す:「買い手・世間よし」
第5章 「安全・安心」をベースにCSR(企業の社会的責任)経営を重視する:「世間よし」
エピローグ サスティナブルこそ最強のマーケティング
感想
私も好きな考え方である
近江商人の売り手良し、買い手良し、世間良しの
三方良しを基本線として
著者が関わってきた西武ホールディングス、
資生堂などの事例を交えて
経営、マネジメント、マーケティングについて
学べる内容ですね。
プロローグの事業構想の部分であったり、
第1章の経営理念については
私自身も非常に参考になりました。
改めて自社の経営理念についても見直し、
思わず資料を作り込んでしまいました。
サスティナブル・カンパニーなんていうと
どうもアメリカンナイズされた
日本には合わないグローバル化について
書かれているかと思いきや
意外と働く人々に寄り添った考え方が書かれてあり、
その点は評価しつつ
豊富な事例を自分の仕事に当てはめながら
勉強になりながら読めました。
後半部分はちょっと私の興味からズレてしまいましたが
経営陣の1人として、
自社を振り返るきっかけにもなりましたし、
新たなビジネスモデルや、
新たな方向性を考える事もできました。
病院経営者やクリニック開業医のように
経営に携わる方にはもれなくおススメできる
ビジネス本だと思います。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
私は自分の会社を小さいながらも
サスティナブル・カンパニーにしたいです。
だから本書は参考になる点は多かったです。
大手企業の不祥事がずっと続いていて、
ハッキリ言ってしまうと
本来は潰さなきゃ、潰れなきゃいけないような
あまりにも悪質な不祥事ばかりです。
大きいから潰してしまうと
多方面に影響が出るから、
だから潰れない、潰さないだけで、
企業の存在価値としては終わっていると言っても
過言ではないと思う所が少なくありません。
日本の名立たる企業は
それこそ町工場とか、小さな商店からスタートして、
世の為、人の為に尽くして、
真っ当な商売をしてきたからこそ
世界でも評価される企業になれた訳ですよね。
今はどこも元気がないですが、
大企業になって
最初の頃の経営理念やビジョンが薄れてしまっているのでしょう。
私ごときがこれらのような大企業を作れるとは思えませんが、
キラリと光る中小企業、
規模は小さいながらも次世代にも受け継がれていく、
そんな美学を持った企業にしたいものだ…と
つくづく思いました。
それでは、また…。
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・医師向け情報取集サイト 医療ビジネス健全化協議会<IBIKEN>
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