おはようございます。
読書がライフワークになっている
医療業界のコンサルタント
ジーネット株式会社の小野勝広です。
ここ20~30年を振り返ってみると
イチ時期「ど」ハマって
貪るように読みまくる作家がいました。
私の場合は、
小学生の頃にハマった
大人になってからは落合信彦、
そして歴史ものでは
半藤一利、三好徹、などなど。
他にも数冊読んだ作家さんは
かなりいるとは思うのですが、
最近では海堂尊さんです。
ここ4~5年に読み始めたのですが、
かなりの冊数を読んできました。
シンプルに面白いんですもの。
医療の勉強にもなるし…。
今回ご紹介する書籍は、
【 輝天炎上 】 です。
本書をピックアップした理由
『 輝天炎上 』
海堂 尊 角川文庫 を読みました。
海堂作品は様々なシリーズがあり、
本当であればその辺りをよく理解した上で
順々に読んでいったほうが
内容の理解度は上がりますし、
さらにストーリーを楽しめると思います。
しかし私の場合は
気になれば読む…というスタンスで
順不同で読んできてしまったので、
もうこのスタンスを貫き通すしかありません。
本作品は、
ケルベロスの肖像のサイドストーリーのようです。
たまたま私は読んでいたようで良かった(笑)。
しばらく海堂作品を読んでいない気がして、
いや正確に言うと
チェ・ゲバラのポーラースターシリーズや
海堂ラボシリーズを読んでいて
いわゆる医療小説とは離れておりましたので、
久しぶりに読みたい!と思い
本書を手に取った 次第でした。
目次
序章 二重螺旋の悪魔
第1部 僕たちの失敗
第2部 女帝の進軍
第3部 透明な声
第4部 真夏の運命
感想
いや~、しかし不思議なものですね…。
だいぶご無沙汰だったにも関わらず
登場人物たちをすぐに思い出しますし、
前述したケルベロスの肖像のストーリーも
読み進めていくうちに
ああ、そうだった…と
鮮明に思い出します。
ただでさえ物忘れをするような
年代に差し掛かっているのに
こうして思い出せる自分に少し安心しました(笑)。
いえいえこれは私の問題ではなく、
やはり小説として優れている証明なのでしょう。
そして登場人物たちに人間味があるというか
魅力があるのでしょうね。
本作品はまさに過去の海堂作品の登場人物たちが
オールスターで登場しています。
あまりにも多くの人物がいますので、
最初はん?とわからずとも
何らかのキーワードで
ああ、あの人かとわかるのがスゴイ。
医療という観点で考えると
Aiと解剖のせめぎ合い以外は
ただ登場人物たちの多くが医師である事以外は
特に見るところはないのが残念でしたが、
ストーリーはさすがです。
前述したケルベロスの肖像の
サイドストーリーでありながら、
螺鈿迷宮の裏バージョンとも言えるそうです。
私、こちらも読んでおりました。
登場人物といい、
ストーリー展開といい、
海堂作品には楽しめる要素が満載です。
本書も海堂好きにはたまらないでしょう。
ページを捲る手が止まりません。
私の海堂さんに対する
「ど」ハマりぶりはしばらく続きそうです。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
すでにどこかで発表されているかもしれませんし、
もしかしたら現在構想中なのかもしれませんが、
やはり海堂さんには
このコロナに関する作品を手掛けて欲しいですね。
どんなふうに仕上げるのか、
かなり楽しみですし
多くの登場人物たちが
どんなふうに絡んでくるのか?
とても楽しみです。
現在進行形で進んでいることですし、
まだ明らかになっていないことが多いので
なかなか小説にはしにくいかもしれませんが、
海堂さんだったら
どんな観点で、
どのようにストーリーを展開するのか?
考えただけでワクワクします。
えっと輝天炎上の話しですね。
天馬クンと小百合とすみれの姉妹、
ここにお!と思った方は必読ですよ~。
それでは、また…。
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