おはようございます。
読書がライフワークになっている
医療業界のコンサルタント
ジーネット株式会社の小野勝広です。
インターネットの出現以来
個人が気軽に情報発信できる時代が到来しました。
これはこれで大変便利になりましたけど
その弊害としてフェイクが広がったり
詐欺的な情報が広まってしまうなど
問題がないこともありませんね。
ただ私たちは溢れんばかりの情報を浴びていますが
インプットだけではなく
アウトプットすることに
もっと意識を傾けてもいいのではないかと考えます。
今回ご紹介する書籍は、
【 学びを結果に返るアウトプット大全 】 です。
本書をピックアップした理由
『 学びを結果に返るアウトプット大全 』
樺沢 紫苑 サンクチュアリ出版 を読みました。
子供の頃って
完全なインプット主導型の勉強を
私たちはしてきましたよね。
それも半強制的に…。
しかし大人になっても
その勉強法を変えていない人は
意外と多いように感じています。
それには良し悪し両面あると思いますけど
少なくともビジネスの世界では
アウトプットしないことは
大きなマイナスではないでしょうか?
私自身、アウトプットを日常的にするようになり
アウトプット主導型の勉強が
非常に価値あるものだということを
身に染みて感じています。
実は社内でも
アウトプットをおススメしているのですが
なかなかできる人はいないのですね。
何かよいきっかけはないものか
どうアドバイスをすればいいのかと考えて
本書の存在を思い出しました。
著者である樺沢紫苑先生は
SNS界隈では大変に有名な方ですし
私自身facebookでも繋がっていただき
twitterでも相互フォローしていただいています。
多くの著書を出されていることは
よく知っていましたし
いつか読まねばとも思っていました。
ちょうど良い頃合いが来たぞと考えて
学ぶ気満々で読み始めたのでした。
目次
CHAPTER1 アウトプットの基本法則【RULES】
CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方【TALK】
CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方【WRITE】
CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力【DO】
CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法【TRAINING】
感想
うん、実に面白い。
非常に勉強になりました。
インプットよりもアウトプットに重きを置く
私自身のスタンスに間違いがないことに
自信が持てましたし、
また同時にまだまだ工夫のし甲斐があることも
よ~くわかりました。
これで社員の皆さんに
効果的なアドバイスができそうです。
よくよく冷静に考えてみると
私のインプットって
アウトプットするためにしているんですね。
だから必要性が高く
それこそ学ぶ意欲も相当に高いです。
そんなに勉強時間が長いわけではありませんが
自分で言うのも何ですけど
かなり効率的に身についている気がします。
もうアウトプット様々ですよ。
有難うと感謝したいです。
以前にSNSでこんな投稿をしたことがあります。
コーチングを受けたり
メンターからアドバイスを受けたり
コンサルを付けたり
塾やスクールでセミナーを受講したり
カウンセラーに相談をしたり
資格を取得したり
たくさんの読書をしたり
多くの教育系youtubeを観たり
学術論文をくまなく読み込んだり、
こんなに一生懸命に勉強をして
とんでもない努力をしているのに
今ひとつ自分が伸びないと感じるならば
理由はたったひとつではないでしょうか?
「アウトプットをしていない」
アウトプットすれば
能力が10倍は上がって一気に花開きます。
アウトプットし続けた
私が保証します。
学びは人の役に立ってこそ
「本物」に転化するのです。
世のため人のために学ぶことを始めたら
インプットの「質」が飛躍的に高まり
自然とアウトプットされてきます。
その「本質」が頭に叩き込まれたら
成長が「自動化」されるものなんですよ。
(たぶん…)
いかがでしょうか?
自分では結構いいことを言ったかと思ってます(笑)
また他にもこんな投稿をしたことがあります。
へつらわず
奢ることなく
争わず
欲を離れて
義理を案ぜよ。
はい、そう努力します…と言わざるを得ません…。
人間性を磨くということに
終わりはありませんね。
インプットしたらアウトプット。
アウトプットすれば次のインプットが見えてくる。
一生勉強です。
うん、これもなかなか(笑)
ついでにもうひとつ。
インプットしたものを
いかにアウトプットするか?
答えはひとつではないし
もしかしたら答えはないのかもしれない。
ただ私は自分のためにしようとするのではなく
他者のためにアウトプットする姿勢が持てれば
いずれ近いうちに解決すると考えています。
私自身がその道を通ってきたし、
どこかの誰かが参考にしてくれたら嬉しいなと
まさに「傍を楽にする」発想こそが
どこかの誰かがなるほどと思ってくれる
アウトプットに繋がると思うのです。
自分のためにしようとすると
苦しくなるだけですよ。
まだ見ぬ人のために。
おお、自分やるなぁと思います(笑)。
そうなんです。
私はアウトプッターであり
アウトプット推進派であり
アウトプットの価値を知る人間の1人なのです。
いすれも本書を読む前に投稿したものですけど
実は本書と被るとこもあるんですよ。
本書を読んで
益々アウトプットをおススメしたくなりました。
まずは弊社の社員から…(笑)
それでは恒例の私がグッと来た箇所をご紹介いたします。
思っていることを言葉に出して
「話す」ことは
アウトプットになるので、
「話す」ことは推奨されることですが、
「悪口」をいうのだけはやめたほうがいいでしょう。
なぜならば、「悪口をいう」ことは、
百害あって一利なしだからです。
(P.44)
ホントそう思います。
悪口を言った段階で
相手に対する悪感情は増すだけで
感情的になり過ぎて
本質を見失うことにも繋がります。
仕事したくねえ
やる気ねえ
会社を辞めたい
こんなことを口に出すと
もうモチベーションは下がるだけですからね。
アウトプットの効用とは
全く真逆の方向に自分を導いてしまいます。
人に何かを伝える場合、
「言語」だけではなく
「非言語」が非常に重要であるということ。
今よりも、ちょっとだけ
非言語コミュニケーションを意識するだけで、
あなたのコミュニケーション力が
大幅にアップすることは、間違いありません。
(P.47)
素直にわかる…と思いました。
人間的な魅力を持つ方って
笑顔がステキで
言葉に抑揚があり
話しを聞くのが心地いいですよね。
身振り手振りも愛嬌があり
視線が暖かく
発言に好感が持てます。
そんな人物に自分もなりたいものです。
罰やストレス、
緊張などの不快なものは
一定量あったほうが、
パフォーマンスは上昇します。
そして、ストレスが強すぎても、
弱すぎてもパフォーマンスは低下します。
つまり、ある程度の「緊張」があったほうが
パフォーマンスはアップする。
緊張は敵ではなく、味方であるということです。
(P.71)
昨今ではとにかく楽な方向に
自分を導くことが正当であるかのような
おかしな風潮がありますけど
個人的には間違いだと考えています。
人生はまだ長い。
そんな弱っちい自分にしてしまったら
逆に将来がキツくなるでしょう。
自分を鍛えることを考えたら
ストレスやプレッシャーは歓迎すべきものです。
もちろん行き過ぎたレベルは問題としても
一般的な基準であれば
自ら取りに行くくらいの感覚がいいんじゃないでしょうか。
必ず財産になりますし
将来の自分を有利にすること間違いなしです。
アウトプットする、
つまり「書く」ということは、
情報を「使う」ということ。
情報を何度も使うことによって、
「獣道」がどんどん太くなって、
農道になって、
最後は舗装されて国道になる。
そんなイメージです。
脳内の道路網(神経回路)を
舗装、拡大していくことが
あなたの「自己成長」そのものです。
その最初の一歩が「気づき」。
ですから「気づき」を得たら、
30秒以内にメモをとることが必須です。
(P.139)
情報を「使う」。
まさにこれがアウトプットの神髄だと思います。
せっかく学んだことを
自分の引き出しにしまっていては
せっかくの勉強が活きてこないですよね。
私はあんまりメモは取らないタイプですけど
その分、頭に叩き込んでるかな。
メチャクチャ考えるほうなので。
「創造性の4B」というものがあります。
アイデアが生まれやすい場所は、
Bathroom(入浴中、トイレ)、
Bus(バス、移動中)、
Bed(寝ているとき、寝る前、起きたとき)、
Bar(お酒を飲んでちょっとリラックスしているとき)
の4つです。
(P.141)
へえ~と思いました。
これは知らなかったですけど
でも、確かに、と頷けますね。
少し意識をしてみることで
新たなアイデアが思い浮かぶでしょうか。
むしろ無意識のほうがいいのかな。
ビジネスにおける
究極の成功法則をひとつ挙げるとしたら、
それは「続ける」ことです。
とにかく、続けないと結果は出ません。
ビジネス、勉強、スポーツ、趣味、恋愛。
3か月も続けられないとすれば、
目立った結果、成果を得ることは不可能です。
(P.192)
樺沢先生は「続ける」ことが得意ということで
⑴ 「今日やる」ことだけを考える
⑵ 楽しみながら実行する
⑶ 目標を細分化する
⑷ 結果を記録する
⑸ 結果が出たらご褒美をあげる
と5項目を挙げています。
実は私も「続ける」ことが得意です。
秘訣はたったひとつです。
樺沢先生ですら書かれていないですが
「根性でやる」もうこれだけです(笑)
まずは、1日15分、
1アウトプットからスタートして下さい。
(P.233)
千里の道も一歩より。
ローマは一日にして成らず。
そういうことですよね。
まずは小さく始める。
それが大きく育つ第1歩です。
「えっ、インプット量を減らすの?」と
思ったかもしれません。
インプット中心の勉強をしてきた人にとって、
インプット量を減らすことは恐怖を感じるものです。
しかし、どんなにたくさんインプットをしても、
アウトプットしない限り
すぐに忘れてしまいます。
つまり、アウトプットしないインプットは
意味がないのです。
(P.235)
思わず御意!と膝を打ちました。
私はアウトプットのためにインプットしています。
メチャクチャ効率がいいです。
無駄な勉強がありませんし、
アウトプットが完全に習慣化されていますので
大した頭脳を持っていなくても
インプット中心の勉強をしている人より
ずっと実利があると思ってます。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
内容的には五つ星でもいいのですが
ところどころに樺沢先生の他の著書を紹介していて
まあ気になるレベルではないんですが
何となく営業チックで
それが星がひとつ欠けた理由です。
私自身は当ブログをはじめ
会社のホームページで14年もブログを書き、
noteブログも毎日書き、
様々なSNSも毎日更新しておりますので
かなりアウトプットはしているほうです。
その方向性は正しいと思わせてくれ
なおかつ共感できるところも大変に多くて
自分に自信が持てました。
ご自身でアウトプットが課題だと
そんな認識をお持ちの方には
最適な本だと思いますよ。
それでは、また…。
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