ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

最強のWebマーケティング

 

おはようございます。

 

読書がライフワークになっている

医療業界のコンサルタント

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

私はベンチャー企業の経営者です。

 

まあベンチャー企業と言ったって

今をときめくIT系とかではなくて

医師の転職エージェントと

クリニック開業コンサルタントが主軸の

ニッチな地味な仕事です。

 

ですからベンチャーというよりは

そこらの中小企業の親父と言っていいかもしれません。

 

ただ若手の社員のために

必死こいて会社を立ち上げて

次世代に少しでも良い形で譲りたいと考えています。

 

でもまだまだです。

まだまだ中小企業の親父です。

 

ですから営業もすれば

企画も、管理も、マーケティング

何でもやります。

 

そんな私ですから

Webマーケティングについては

時々学んでおかねば

時代の流れに置いていかれるという

危機感を持っています。

 

もともと昔はエンジニアをしていた事もあるので

Webは嫌いではないし

SNSなどは超が付くほど積極的に活用しています。

 

消して詳しいわけではありませんが

年齢の割にはそれなりの知識と経験を身に付けていると

自分では思ってます。

 

今回ご紹介する書籍は、

【 最強のWebマーケティング です。

 

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本書をピックアップした理由

『 最強のWebマーケティング

高原 英実 幻冬舎 を読みました。

 

前述したように

Webマーケティングについて学びたいという思いがあり

Amazonで多くの本をチェックしてたんです。

 

どれも帯に短し襷に長しという感じで

どうすっかな~、どれがいいかな~と迷ってたのですが

やっぱり「最強のWebマーケティング」という

本書のタイトルに惹かれました。

 

あまり捻らずに「ド」ストレートなタイトルに

よし!これにしようと思いポチっとしたんですね。

 

もともとWebマーケティングが学びたかったので

届き次第に積ん読せずに

さあ勉強するぞと思い読み始めたのでした。

 

目次

はじめに

Chapter.1:なぜWebマーケティングがうまくいかないのか?

Chapter.2:押さえるべきは3つのプロセス!

      Web接客に特化したマーケティングツール「Robee」

Chapter.3:〈これだけは押さえろ:LP編〉

      コンバージョン率の高い入り口づくり

Chapter.4:〈これだけは押さえろ:エントリーフォーム&確認ページ編〉

      入力しやすくするだけで売上が大きく増える!

Chapter.5:〈これだけは押さえろ:サンクスページ編〉

      最も購買意欲が高いタイミングを逃さない

Chapter.6:ますます進化する未来のWebマーケティング

おわりに

 

感想

なかなか評価の難しい本でした。

 

著者の会社のツール「Robee」という

ソリューションの案内をしています。

 

え~、もしかして自費出版なのか?

単なる営業本か…とガッカリして

読むのを止めようかと何度か思いました。

 

ところがですね、

それほど営業色が強いわけではなく

あくまでもWebマーケティングの説明をするために

わかりやすくするために

自社ツールを例に取っているというスタンスなんですね。

 

微妙な思いを持ちながらも

そのまま読み進めていくと

言っていることはとても真っ当ですし

結構勉強になっちゃうんです。

 

しょうがねえ、最後まで読むか…みたいな感じで

結局読み終えてしまいました(笑)。

 

Webの世界って日進月歩ですし、

数カ月前の常識が

あっという間に非常識になってしまう世界ですよね。

 

だから本書に書かれていることを

そのまま丸飲みするつもりはありませんし、

今から始めても遅いというのもあると思われます。

 

ただ「考え方」については

かなり勉強になりました。

 

Webマーケティングというより

Web接客とでも言うのでしょうか。

 

いかにホームページや

ランディングページに来てくれた方々に

不安や不信を抱かれないように

まるで隣で見ているかのように接客をしていく。

 

そういう姿勢の大事さはよくわかりました。

それこそサイトの構成とか、

その前提となる営業施策、経営方針が

実に大事になるのですね。

 

正直、Webの世界は

まるで引っ掛けのような騙しのテクニックもありますし、

サービス提供者側の論理が強すぎて

自分勝手すぎるサイトも決して少なくありません。

 

私の業界でも

これは悪質ではないか?と思うものや

明らかにミスリードしているもの、

必要な情報を提供せずに

不必要な宣伝広告ばかりのものなど

信頼性に欠けると言わざるを得ないものも多いです。

 

楽して稼ぐという

おかしな風潮が蔓延り過ぎている気もしますし、

低価格の宣伝コストや間違った効率化が

少し進み過ぎたように思うのです。

 

それと虚偽情報があまりにも多いです。

クリックさせたら勝ちとか、

1度でも販売しちゃえばいいとか、

そんなものも少なくないように感じます。

 

まあ過渡期とは言えるでしょう。

まだまだインターネットの普及から

それほど時は経っていませんし、

Web広告もこれからさらに良くなるのでしょう。

 

やはり何事も根本的な価値観、

方針が大事なんだなと痛感しました。

 

別にwebマーケティングだけではなく

これからの宣伝広告は

コンプライアンスは当然のことながら

いかに良質な情報を届けられるか?が大前提となり、

ユーザーの信頼こそが重要ですね。

 

それでは恒例の私がグッと来た箇所を

今回は少ないですけどご紹介いたします。

 

これはwebマーケティングに限らず、

あらゆるマーケティングでマス(大衆)を

集める時代ではなくなったということである。

(P.16)

 

価値観の多様化。

大量生産大量消費時代の終焉。

マーケティングも意識転換が不可欠ですね。

 

Webの集客方法が悪いというのは、

いい換えるとユーザーの期待値と

実際のサービス内容にギャップがあるということだ。

(P.33)

 

当たり前のことですが、

企業側の売るロジックが優先されれば

ユーザーの期待から遠ざかるばかりですね。

 

1980年代後半に、

もともとは米国の大学・研究機関などを接続する目的で作られた

クローズなネットワークだったインターネットが商用化された。

1994年にWebブラウザである

Netscape Navigator(現Mozilla Firefox)が好評を博し、

さらに1995年にWindows95が登場して

Internnet Explorerが標準搭載されると、

Webとそのプラットフォームであるインターネットは

急速に一般に普及していった。

当時は回線速度が遅く、

今と比べると品質の悪い画像しか載せられなかったが、

それでもカラーの画像が掲載できるWebは多くの人を魅了し、

個人も企業も熱心にホームページを作り始めた。

ホームページはあっという間に世界中に乱立し、

ホームページを探すために検索エンジンが提供されるようになる。

さらに画像が簡単に載せられることで、

広告媒体としても注目されるようになった。

当初はYahoo!などのポータルサイトの広告スペースを買い取って、

そこにバナー画像を貼り、

ユーザーがそれをクリックすると企業のホームページや

商品紹介ページに飛ぶという形が主流だった。

要するに新聞や雑誌の広告と基本的に変わらなかった。

だが、その後さまざまなイノベーションを経て、

webマーケティングは技術的な面だけではなく、

その考え方においても従来のマーケティングとは異なる、

専門性が必要な分野へと進化した。

Web広告は、マス広告と比較すると広告費が低価格だったこと、

マーケティングに役立つさまざまな種類のデータが

大量に収集できることから、

徐々にシェアが高まっていった。

そして2019年には日本のインターネット広告の出稿額が

ついにテレビを追い抜いたのだった。

(P.152~153)

 

これはwebマーケティングの歴史を

とても簡潔に説明してあり、

こういったプロセスを知ることも重要だなと感じたので

少し長文でしたけどご紹介しました。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

個人的には本当に勉強になりました。

わかりやすかったですし、

本質の部分まで切り込んでいましたし、

webマーケティングの書籍としては

かなり良いものであったと思います。

 

前述したように

ひとつだけ残念だったのは

「Robee」という自社サービスの宣伝をしていること。

 

極力、宣伝っぽくしないように

うまく説明に組み込んではいるのですが、

そうは言っても「Robee」「Robee」と

何度も出していますので

さすがにちょっと辟易しました。

 

しかしそれ以外は本当に良い内容です。

ちなみに「Robee」についても気になったので

検索して一応チェックしてみました。

 

確かに良さそうなツールではあります。

 

弊社のステージには合わなさそうですが、

webマーケティングに積極的な企業は

検討してもいいかもしれません。

 

って私が宣伝に手を貸す必要はないんですけど

別に回し者じゃないし、

まあよい勉強になったので少しだけ協力します(笑)。

 

それでは、また…。

 

 

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