ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。本好きの方集まれ!

予言された世界

 

おはようございます。

 

読書がライフワークになっている

医療業界のコンサルタント

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

長く読書生活を続けていると

ある一定時期にドハマりする作家さんとか

その作家の本を読み漁ることってありますよね。

 

私自身も今までそういうケースは多かったですが、

大学時代にドハマったのが

落合信彦さんです。

 

若い方は知らないかもしれませんが

アサヒビールスーパードライのCMに出演し、

国際政治ジャーナリストとして

一世を風靡した方ですね。

 

当時出版されていた著書は

ほとんど読んだと思います。

 

自分が国際政治に興味を持っていたのか、

落合氏の独特の文章スタイルが性に合ったのか、

CIA、KGBモサドなどスパイの話しが刺激的だったのか、

たぶん理由はいろいろあったのですが

まさにドハマった時期がありました。

 

その後は熱中も徐々に冷めて

ごく稀に新しく出版されたら読むくらいとなり、

ここ最近はだいぶご無沙汰しておりました。

 

今回ご紹介する書籍は、

【 予言された世界 】 です。

 

 

本書をピックアップした理由

『 予言された世界 』

落合 信彦 × 落合 陽一 小学館 を読みました。

 

前述したように

大学時代に落合信彦さんにハマった私。

 

これが不思議なご縁で、

ここ数年は息子さんである落合陽一さんにハマっています。

 

ka162701.hatenablog.com

 

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結構、読んでいますし、

私の積ん読本棚には

まだ数冊の落合陽一さんの本が

読まれるのを待っています。

 

そんな中で本書の存在を知った時には

即、ポチっとしました。

 

私にとってこの親子の共著なら

絶対に読まねばならないと考えて

すぐに購入し、

すぐに手に取りました。

 

「超」ワクワクしながら

メチャクチャ期待をしながら読み始めたのです。

 

あ、ちなみにお父さんのほうは

最近読んだものしかご紹介できないのですが

こんな本を読んでいます。

 

ka162701.hatenablog.com

 

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大半が書評ブログを書く前に

読み終えてしまっていて残念ですが、

私は落合親子には少し貢献していると思います(笑)。

 

目次

プロローグ1 落合陽一

プロローグ2 落合信彦

 

第一章●落合陽一

デジタル社会における情報の二面性


第二章●落合信彦

緊張が拡大する世界


第三章●落合信彦×落合陽一 対談

平和ボケ日本人への警鐘

「劣化する世界」を生き抜くために


第四章●落合陽一インタビュー

「現代の魔術師」に

国際ジャーナリストの父・落合信彦が授けた教え


第五章●落合陽一

これからの時代に勝ち残る生き方


第六章●落合信彦

勇者たちからの伝言

ジョン・F・ケネディロバート・ケネディの至言

マーガレット・サッチャーの至言

アイルトン・セナの至言

あとがきにかえて 落合信彦

 

感想

えっとですね、

期待がメチャクチャ大きかったので

その高すぎる期待には

さすがに届かなかったです。

 

いや、面白かったですよ。

物凄いスピードで読んでしまいましたし、

お父さんの落合信彦さんは

相変わらずの鋭さでグイグイ話しを展開します。

 

ただ、息子さんの落合陽一さんが

どうなんでしょ、遠慮してるのかな。

 

いつものキレがないというか、

何だかお父さんに合わせ過ぎな感じを受けました。

 

特に第三章の対談のところです。

短すぎる…。

 

対談はここだけなんですよ。

いやいやもっとボリュームがあって然るべきでしょう。

 

さすがに親子と言っても

専門分野が大きく異なるだけに、

話しが噛み合わないのかもしれませんけど

もっとたっぷりと対談させて、

多角的に、多方面から、

ありとあらゆる話題を取り上げて

壮大な対談に仕上げて欲しかったです。

 

対談は期待していただけに

この点はやや残念でした。

 

逆に第四章は面白かったですね。

お父さんについて落合陽一さんが語ると。

 

この方は本当に知性的であると思いますし、

おそらく性格も凄く良いのでしょう。

 

私なんぞは父親のことを冷静に語るなんて

ちょっとこっぱずかしい感じがしますし、

ぶっちゃけあんまり語りたくないです。

 

でも落合陽一さんは

とても聡明で、冷静で、落ち着いて

わかりやすく父親について語っているのですね。

 

その内容も当然ですが、

父親から学んだこと、

父親の長所など

ステキに語っているのが印象的でした。

 

それ以外の章は

それぞれのコラムですので

特段目新しさのようなものはないのですが、

本書ではお父さん側に寄せている感があり、

陽一さんも国際情勢について語ったり

ご自身の専門分野を語りつつも

少し枠を大きめにしている感があって

それはそれで勉強になりました。

 

お父さんの落合信彦氏については

かつての輝きではないですけど、

もうらしさが満載で

私にとっては懐かしさを感じつつも

相変わらずなところが妙に安心感を与えてくれて

特に最終章でケネディ兄弟の話しや

サッチャー元首相の話しは

ワクワクしながら読みました。

 

私のように信彦氏、陽一氏、両者が好きで、

関心を持ち続けている人は

ある世代に限定されてしまうかもしれませんが、

いずれかの氏に関心があれば

本書を読むことで視野が広がると思います。

 

今の10代、20代、30代くらいの方は

落合陽一氏はよく知っていても

落合信彦氏のことは知らないかもしれません。

 

であるならば

是非とも本書をお読み下さい。

 

陽一氏の主張で学びながら

信彦氏の今までやってきたことが掴めて

とても有意義な時間になると思います。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

対談のボリュームが少なかったですが

星がひとつ欠けた理由です。

 

重ね重ねその点は残念だったな。

それこそ全編対談でもいいくらいのなのに。

 

ただトータルとしては

とても面白かったです。

 

久しぶりに落合信彦節が炸裂してましたし、

国際情勢についても

ロシアのウクライナ侵攻の背景などが理解でき

実に勉強になりました。

 

個人的にはこれからも両氏には注目していきます。

 

さすがにお父さんのほうは

すでに80才を超えていらっしゃるので

執筆は少ないでしょうけど

陽一さんはまだまだこれからの方ですからね。

 

しばらくしたら落合陽一さんの著書を読み、

この書評ブログで紹介することでしょう。

 

それでは、また…。

 

 

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