ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

これから何が起こるのか 我々の働き方を変える「75の変化」

 

おはようございます。

 

毎日の読書が欠かせない

医療コンサルタントとして学び続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

良いことを始めるのに遅すぎるなんてない。

 

私は心底そう思ってますし、

もう年だから…とか、

今さら遅いよね…なんて言うのは

一切認めません。

 

良いことならチャレンジするに限ります。

いいんです、失敗しても。

何もしないより100倍いいです。

 

ってなぜこんな書き出しをしたかと言いますと

本書は2006年12月に発行されているのです。

 

これはさすがに古すぎますよね。

でもなんか予感がしたんです。

そして大当たりだったのです。

 

良いことをするのに遅すぎるなんてありません。

 

今回ご紹介するのは、

【 これから何が起こるのか

  我々の働き方を変える「75の変化」 】です。

 

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本書をピックアップした理由

『 これから何が起こるのか

  我々の働き方を変える「75の変化」 』

田坂 広志 PHP研究所 を読みました。

 

冒頭に書いたように

ぶっちゃけ「勘」だけなんです。

 

この本を知っていたわけではありませんし、

著者を存じていたわけでもありません。

 

タイトルが気になったのか…

表紙に惹かれたのか…

ブックオフで見つけた本書。

 

何となく気になって

本書を手に取り目次をパラパラ。

お!これ面白そうじゃん。

 

私の興味を持つ分野、

テクノロジー、働き方、未来予測。

 

よしこれは買いか…と思いきや

巻末を見ると2006年12月発行…。

 

う~ん、さすがに古いか。

ひと世代前どころか

ふた世代前のテクノロジーか…。

 

中身を見るとWEB2.0…と。

今はWEB4.0とか、WEB5.0ですからね。

 

正直やめとくかと思って

一旦棚に戻すも何となく気になる。

 

まあいいや200円だし(笑)。

そんなこんなで買いまして、

買ったら買ったでやっぱり気になりまして、

外してもいいやと思い

恐る恐る読み始めたのでした。 

 

目次

序話 これから何が起こるのかー

  「ウェブ2.0革命」が、資本主義のすべてを変えていく

第1話 これから「情報革命」で何が起こるのか

   ー情報革命によって、劇的な「権力の移行」が起こる

第2話 これから「市場」で何が起こるのか

   ー消費者が、企業を使って「商品開発」を行うようになる

第3話 これから「企業」に何が起こるのか

   ー企業は、「販売促進」よりも

   「購買支援」をしなければならなくなる

第4話 これから「ビジネス」に何が起こるのか

   ービジネスの本質が「商品の提供」ではなく

   「ライフスタイルの提案」になる

第5話 これから「商品」に何が起こるのか

   ー「良い商品」を創っても、売れない時代が到来する

第6話 これから「マネジメント」に何が起こるのか

   ー「他社の智恵」や「顧客の智恵」を

    マネジメントしなければならなくなる

第7話 これから「知識社会」で何が起こるのか

   ー知識社会では、「知識」が価値を失っていく

第8話 これから「資本主義」に何が起こるのか

   ー「収益」戦略よりも、「収穫」戦略が重要になる

終話 これから「経済原理」に何が起こるのか

   ーそして、「日本の時代」が始まる 

 

感想

な・なんだと…。

メチャクチャ勉強になるじゃないか。

 

古さも感じない。

ところどころはあるけど、

概ね違和感はなく、

むしろ現在でも通用することは多い。

 

なぜなんだ?

それはある程度の結果を知っていて、

そのプロセスが本書には明記されているからです。

 

ドックイヤーどころか

マウスイヤーと呼ばれる現代社会。

 

テクノロジーは日進月歩に進化して、

世の中の利便性は益々高まり、

付いていくのが精一杯…。

 

そんな私でも本書は大変にわかりやすく、

特に「理由」と「背景」が説明されているので

スッと頭に入ってきます。

 

あ、それはこういう理由だったのか…。

ほう、その背景にあったのがこれだったのか。

 

そんな感じです。

 

なにせ少し前の本ですから、

それはちょっと古いねえ…とか、

ああ、それは外れたね…なんてところもありますが、

まあそれはご愛敬でいいでしょう。

 

ほぼほぼ現代に繋がる分析は

ハイレベルにできていますから。

 

それでは恒例の私がグッと来た箇所をご紹介します。

 

アマゾンという企業のサービスとして

提供されているコンテンツが、

アマゾンの顧客によって書かれている。

いわば、アマゾンという企業と

アマゾンの「顧客」が一体となって、

そのサービスを生み出しているのです。

(中略)

これが「主客融合」の一つの事例です。

(P.56)

 

この「相互浸透」とは、

そもそもドイツ観念論の哲学者、

オルグヘーゲルが、

その「弁証法」の思想において、

「対立物の相互浸透の法則」として述べたものです。

それは、「相対立し、競い合う者同士は、

その対立と競争のプロセスを通じて、

互いに似てくる」という法則です。

(P.67)

 

小売りや卸売などの「古い中間業者」は、

ミドルマン・ウィル・ダイ」という言葉通り、

市場で淘汰されていったのです。

しかし、その後、誰も予想しなかったことが起こった。

市場に、まったく新しいタイプの

「中間業者」が生まれてきたのです。

それが「ニューミドルマン」と呼ばれる

「新しい中間業者」です。

では、「古い中間業者」(オールドミドルマン)と

「新しい中間業者」(ニューミドルマン」は、

何が違うのか。

向いている方向が違うのです。

「新しい中間業者」は、「古い中間業者」とは、

まったく逆の方向を向いているのです。

(P112~113)

 

「三つのワン・サービス」

1、ワンテーブル・サービス

  特定の商品ジャンルの色々な競合商品を

  一つのテーブルに乗せ、

  それらを様々な角度から比較し、

  評価をしてくれるサービスです。

2、ワンストップ・サービス

  特定のニーズに関連するすべての商品とサービスの情報を、

  一つの窓口でワンストップで教えてくれるサービスです。

3、ワンツーワン・サービス

  顧客に対して担当者がワンツーワン(一対一)で対応し、

  懇切丁寧なアドバイスを提供してくれるサービスです。

(P.135)

 

「顧客中心市場」の到来によって、

企業は、従来の「販売代理」「販売支援」の発想を、

「購買代理」「購買支援」の発想へと、

百八十度、転換することが求められました。

次いで、この「購買代理」「購買支援」の発想を、

「生活支援」「生活提案」の発想へと、

一段深いレベルへ、

転換することが求められるのです。

これは、言葉を変えれば、

従来の「マーケティング促進」の発想から、

「ショッピング支援」の発想へ、

そして、「ショッピング支援」の発想から、

「ライフスタイル提案」の発想へ、

ビジネスの基本的な発想を

転換していく必要があることを意味しているのです。  

(P.151)

 

資本主義が「工業社会」「情報社会」「知識社会」と

進化していくにつれて、

それぞれの社会で「求められる人材」と

「活躍する人材」の人物像も

進化していくということなのです。

(P.246)

 

知的プロフェッショナルの5つの条件

1.「プロフェッショナル」は、

  自分のことを労働者とは思っていません。

2.「プロフェッショナル」は、

  自分のことを「商品」とは思っていません。

3.「プロフェッショナル」は、

  自分の仕事を「作品」と思っています。

4.「プロフェッショナル」は、

  「目に見えない報酬」を求めて仕事をします。

5.「プロフェッショナル」は、

  自分の「個性」を大切にした仕事をします。

(P.247~249)

 

人材というものが、

「ストック」ではなく、

「フロー」になっていく。

そのパラダイム転換が起こっていることを、

理解すべきでしょう。

(P.265)

 

企業と顧客が一体となり、

融合していく革命。

その革命が起ころうとしている時代に、

もし企業の側に、

「顧客」というものを

「商売の手段」として対象化し、

「顧客の智恵を利用しよう」という

操作主義が存在するならば、

そこには決して「主客融合」の場は生まれてこない。

(P.284)

 

物事が進歩・発展するとき、

直線的に発展していくのではない。

あたかも螺旋階段を登るように

発展していくという法則です。

すなわち、螺旋階段を登る人を横から見れば、

上に登っていく。

進歩・発展していく。

しかし、それを上から見るならば、

階段を一周して元の位置に戻ってくる。

原点に回帰してくる。

その法則です。

(P.296)

 

企業は、本業を通じて社会貢献をする。

利益とは、社会に貢献したことの証である。

企業に多くの利益が与えられたということは、

その利益を用いて、さらなる社会貢献をせよとの、

世の声である。

(P.302~303)

 

「働く」とは

「傍」(はた)を

「楽」(らく)にすること、との「労働観」

「一隅を照らす、これ国の宝なり」との

最澄の言葉を体現した「人材観」

「利益とは、さらなる社会貢献をせよとの、

 世の声である」との「利益観」

「仕事の報酬は仕事だ」と考え、

働き甲斐ある仕事そのものを報酬と考える「報酬観」

巡り合った仕事を「天職」と考え、

その仕事を通じて「道」を求める「職業観」

顧客を鏡として、腕を磨くこと、

人間の磨くことを喜びとする「成長観」

(P.306) 

 

評価

おススメ度は ★★★★★ と満点といたします。

 

最新テクノロジーにキャッチアップし、

常により新しいものをチェックしているような方には

正直、不向きだと思います。

 

しかしテクノロジーの移り変わり、

そしてその要因や背景、

また社会的な意味や価値を学びたい方には

本書は大変参考になると感じました。

 

事実、私はとても勉強になりました。

今後の経営やマーケティング

活かしていこうと思いました。

 

それでは、また…。 

 

 

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