ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。ジャンルは様々。

人生の収穫

 

おはようございます。

 

毎日の読書が欠かせない

医療コンサルタントとして学び続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

しかし人生ってのは

答えを求めて問い続けるしかありませんね。

 

人生における考え方って

物凄く重要で

自分自身もより良い考えを身に付けるために

多くの書物から学び続けておる次第ですが、

なかなか人生って好転しません。

 

長い人生の中では、

人生観がガラリと変わるシーンが

何度かあるものだと思います。

 

ただこれは自ら掴みに行くものではなく、

向こうからやってくるものなのですね。

 

そしてやってきた時に

自分が準備不足だと

せっかく来たのに気づけなかったり、

機会が逆戻りしてしまったりするものです。

 

自分にできるのは、

いざという時に備えて

準備万端整えておく事だけなのですね…。

 

前置きが長くなりましたが、

本日のブログのタイトルは、

【 人生の収穫 】

といたしました。

 

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本書をピックアップした理由

『 人生の収穫 』

曾野 綾子 河出書房新社 を読みました。

 

なぜなのか自分でもよくわからないのですが、

曾野さんの著書を読むようになったのは

4~5年くらい前からでしょうか…。

 

特にこれというきっかけがあった訳ではなく、

ふと手に取った…みたいな感じなのです。

 

でも最初に読んだ時から

何となく波長が合うと言いますか、

感性が近いというか、

共感できるところが多くて

ああ、この人の書くものは好きだなと

自然と感じたのですね。

 

事前知識は全くゼロでしたので、

曾野さんがどんな方なのか?も知らず

まして作家なのに

私が読んだのはエッセイですし、

その後に何冊も読んでいるのですが

なんと全てエッセイです。

 

あまり小説には関心がないんです(笑)。

 

それでもいつもエッセイで

とても良い刺激をもらっていますし、

知的好奇心が湧いてきますし、

曾野さんの考え方が

私はわりと好きなのですね。

 

よって時々ふと読みたくなるのです。

 

今回はたぶん私自身が

人生についていろいろ考えていたのでしょう。

 

本棚から自然と本書を手に取っていました。 

 

目次

第一章 人生には一日として同じ日がない


筍の偉さ・・・人生には一日として同じ日がない

他人流の危険・・・自分流に不器用に生きる

休み下手・・・何となく自然に生きていくこつ

隣席の人・・・友をつくる才能

収穫までの長い年月・・・辛抱強く見守り、待つということ

秘書・・・野暮な人にならないために

むだな考え・・・「もしも」という仮定形で物事を考えられる幸福

聖域・・・「したいことはしつくさねばならない」は、思い上がり

微量元素・・・不幸も、人間を育てる一つの要素

祖国・・・心も体も柔軟に「通り」よく

第二章 「適当」という人生の至芸


物置き場に非ず・・・「適当」という人生の至芸

吠え立てる個性・・・得意で好きなことをするのが成功と幸福に繋がる

どうでもいい話なのだが・・・与えられたすべてを自分の属性とする

素朴な知恵・・・「うまい話」などこの世ではありえない

今日一日、上等、上等・・・料理の無限の奥深さ

まあ、そんなものか・・・再雇用の道とゆとりの人生設計

人脈の作り方・・・人脈を使いさえしなければ人脈はできる

バチが当たる・・・整理することの大切さ

社長の顔が見たい・・・改善すべきことを放置する不思議

急なご用事・・・「偉い人に会いたがる」という悪趣味


第三章 人生は「回り道」が面白い


ドジの功名・・・人生は「回り道」が面白い

番狂わせ・・・「農夫の朝食」というドラマ

朝から妄想・・・善意が悪に変わるとき

雨男・晴れ女・・・運命に命じられた大切な事業

三十秒、三十分、三十時間・・・アフリカに見る人間生活の根源

農地の塀・・・貧困の地に学ぶこと

ヒマワリの眼・・・清い自然の恵み

花咲く森が遠のいて・・・文明を選択した私たちが失ったもの

健康に悪い言葉・・・あいまいな言葉の居心地悪さ

実験的祈り・・・「人権」という貧しい言葉

第四章 冒険しないで面白い人生はない


母の誇り・・・冒険しないで面白い人生はない

凍り鮨・・・失敗を楽しむ才覚

逆らいをためらわない・・・判断を世間の常識に合わせることはない

自信をつける方法・・・苛酷に耐えるのが人生だという認識

贈り物・・・すべての人はあらゆる人から恩恵を受ける

ディベートの効用・・・勝者もなく敗者もなく

普通の行為・・・すべきことをすることこそ自由

内戦の犠牲者・・・「何をしてもいい」という甘さと幼稚さの果て

豆でも蒔くことだ・・・「怠け者は食べられない」という原則

ご復活料理・・・食べ物が悪いとアタマも悪くなる

第五章 人生には何でもあり


いつも、どこでも、人は……・・・人生には何でもあり

痛くない理由・・・人間として生きるという意味

或る詩人の死・・・ありあまる自由の中での不幸

二十九年間のだんまり・・・長き沈黙の意味

荒れる原因・・・与える光栄を子供に体験させない親たち

東部の空・・・「人権」を主張する前に

組織は声から始まる・・・平静と礼儀を失わないよう取り繕えるのが大人

残酷な墓参り・・・悪意の人より、善意の人が怖い

新しい知識人・・・愛は知識を前提とする

日常の中の危険・・・理由なく信じることは、愚かなことである

第六章 老いてこそ輝く人生


待ち時間を楽しむ・・・老いてこそ輝く人生

失脚・・・欠陥ある体に耐えることは凡庸な自己修行法

船で暮らす人・・・独創的な老後の生き方

昔は恋があった・・・貧しい戦後、心豊かな時代

ペットとの共生・・・人間は誰かと一緒でなければ生きられない

最後の一切れ・・・手作りの料理の大切さ

一月一日の大商い・・・人が寝ているうちに働き、安い給与でも仕事をする

充たされる条件・・・運命を受け入れる勇気

怖くてむずかしい話・・・「損なことを選べる」という、魂の高貴さ

輝く日々・・・最期の瞬間まで、日常性を保つこと 

 

感想

うん、本作も良かったです。

正直言えば、

上記の目次を見ればわかる通り、

興味のあるテーマもあれば

どうでもよいテーマもあり(苦笑)、

それでもトータルとしては

かなり学びになりましたし、

興味がないテーマでも

さすがに曾野さんはしっかりまとめ上げていて

スラスラ読めてしまうのは

さすがに作家としての技術なのでしょう。

 

別に曾野さんの考えを

何でも支持する訳ではありませんけど、

なるほどね~、

ああ、そう見ればいいのか、

へえ~、そんな受け止め方もあるのか?と

面白おかしく読めました。

 

それでは恒例の私がグッと来た箇所を

ご紹介いたします。 

 

人生には1日として同じ日がない。

会う人も1人として同じ人がいない。

そう思うと強欲になるのだ。

今日を大切にしたいと思う。

(P.16)

 

あまりにも単純に

優等生的な道を選ぶということは、

多分それだけで優等生でない証拠なのである。

要は自分流に不器用に生きることである。

自分流でなく、

他人流に生きようとする人が多過ぎるから

ストレスが起きる。

(P.21)

 

辛抱強く見守ることが、

すべての事を成功させる秘訣らしい。

(P.30)

 

人間の一生は、

燃えつくし、

したいことをして死ぬのがいい、

と私はよく思い書いてもいるが、

同時にいくらかの部分を、

自制し、し残し、

相応の満足と悔悟の双方を心に感じながら、

死ぬのがいいように思っている。

したいことはしつくさなければいけない。

などと思うのは、

どこか思い上がっている気がするのだ。

(P.39)

 

要は人間は、

自分の得意で好きなことをするのが

成功と幸福に繋がる。

これは単純な原理だ。

まず自分の得意なものを発見すること。

次にそれを一生かかってし続けること。

この2つの行程に必要なのは、

持続力といささかの勇気だけである。

いささかの、と付け加えたのは、

別に敵の陣営に忍び込むほどの、

命をかけた勇気でなくて済むからだ。

ただ人に少し嫌みを言われたり侮辱を受けたり、

金銭的な不遇時代を堪え忍ぶだけだ。

しかしそれも好きなことをしているのだから

そんなに辛いわけがない。

(P.51~52)

 

冷静な現実主義だけが、

まともな戦略に寄与するだろう。

(P.77)

 

人が別々の使命を負うということはすばらしい。

言うまでもないが、

どの使命を担うことも、

必ず「運命に命じられた」大切な事業なのである。

(P.91)

 

人間は二つの道をとることはできない。

私たちは自然や原始よりも文明を選択した。

文明をさらに複雑にするために躍起となった。

(P.102)

 

私の実感によると、

人生の面白さは、

そのために払った犠牲や危険と、

かなり正確に比例している。

冒険しないで面白い人生はない、と言ってもいい。

(P.114)

 

すべての人はあらゆる人から恩恵を受ける。

善からも悪からも贈り物をもらう。

そのからくりを考えると、

誰もが本来なら謙虚にならざるを得ないのである。

(P.126)

 

したいことをするのが自由ではない。

人間としてすべきことをするのが自由なのです。

(P.132)

 

私はどんなことでも普通にする人間でいたい。

(P.132)

 

善意ほど恐ろしいものはない。

悪意は拒否できるが、

善意は拒否する理由がないからだ。

(P.166)

 

人は時には貧乏な方が救われる。

お金のある無聊は人間を苦しめる最悪の状態だ。

’(P.183)

 

政治家は

「お年寄りも安心して暮らせる社会を」

などと明らかな嘘を付き、

選挙をする方も、

安心して暮らせる社会を作る政治家がいいなどと、

ノーテンキなことを言う。

「安心して暮らせる」世の中など、

この世にあるわけがない。

(P.199)

 

人のためにいささかの損をできる人間になれ、

と教えない教育では、

社会は成り立って行かないだろうと思う。

(P.201)

 

以上です。

いかがでしょうか?

スゴクないですか!? 

 

評価

おススメ度は ★★★★★ と満点といたします。

 

今まで曾野さんの著書は何冊か読んできましたし、

それぞれ味わい深く感じてきましたが、

本作は今までで最も良かったです。

 

人生訓、人生論、人生観、

いろいろ学ぶことがありました。

 

あとは自分流にいかに解釈して、

自分の人生をより良くするために、

いかにして、

人の人生をより良くしていくか?

 

この実現のために

日夜考え、働き続けてまいります。

 

それでは、また…。 

 

 

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