ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

日本4.0 国家戦略の新しいリアル

 

おはようございます。

 

読書がライフワークになっている

医療業界のコンサルタント

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

本の買い方、選び方は

人それぞれだと思います。

 

また同じ人でも

その時の気分や目的によっては

実に様々なセレクトがあるんじゃないでしょうか。

 

私自身も最初から買いたい本が決まっている時もあれば

この著者は絶対に買いというケースもありますし、

その時に自分が興味を持っている

テーマの本を買う時もあります。

 

それ以外によくあるのが、

タイトル買いです。

 

大して内容をチェックする事もなく、

思わずタイトルに惹かれて買ってしまうケースです。

 

別に目的があるわけでもないんです。

なぜか、つい…なんですね。

 

この本はまさにそのパターンでした。 

  

今回ご紹介する書籍は、

【 日本4.0 国家戦略の新しいリアル 】 です。

 

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本書をピックアップした理由

『 日本4.0 国家戦略の新しいリアル 』

エドワード・ルトワック (訳)奥山 真司

文春新書 を読みました。

 

日本4.0…。

国家戦略の新しいリアル。

もうこれだけで買ってしまいました。

 

著者であるエドワード・ルトワックさんについても

全く存じ上げませんし、

何となく日本の進むべきIT戦略とか、

世界と戦うための国家戦略、

政治や経済について書かれていると

勝手に想像していたんです。

 

と・ところが…。

全く想定外でした(笑)。

 

まあこんな展開も読書の楽しみですし、

別に買って後悔しているわけではありません。

 

積ん読が100冊以上ある私としては

この本を手に取ったこと自体に

何らかの神の啓示のようなものがあったかもしれませんし、

たまにはこういうのもいいんです。

 

それにしてもそっちか!という内容でした。 

 

目次

第1章 日本4.0とは何か?

第2章 北朝鮮の非核化は可能か?

第3章 自衛隊進化論

第4章 日本は核武装すべきではない

第5章 自衛隊のための特殊部隊論

第6章 冷戦後に戦争の文化が変わった

第7章 「リスク回避」が戦争を長期化させる

第8章 地政学から地経学へ

第9章 米中が戦う地経学的紛争 

 

感想

まあ中身を全然チェックしなかった

私の責任なんですけどね、

いわゆる軍事本と言っていいのでしょうか?

 

完全に想定外でしたので、

読み始めてすぐにあれ?と思いつつ、

最初は国際政治本という感じでしたので

これはこれでいいやと読み進めました。

 

が、いつの間にか完全に軍事本です。

別に軍事に対して関心が高いわけでもない私…。

 

むむ~と思いながらも

意外と読めてしまうものです。

 

新書ですから 

それほど深掘りしているわけではありませんし、

ごく普通に楽しみながら読み終えてしまいました。

 

本書では、

日本1.0を内戦がなくなった江戸時代、

日本2.0を明治維新

日本3.0を戦後の焼け野原からの復興として、

これから日本4.0が来るとしています。

 

そして日本のチャンスは

北朝鮮の非核化が本格的に開始されてからだと

著者は述べます。

 

どうでしょうかね?

北朝鮮が核を放棄するとは

現在のところは思えませんし、

万が一放棄したとしても

それが我が国に好影響を与えるのかは

正直何とも言えません。

 

その他、我が国に対しては

自衛隊を進化させよとか

核武装はすべきではないとか、

自衛隊に特殊部隊を作れなど

う~ん、それはアメリカさんが許さんのでは?

中国、韓国は大騒ぎするのでは?と

疑問に思うところは多かったです。

 

その後は世界に目を向けて、

各国の現状を分析していますが、

まあ私の中では賛否両論という感じです。

 

ただそのなかでもなるほどと思うところはあり、

 

戦争で必要なのは、

勝つためになんでもやるということだ。

そこにはズルをすることも含まれる。

目的は「勝つこと」であり、

「ルールを守ること」ではないからだ。

 

これなどはまあ確かにね…と思いますけど

そもそも戦争はしないほうがいいに決まっていますし、

我が国は憲法上でも

「国権の発動たる戦争と、

 武力による威嚇又は武力の行使は、

 国際紛争を解決する手段としては、

 永久にこれを放棄する。 」と謳っているわけで

どう戦争をすべきかを書かれても

まあそうだろうね…としか思えません。

 

見事なパレードを行う軍隊は、

ほぼ実戦で役に立たない。

無駄なことにコストを使っているからだ。

 

テレビのニュースなどでは

近隣諸国の軍事パレードの場面を時々見たりしますが、

あの一挙手一投足は怖いくらいの迫力があります。

 

あれは実践では役立たないと言いますが、

たぶんあれとそれとは関係性がないと思います。

 

一瞬、そうかもと思ってしまったのですが、

たぶん見事なパレードをしても

強い軍隊もあれば、弱い軍隊もあるんじゃないかと。

 

あまり短絡的に決めつけるのは危険ですよね。

 

米中の対立の主戦場は、

もはや軍事的な領域から、

地経学(ジオエコノミックス)的領域に移りつつある。

 

これも確かに…と思えますが

軍事衝突したら両国ばかりでなく、

近隣諸国は当然のことながら

世界的にも相当のダメージを与える事になるでしょう。

 

つまり米ソの冷戦でもそうであったように

お互いけん制し合ってリアルな戦争は

お互いにしたくない、できないんじゃないでしょうか。

だから経済的な戦いとなる。

 

わが国としてはこの両国が戦争をする事があったら

とんでもない悪影響を受けそうです。

 

もし日本が本当にリアルな戦略を考えるならば、

最優先されるべきは少子化対策だ。

 

これはその通りですね。

自民党政権は全く効果的な手を打てませんし、

メディアの危機感も薄いようですが

少子化は確実に国力を落としますし、

経済力も相当にダウンするでしょう。

 

コロナワクチンの件でも明らかになりましたが、

我が国は老人を大事にして

子どもを犠牲にしています。

 

政治家、権力者が老人ばかりだから

しょうがないんでしょうけど、

私利私欲のために未来を犠牲にする老人たちなど

そろそろ一掃しなきゃいけないんじゃないでしょうか。

 

なんて事を読みながら感じておったのですが、

本書において最も納得したのは…

第7章で語られている

 

勝利という目的は得たいのに、

リスクという代償は払いたくない。

実際には莫大なコストがかかり、

犠牲が増える可能性すらある。

軽減されているのは指導者の責任だけだ。

 

この部分です。

 

犠牲者を出さないために、

とんでもないリソースや

最先端のテクノロジーを使い、

費用対効果は最悪…。

 

指導者が糾弾されないためだけに

多額の費用が掛かり、

逆に現場にリスクを与える事にもなりかねない。

 

アメリカ軍に対しての評価なのですが、

私は我が国の政治であったり、

大企業に対しても同じことが言えるように感じました。

 

本書では比較対象として成功している

イスラエル軍について書かれていましたが、

確かに軍事的にはイスラエル軍のほうが

効率的で成功を収めていると言えるでしょう。

 

ただそれは戦争があることが前提。

 

戦争をなくすための努力も必要と考えると

戦争はお金が掛かるからしないということが

常識化されるのもいいかもしれません。

 

世界ではまだまだ紛争が絶えませんが、

少なくとも先進国は戦争をしないほうが

経済的にはメリットが大きいでしょう。

 

問題はいつでも戦争ができる国がいくつもあること。

果たして国際社会は

それを止め続ける事ができるのかどうか。

 

最初はガッカリ感が大きかった本書ですが、

意外といろんなことを考え、

結構勉強になったりしますから

やはりタイトル買いは悪くないと思います(苦笑)。 

 

評価

おススメ度は ★★★☆☆ といたしました。

 

それなりには勉強になったし、

純粋に楽しんだものの

この本を読むなら他の本を読めば良かった…

そんな気持ちがあるのも事実です。

 

軍事に関心の高い方ならいざ知らず、

そうではない私にはギリギリありかって感じです。

 

しかしタイトル買いしなきゃ

絶対に読まない本ですから

これはこれでよい出会いだったと

無理やり思うことにします。

 

さ、次の本を読もうっと(笑)。

 

それでは、また…。 

 

 

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