ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60冊以上の本を通じて、人生や社会の構造を読み解いています。 読書感想にとどまらず、キャリアや人生に彩りを与える言葉を綴っています。読書好きな方と繫がりたい!

中村天風の教えがマンガで3時間でマスターできる本 決定版 運命を拓く 成功を実現する

 

おはようございます。

 

読書がライフワークになっている

医療業界のコンサルタント

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

わからないものはわからない。

難しいものは難しい。

 

わからないものは

わかるまで保留しておく。

 

難しいものは

いつかわかるまで学び続ける。

 

こういう姿勢って

とても大事ではないかと考えております。

 

しかし昨今の風潮では、

わからないものもわかった気にさせてしまうし、

難しいものを簡単にしてしまう。

 

悪いことではないと思いますけど、

弊害も大きいのではないかと思うんです。

 

だから何でもマンガにしてしまうとか、

1時間でわかるとか、超簡単とか、

そういうのはどうかと思いますけど…

 

今回ご紹介する書籍は、

中村天風の教えがマンガで3時間でマスターできる本 

  決定版 運命を拓く 成功を実現する です。

 

 

本書をピックアップした理由

中村天風の教えがマンガで3時間でマスターできる本 

  決定版 運命を拓く 成功を実現する

合田周平(著者)、堀田孝之(著者)、べじこ(漫画)  を読みました。

 

マ・マンガなんだ…。

 

私は前述したような考えですので、

ネットで購入して

自宅に届いたときに

ああ、ミスッたと思いました。

 

中村天風さんについては

いつか学びたいと考えており、

本書の存在を知ったときには、

中村天風」というだけでポチったんです。

 

まさかマンガだとは思わなかったのですけど、

結構大きくマンガと書いてあるじゃないですか。

 

完全な自己責任ですけど、

買ってしまったものはしょうがありません。

 

寝る前用のプチ読書として

ゆるゆると読み始めたのでした。

 

目次

第1章 運命を超える

第2章 ほんとうの心の力

第3章 心の倉庫の大掃除ー心を磨くレッスン1

第4章 言葉が人生を創るー心を磨くレッスン2

第5章 心を汚さない日常の心得ー心を磨くレッスン3

第6章 心が乱れた緊急時の対処法ー心を磨くレッスン4

第7章 絶対的積極を目指す

第8章 夢や理想を実現するために

第9章 幸せな人生について

 

感想

見開き1ページの右側が文章で

左側がマンガという構成でした。

 

私は右側だけしっかり読んで、

左側はサラッと目を通すというスタンスで

自己流で読み終えました。

 

左側のマンガだけ読めば、

ある程度の内容は手に入りますけど

やはり文章を読まないといけません。

 

というか、中村天風先生を学ぶのに

本書をピックアップしたのが間違いか。

 

やはりもっとちゃんとした

内容の書籍を読まねばならないと思いましたけど、

ま、入門書としてはありですかね。

 

それでは私がグッときた箇所をご紹介いたします。

 

「運命というものには2種類ある。

 どうにも仕様のない運命を天命といい、

 人間の力で打ち開くことのできるものを

 宿命というのである」

(P.18)

 

できること、できないこと。

したほうがいいこと、しなくていいこと。

すべきこと、してはいけないこと。

 

自分の人生は

自分でコントロールしたいものです。

 

天命に尽くし、

宿命に主導権を握りたいですね。

 

「心と体という、

 命を形成しているものの関係は、

 ちょうど一筋の川の流れのごとく、

 切れず、離れない。

 そうして、常にこの川の流れの川上は心で

 川下は肉体だということに気づいたならば、

 心というものはどんな場合があろうとも、

 積極的であらしめねばならんのは当然だ、

 と気がつくでしょう」

(P.42)

 

我思う、ゆえに我あり

心が川上、身体が川下。

 

私たちの思い次第で

人生はいかようにでもなるのでしょう。

 

心身統一法は、

体力、胆力、判断力、断行力、精力、能力を伸ばす。

すると人生が正のスパイラルに乗って思いどおりに進む。

(P.59)

 

人生が思い通りに進むときは、

誰しも味わっているのですが

おそらくごく短期ではないでしょうか?

 

うまくいっている時は

バランスが整っているように思います。

そして逆も然り。

 

得したい、お金が欲しい、

成功したい、うまくやりたい。

 

そういう欲望に絡めとられると

たいてい大きな失敗につながりますよね。

 

私たちがすべきなのは、

チャンスがきた時にパッとつかめるように

準備を「整えておく」だけでいいのでしょう。

 

三勿とは、

「怒らず、怖れず、悲しまず」の実行です。

三行とは、

「正直、親切、愉快」であることです。

(P.122)

 

行動指針というものは

シンプルであればあるほどに

実行力を増しますね。

 

これは個人も組織も当てはまるでしょう。

 

あまりゴチャゴチャ複雑に考えるのではなく、

これだけはしっかりやろうと

できることを確実にする姿勢が大事だと思います。

 

他者に勝ちたいという思いに囚われることは、

結果として、

あなたの運命を悪化させる要因にもなります。

(中略)

「決して張り合おうとか、対抗しようとか、

 打ち負かそうとか、負けまいといったような、

 そういう気持ちではない、

 もう一段高いところにある気持ち、境地、

 これが絶対的な積極なんですぜ」

(P.144)

 

他者と比較しない。

自分を磨き、成長し続ける。

 

これは今より少し良い人生を送ろうと思えば、

大事な「軸」のひとつと言えそうです。

 

「あまり興味をもたぬこと、

 気乗りせぬこと、

 大して値打ちのないこと、

 または、慣れ切って熟練していることなどを行う際は、

 特に気を打ち込んで行うように心がけるのである」

(P.148)

 

これ、すごく共感しました。

 

やりたいことだけやろうとする人は

だいたいやりたいことはできなくなります。

 

やりたくないことを一生懸命にする人は

いずれやりたいことができるようになります。

 

仕事を自分の都合でする人は

そのうち仕事を失うでしょう。

 

面白いことに

神様はよ~く見ているものです。

 

一時くらいは幸運もありますけど、

中長期的には

人のやりたくないこともやる人が

確実に勝つものです。

 

「まごころという「心」の中には、

 期待というものがないから、

 当然失望というものがない」

(P.156)

 

すごい達観ですね。

いつかこのレベルまで行けるのだろうか。

 

損得より善悪を信条に掲げる私ですが、

まだまだ道半ばだなと思いますし、

「真心」という言葉に

少し無意識であったことを反省します。

 

今日から「真心」を心に刻んで

思考、行動しようと思いました。

 

自分の欲望のみでもって、

しようとしたことは、

そうめったに成功するものではない。

事業に成功するのは、

自分が欲望から離れて、

何かを考えたときに、

また、その考えたことを

実行したときに成功するのだ。

同じ事業家でも、

欲の固まりでやるのと、

『この仕事で、世の中の人のために、

 本当に役立つものを提供しよう』という

気持ちでやるのとでは、

その結果が全然違うのである。

(P.176)

 

何のため、誰のために、

何を行うのか?

 

自分のために、カネのためにするなら

やらないほうがいいです。

 

いいことをしていれば

その大きさによって

報酬は当たり前のように返ってきます。

 

成功とは何か?

ここの定義をどう考えるかによって

その人の行うことの価値が決まるのでしょう。

 

「本当の欲望というのは楽しい欲望のことなんだ。

 欲しがりゃ欲しがるほど楽しいのが本当の欲望。

 だからすべからく楽しめる欲望を

 炎と燃やしなさいと言いたいんであります。

 そうするとその欲望を燃やしゃ燃やすほど、

 何ともいえない、

 人生が豊かなものになるんだよ。

 これが天風哲学の主張する、

 燃やしなさい、燃やしなさいという欲望なんだ」

(P.178)

 

それは欲望という浅はかなものではなく、

願望ではないかと思ってしまいましたが、

言いたいことはわかります。

 

誰かの欲望を

自分の欲望と見間違えてしまい、

それで苦しんでいる人は少なくありません。

 

人間はね、

事実で幸福を感じようとしちゃ

いけないのよ。

(P.198)

 

今だけカネだけ自分だけという考えが

いかに浅くて、狭くて、恥ずかしいことなのか。

 

天風哲学を学ぶと

しみじみと感じますね。

 

この世の中は、

苦しいものでも悩ましいものでもない。

この世は、本質的に、楽しい、嬉しい、

そして調和した美しい世界なのである。

(P.220)

 

ホント自分次第で

人生や運命や社会は大きく変わります。

 

わざわざ苦しみや悩みを

自分に与える必要はありません。

 

楽しい、嬉しい方向に

自分を歩ませていきたいですね。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

中村天風哲学の素晴らしい入門書として

価値ある一冊と言ってよいと思います。

 

中村天風さんの言葉に触れていると、

「特別な成功者の教え」というより、

「ちゃんと生きようとする普通の人のための実用書」

こんなふうに感じます。

 

景気や制度や職場環境のせいにしようと思えば、

いくらでもできます。

 

でも、心の持ち方や、ものの見方、欲望との距離感は、

やっぱり自分で整えるしかありません。

 

そこを一歩でも前向きな方向に

チューニングしてくれるのが、

天風哲学のいちばんの価値だと思います。

 

医療の現場でも、経営の現場でも、

家庭の中でも、

「怒らず、怖れず、悲しまず」

「正直・親切・愉快」でいられたら、

どれだけ空気が変わるだろうか…と想像します。

 

いきなり完璧は無理でも、

今日一日だけでも

「ちょっと天風さんっぽく生きてみる」。

 

その小さな実験を重ねることで、

少しずつ「運命の受け取り方」が

変わっていくのかな、と感じました。

 

中村天風さんは、口述が多くて、

文章はあまり残っておらず、

あるものはとても難解であると伺います。

 

それを思うと

本書は天風哲学の最初のきっかけとして

とても有効に機能しそうです。

 

マンガの部分だけでも

読むといいかもしれませんよ。

 

それでは、また…。

 

 

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