おはようございます。
読書がライフワークになっている
医療業界のコンサルタント
ジーネット株式会社の小野勝広です。
これから日本はどうなるのか?
世界はどう動くのか?
職場はいつまで持つのか?
働き方はどうなるのか?
自分の未来はどうなるんだろう?
これからどう生きればいいのだろうか?
そんな不安が強い現代社会ですが、
ぶっちゃけて言いますと
未来のことなんて誰にもわかりませんよね。
これからどうなるか?ではなくて、
これからどうするか?という
自分事として考えたほうがいいと思います。
誰かに生かされる人生ではなく、
主導権を握って、自分らしく生きる。
まあ言うほど簡単ではありませんが、
私はそうありたいと強く思っています。
今回ご紹介する書籍は、
【 未来実現マーケティング
人生と社会の変革を加速する35の技術 】 です。

本書をピックアップした理由
『 未来実現マーケティング
人生と社会の変革を加速する35の技術 』
神田 昌典 PHPビジネス新書 を読みました。
神田さんの著書は昔から好きなほうで
たぶん今まで10冊くらいは読んでいます。
調べてみましたら、
書評を書くようになってからは2冊だけでした。
別に私はマーケッターになりたいわけではありませんけど、
マーケティングの知識は、
どんな職種でも、業種でも、
確実にないよりあったほうがいいと思います。
開業医や病院幹部はもちろんのこと、
勤務医だって、コメディカルだって、
ビジネスパーソンだろうが、公務員だろうが、
それこそ主婦や主夫、子供たちも
持ち合わせておいたほうがよい知識です。
私の場合は
経営という視点からも
他のさまざまな観点からも
マーケティングについては
時々学ぶようにしています。
目次
序章 トップリーダーへの手紙
SDGs17の目標を、マーケティングで解決する
SDGs1 貧困をなくそう
ーホームレスから学ぶ「逆転ポジショニング戦略」
SDGs2 飢餓をゼロに
ー自らの価値を確実に届ける「ザ・モデル」というフレーム
SDGs3 すべての人に健康と福祉を
ーコネクテッド戦略で、すべてのビジネスが健康と連動する
SDGs4 質の高い教育をみんなに
ーロングテール戦略により、教育の進化が始まる
SDGs5 ジェンダー平等を実現しよう
ー実現の突破口になる「ちょっとしたプロジェクト」とは?
SDGs6 安全な水とトイレを世界中に
ー協力者を集める「パワーコンセプト」
SDGs7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
ー社会的大義は、お金にならない?
SDGs8 働きがいも経済成長も
ー読書会は、繁栄する国づくりの原動力
SDGs9 産業と技術革新の基盤をつくろう
ー第4次産業革命の突破口は、ダッシュボード
SDGs10 人や国の不平等をなくそう
ービジコンが不平等を解消する
SDGs11 住み続けられるまちづくりを
繫栄を持続させる、最強のマーケティング戦略
SDGs12 つくる責任 つかう責任
ー重くならない、責任の担い方
SDGs13 気候変動に具体的な政策を
ー1.5℃の呪縛
SDGs14 海の豊かさを守ろう
ー複雑に絡みあった問題を解決する「逆算思考」
SDGs15 陸の豊かさも守ろう
ーNFTで、森がお金に変わる
SDGs16 平和と公正をすべての人に
ー「シャドー」を直視すれば未来が変わる
SDGs17 パートナーシップで目標を達成しよう
ークリエイティブをつくるには
あとがきー最後にお伝えしたいこと
感想
内容に関しては
きっと賛否両論あると思います。
SDGsについても
イチ時期は猫も杓子もという感じでしたが、
昨今では疑問を呈されるようになっていますし、
なかなか難しい立場に立たされているかもしれません。
ま、それは置いておいて、
書かれているのはSDGsについてですけど、
そこをバサッと除いてしまって
神田さんの主張や発想を知るだけでも
本書の価値は高いと言えるでしょう。
この発想を自分ならどう活かすか?
そういう観点で考え、行動に移すことができたら、
きっと本書は生きる教科書のようになりそうです。
私は、いろいろアイデアが湧いてきました。
どう自社に組み込むか、熟慮いたします。
それでは、私がグッときた箇所をご紹介いたします。
マーケティングとは、
「必要な価値を、必要な人に届け、
必要な変化を起こす仕組みづくり」のことである。
ならば、「探求世代の人材(必要な価値)」を
「企業の技術や知識(必要な人)に届け、
「新規事業を多数創出する仕組み(必要な変化)」を
つくるのは、
マーケッターにとっては、日常業務の範疇なのである。
(P.16)
問題は、不必要な価値を、不必要な人に、
不必要な変化を無理やり与えているのが
現状のマーケティングではないかということでしょうか。
広報とマーケティングは全くの別物です。
マーケティングは「売れる仕組みづくり」なのだから
あくまでもPULL型であるべきで、
強引に見せる宣伝広告はマーケティングとは言えません。
社会が目指すビジョンと、
会社が指示するタスクがあまりにも違う。
日々の仕事は毎月の数値目標を追いかけることで、
やりがいを求める新人は、
「やりたいこと」「できること」のギャップに混乱。
そこでベテラン社員たちが、
新人を教育しようと頑張ると、かえって逆効果。
真面目な社員は無力感に苛まれて、離脱していく。
(P.18)
ここは正直ちょっと違和感を持ちました。
昔からずっとそうじゃん!と思うのです。
あくまでもテクニカルな問題なら
いくらでも育成できるとは思いますけど、
簡単に人を教育することは
そうそうできるものではないですよね。
だからと言って若手に寄せてしまっては
ビジネスの本質とか、仕事論としては
おそらく正しい方向には向かいません。
会社の存在意義が問われそうです。
選択肢は、二つある。
「AIが、考えたとおりに動かせる機械中心社会」か、
それとも、
「AIを、考えたとおりに動かせる人間中心社会」か?
(中略)
もし、私たちが人間中心社会を望むならば、
今までさまざまな社会課題を乗り越えてきた
大人たちの経験と知恵をもとに、
その経験と知恵を、
AIにより再現性あるソリューションとして継承する
子供たちとの共創が必要になる。
そのためには、誰もが生きる目的を
自らの意思で選択し、その目的を、
他者貢献をとおして実現できるように、
生涯、学び、教えあえる環境を
つくれるかどうかが鍵となる。
(P.56)
これはそんなに簡単にはいきません。
崇高で素晴らしい理想があっても、
万人がそれを望むわけではないのが
人間社会ではないでしょうか?
いえ、そうであるから
人間は存続できたのであり、
恐竜のように同じ行動をする種では
危機に全滅する可能性があるように思います。
あとは資本主義の問題ですね。
いくら表面上で言いつくろっても
所詮は搾取のロジックです。
本当にそれを脱却できるのか?
まあ数年も経てばAIが
資本主義を壊すような気もしますが。
ちょっとわかりづらいと思うので、
言いかえると、
受験教育みたいに、
やりたくない勉強を仕方なくやるのではなく、
自ら夢中になれるプロジェクトをつくり、
その達成に向けて、周りと協力しながら、
自分の選択で学ぶことである。
(P.107)
主導権を握って、
やりたいことをやろうということですが、
これもね…
誰もがそう思うわけではありませんから、
もっと正確に言えば、
やりたいことをやりたい人は
自ら主導権を持って、
やりたいことをやろうとなるのだと思います。
今までは、学校だけが孤軍奮闘しながら、
生徒を教え育てようとしてきたが、
これからは、未来をよくしようと思う
すべてのステークホルダーが、
学校と協力しながら、
自ら育っていけるように環境を整えるのだ。
(中略)
一番大きな違いは、教師を、
教える役割=インストラクターから解放し、
生徒の探求学習を最適化する役割=ファシリテーターとして
活動する時間を増やすことである。
(P.112)
一理あるなと思いました。
一理しかないのかもしれませんが。
旧態依然とした教育体制は
今、そしてこれからの時代には合わないでしょう。
子供たちだって
スマホを持って、自分で情報収集し、
ひとつ間違えば大人より進んでいる子もいるのだから
それを頑固ジジイが決めたシステムで
ぴったり合うわけがありませんよね。
「あったらいいな」から
「なくてはならない」ビジネスモデルに転換する。
(P.196)
なくてもいいのに
無理やり売ろうとする会社が少なくないだけに、
ビジネスの本質だなと感じました。
「これ以上分けることができない
人間の最小ユニットは一人ではなく二人である。
一人だと思うのはフィクションでしかない」と
断言している。
要は、創造的な仕事をするには
二人組が必要だということだ。
(P.293~294)
人間は突き詰めたら孤独だと
私は考えていましたので、
少し意外というか
でも本質かと思ったり。
弊社はチーム営業を推進しているのですが、
これは正しかったのかなと嬉しくなりました。
評価
おススメ度は ★★★★☆ といたします。
結局、SDGsで取り上げられた課題は、
今までと、今の大人たちがつくったものですね。
良くも悪くもですけど
あくまでも結果なんです。
それをつくった張本人たちが
何とかしようと思っても、
発想から無理と言わざるを得ません。
より悪くしてしまうかもしれませんし、
考え方が根本から古いのです。
これからの若者、そして子供たち。
もう大人は一歩下がって
後世にアグレッシブに動いてもらいましょう。
その支えとなるのが大人の役割でしょう。
それ以外はしてはダメと感じます。
それでは、また…。
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