おはようございます。
医師のキャリアプランを軸にして
転職やクリニック開業で希望を叶えるサポートをする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
いつの世も時代は移り変わります。
そして昨今の変化のスピードは早まるばかりですね。
しかし歴史は繰り返すとも言われます。
変わりつつある世の中で
いつか来た道に辿り着く。
人の世って難しいものですね…。
本日のブログのタイトルは、
【 新「風流」経済学 あと3年で、世界は江戸になる! 】
といたしました。
本書をピックアップした理由
『 新「風流」経済学 あと3年で、世界は江戸になる! 』
日下 公人 ビジネス社 を読みました。
グローバリズム社会となり、
そのメリットとデメリットが明らかになりつつあります。
我が国の繁栄を考えた場合に、
果たしてグローバリズム社会が適しているのか?
それとも違う道を選ぶべきなのか?
そんな事を考えていると
ひとつの選択肢として
江戸時代のような生活もあって良いのかもしれない…。
漠然とそんな事を考えていたんです。
そして出会ったのが本書。
おお!これは運命か?と思い、
興味津々で読み始めたのでした。
目次
序章 エドナイゼーションの始まり
第1章 二〇一〇年、世界が江戸になる
第2章 日本繁栄のルーツは江戸にあり
第3章 江戸の生き方がグローバル・スタンダードになる
第4章 ビジネスは江戸に還る
第5章 日本鎖国論
第6章 縦の人間関係復活が日本を強くする
感想
う~ん、発想が面白い。
ぶっちゃけ書かれている事は
そう大した事ではないのですが(苦笑)、
発想がすでに勝ちで面白く読めちゃいます。
エドナイゼーション。
世界が江戸になる。
まあさすがに突拍子もなさ過ぎる発想ですし、
本書は2007年に発行されていますので
あと3年どころか、
10年以上経っても江戸にはなってません(笑)。
ただ江戸時代的な生活や文化を
一部取り入れた方が
現代社会は上手く回るのではないか?と考えると
本書は参考になる点は少なくないです。
これは文化や伝統だけではなく、
ビジネスや行政でもそう言えるかもしれません。
現代社会のアンチテーゼとしては
江戸に還れという発想は面白いのですが、
逆に江戸時代にも欠点はある訳で
その点は冷静に見ないといけないかなあと思います。
さすがに今の時代にもう1度鎖国しろとか、
縦の人間関係を復活させろと言っても
現実的ではないでしょうし、
その弊害はとてつもなく大きそうです。
私自身、面白そうだぞ!と感じて読み始めましたが、
まあ面白いけど、
こういう突飛な発想は頭の片隅に持つべきだけど、
さすがに発想だけでは具体論にならず、
読み物としての面白さはあっても
学びや参考にはそれほどならないかなあと思いました。
評価
おススメ度は ★★★☆☆ といたします。
ちょっと厳しめではありますが、
発想の転換とか、
読み物としての面白さはあります。
また私たち自身が忘れかけている
日本人の長所とか、
日本人のスゴさとか、
こういったものを思い出す為には良い本です。
私たちには謙遜とか、卑下とか、
自分たちを下に見る傾向がありますが、
それでは世界で後れを取る事にもなりかねません。
綿々と続く美徳とか、
以心伝心とか、
習慣、慣例などの良さをまず自分たちが把握して、
外国人に説明できるようになっておきたいですね。
それが日本経済の為にも必要な気がします。
それでは、また…。
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