ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60冊以上の本を通じて、人生や社会の構造を読み解いています。 読書感想にとどまらず、キャリアや人生に彩りを与える言葉を綴っています。読書好きな方と繫がりたい!

スモールビジネスの教科書

 

おはようございます。

 

読書がライフワークになっている

医療業界のコンサルタント

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

ギャップが深くなっているな。

 

いろ~んなことを見ていると

強く感じるのがギャップです。

 

代表的なのは

ジェネレーションギャップですけど

若い人は高齢者を批判し

高齢者は若い人を否定する。

 

何をやってるんだ?と思うんですよ。

まったく無意味です。

 

戦うべき相手を間違っています。

こんなんだから世界から取り残されるわけです。

 

一致団結して

世界と戦わなければならないのに

国内でいがみ合っていてどうするんだ?

 

いや別に世代間だけではありません。

もうありとあらゆるところにギャップがあり

つまらないことで非難の応酬です。

 

男女もそうだし

経営者と労働者もそうだし

上司と部下もそうだし

金持ちと貧乏もそうだし

大手企業と中小企業もそうだし

有名人と無名人もそうだし、

そんなことしてる場合じゃないって…と

個人的には思うのですけど

皆さんはいかが思われますか?

 

しかも文句の中身が実に恥ずかしい。

小学生でも言わないような

稚拙な言葉で言い合ってる。

 

ノブレスオブリージュと

オーバーアチーブを見失ったのが

すべての要因かなと思います。

 

足るを知る者は富むはずなのに

どこまでも強欲になってる。

 

相互扶助って知ってます?

人は支え合わないと生きていけないのに

勝者総取り、エゴ丸出しですよね。

 

蜘蛛の糸」が思い出されます。

 

今回ご紹介する書籍は、

【 スモールビジネスの教科書 】 です。

 

 

本書をピックアップした理由

『 スモールビジネスの教科書 』

武田所長 実業之日本社 を読みました。

 

一応、私は経営者でありますが

別に上場したいなんて思いません。

 

売上を2倍、3倍にしたいとか

社員をどんどん増やしたいとか

自分の給料を何千万にしようとか

そういうことは全く考えていないのです。

 

サバイバルできて

サスティナブルに維持できたら

それだけでいいんです。

 

きちんと黒字で運営できて

毎年社員の皆さんの給料を増やす。

 

そのためにいい仕事をして

徐々にお客さんを増やし

厚い支持をいただき

ファンになって下さる。

 

もうこれだけでいいんです。

たぶんこんな経営者は少数派ですし

資本主義的には失格かもしれません。

 

でもこういう考え方を持たないと

実現できないことがあるんですよ。

 

そう、私が目指しているのは

スモールビジネスです。

 

下記の本はご存知ですか?

人類が生存し続けるためには

必読の書だと思います。

 

ka162701.hatenablog.com

 

下記の本も良かったです。

「小よく大を制す」というところでしょうか。

 

ka162701.hatenablog.com

 

小さくてもキラリと光る会社。

大企業にはできないことをする会社。

 

そういう世界を目指している私としては

本書を見つけた時には

これは読まねばと思った次第です。

 

目次

序章 スモールビジネスの概要

   スモールビジネスとは何か

第一章 スモールビジネスの戦略を立案する

 戦略構築ステップ1 自分の経験を振り返り探査領域を定める

 戦略構築ステップ2 探査領域において儲かっている企業を発見し

            儲かる手法を知る

 戦略構築ステップ3 対象顧客セグメントを明確にし、

            バーニングニーズを発見する

    戦略構築ステップ4 成功している企業の「儲かる手法」を改変し

                                       マイナーチェンジコピー品を創出する

第二章 スモールビジネスの戦略を実行する

 検討の進め方

 事業計画の作成と市場への参入戦略

 ラクスル事例から考えるスモールビジネス

 代理店と直販の考え方

 スモールビジネスを実行する

 スモールビジネスその後

 

感想

個人的にはとても参考になりました。

 

中小病院の経営者の方や

クリニックの開業医の先生方にも

強く推奨できます。

 

全体のパイは縮小するばかりで

日本経済もシュリンクし続けています。

 

一方で競争は激しくなるばかりで

ありきたりの戦略では通用しませんね。

 

こんな時代に何を考えるべきなのか。

その答えのひとつが本書にはあります。

 

ただし答えの「ひとつ」であって

万能的な答えではありません。

 

ここから自分だったらどうする?という

思考が始まっていくのでしょう。

いえ、始めなければなりません。

 

冒頭申し上げましたように

私自身はスモールビジネス推進派です。

 

よって本書に書かれていることは

それなりに実践をしているつもりでしたが

まだまだできることはあるんだなと痛感しました。

 

発想を変えれば

イデアは無限に湧いて出てきますね。

 

それでは恒例の私がグッと来た箇所をご紹介いたします。

 

実はビジネスモデルには

あまり変化の余地がない。

ビジネスモデルに独自性を与え、

競争力をもたらそうという発想は

失敗に終わることが多いのだ。

重要なのは対象とする

顧客セグメントとコンテンツである。

(P.28)

 

そうだと思う気持ちもありますが

顧客セグメントとコンテンツで差別化すれば

ビジネスモデルに独自性を加えてもいいのだろうなと思う。

 

「人が一見してやりたくなさそうなことをする」というのは

ビジネスの基本であるが、

「称賛されない」というのも同じことを指している。

であるからして、

「人は一見してやりたくなさそうだが、

 自分はやりたい」ということが確立されている人は

非常に強い。

自分の行動原理として

人がやりたくなさそうなことをやる、

というのは持っておいたほうが

有利に戦いを進めることが出来る。

(P.43)

 

相場の格言にも

「人の行く裏に道あり花の山」とありますし、

ブルーオーシャンというのは

意外とレッドオーシャンの中にあったりもしますね。

人がやらないことというのは

とても大事な視点であると思います。

 

事業領域内の成功要因をコピーし、

その会社のミニバージョンを作りなさい。

(P.61)

 

小さく始めて大きく育てる。

最初から大きな展開を思い描くと

リスクが巨大になるだけなのですよね。

 

ちなみに人間の欲望は無限なので

「特定のサービスにより

 既に満たされてしまっているので

 根源的な欲望は消えた」なんてことは起こらない。

人間は常に「もっと」を求め、

足るを知ることはなく、

欲望に突き動かされ無限の事業機会を生み続ける。

売れているサービスの原点を巡り

普遍的なバーニングニーズを把握しなさい。

(P.92)

 

本当に人間というのは困った存在ですね。

でも欲望をコントロールすることができれば

また新しいビジネスモデルができるのではないでしょうか。

 

そしてビジネスの根幹には

心理学が必須だなとも思います。

 

二重にだめではないか!と思うかもしれないが、

困ったことに世の中では

「金払いが悪い」と「要求が多い」が

両立している顧客が多い。

このような顧客の要望に付き合っていたところで

未来はない。

(P.106)

 

大企業に多いですね。

しかも部課長クラスの中途半端な役職の人が

自分の偉さを証明するために

大した理由もなくあーだこーだと…。

 

こんな人は相手にせずに

さっさと役員以上と話しができるように

仕向けるのが最善です。

 

もしくはさっさと離れると。

 

やりたいから参入するのではなく

成功するから参入しなさい。

成功するものを

やりたいと感じるようにしなさい。

(P.112)

 

ま、こういうことですよね。

やりたい、やりたいと言いながら

何の準備も計画もなく

しかもやり始めてから

それほどやりたいわけではなかったことに

気づいてしまったり…ということも

よくありますね。

 

自分を「主語」にしてはいけません。

 

会社や業界とは1つの村である。

村の内部には合理性のない掟が多数存在する。

人間は集団になると必ず序列が発生し、

その序列を正当化するため掟を多数発生させるのだ。

「私は偉い、何故なら掟を守っているからだ」と

言いたがるため合理性のない、

つまり顧客視点では特に意味を持たない掟が

大量発生するのである。

(P.122)

 

いまや国も自治体も大企業も

大きな組織、古い組織は

すべからくこうなっているかもしれませんね。

 

打破するのは個人の熱い思いではないでしょうか。

過去や現在を中心に物事を考えるようになったら

「引退適齢期」です。

退場しましょう。

老害になりますよ。

 

何歳になっても

未来をどうするかを考えないといけません。

そういう人にしか椅子は用意されていないのです。

未来。未来。

 

顧客の要望を満たしながら、

差別化につながる技術開発を行うというのは、

相当のセンスが要求される。

大企業と言えど、

製品ごとに適切な機能を持つ

製品を配備するというのは困難なのだ。

その場合の最も簡単な意思決定はスペック追求となる。

社内合意も取り付けやすく、

エンジニアにとっても目標を明確となり、

開発に邁進出来る。

ただし売れない。

こうなるとコストは増加し続ける。

(P.135)

 

完全な内向き組織ですね。

全然顧客が見えていない。

日本経済の没落のひとつの要因でしょうか。

 

オーバースペックで

不必要に高いから海外では売れない。

 

携帯電話で痛い目に合ったのに

同じことを繰り返してる。

 

論理というのは、

現実世界を戦う武器として

非常に頼りないことを重々承知して欲しい。

特に論理的思考力が高い人は、

論理というものに価値を置き過ぎる傾向がある。

論理という虚構よりも現実から始めなさい。

(P.174)

 

わかる。

会議でしか活躍できない中高年に多いかな。

 

それなりに筋が通ったことを言うけど

所詮は机上の空論なんですよね。

 

現場を見よ。

現場に行け。

身体中で実態を感じよ。

というところでしょう。

 

権威の言うことはあまり意味がない。

(P.178)

 

本当にそう思います。

むしろ権威の言うことから離れて

権威をぶっ壊すから

成功できるのではないでしょうか。

 

スモールビジネスに適した領域を選定し、

コンテンツ作成に熱意がある集団を作れば、

この体制自体が大きな強みになる。

何らかに特化した熱意を持った集団を作ることは、

競合企業と言えど簡単ではない。

その上、大手企業は対象が小さ過ぎるため、

スモールビジネスが軸足を置く

コンテンツ領域に注力するインセンティブを持たない。

(P.216)

 

大きな組織にできないことが

世の中には意外と多いのですよね。

あとはそれに気づけるかどうか。

 

気づいたら小さく始めて

大きく育てればいいだけ。

いや、小さく続けるのも戦略のひとつか。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

社会は新陳代謝していかないと

段々と停滞していくものだと思います。

 

日本社会なんて

その最も足るものですよね。

 

潰れなければならない大企業を

政官財が癒着して生き残らせる。

 

その結果、何百億というお金が使われて

それでも事業は好転しない。

 

このお金を中小企業にぶっ込んだら

その中の何社かは大躍進するのではないでしょうか?

 

医療業界でも同様と思います。

新しい発想で医療機関を経営すれば

飛躍的に躍進するところが出てくると思います。

 

そういうクリニックをサポートすべく

本業のほうでも頑張ります。

 

それでは、また…。

 

 

*ジーネットTV 毎週新着動画をアップしています!

医師キャリア相談

*ZOOMキャリア相談を無料で行っています。

 

ジーネットが発信する情報提供サイトはこちらです!>
ジーネット株式会社 公式ホームページ
医療ビジネス健全化協議会<IBIKEN>ドクター向け情報提供サイト
ジーネット株式会社 <社長のtwitter>
ジーネット株式会社 <社長のfacebookページ>

よろしければ下記もポチっとお願いします!
      にほんブログ村 転職キャリアブログへ