ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。ジャンルは様々。

Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを研究し続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

考え方、生き方って

物凄く重要だと思います。

 

スキルや経験よりも

ずっと大事ですし、

むしろそのベースになるものなんですよね。

 

人類共通の大切な考え方、生き方。

やはり知りたくなりますよね。

 

本日の書評ブログは、

【 Think Smart 

 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法 】

といたしました。

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本書をピックアップした理由

『 Think Smart

 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法 』

ロルフ・ドベリ サンマーク出版 を読みました。

 

前作は随分売れた本なんですよね…。

実は私、そういう事を全く知りませんでした。

 

著者であるロルフ・ドベリさんについても

これっぽっちも知りませんでした。

 

無知って恥ずかしいですが、

無知であり続けなければ、

無知に気づいた時に、

無知から離れることが

できればいいのだと思います。

 

と言い訳をして…(笑)、

正直に言います。

 

私が本書を手に取ったのは、

「装丁」なんです。

 

白い表紙。

抑えたグリーンの文字。

Think Smartというタイトル。

 

ん?と何か気になったんです。

本屋で視線が通り過ぎて、

何かが気になって目が戻ったんです。

 

中身をパラパラ捲ってみて、

それもほんの10秒ほど…

すぐに買うことを決断しました。

 

ホント理由はないんです。

何か「勘」が働いたという感じです。

 

こういう時はだいたい当たるのが

私の経験則です。

 

さてどんなもんかと楽しみにしながら

読み始めました。 

 

目次

1.新年の抱負が達成できないわけ

  【先延ばし】

2.「理由」がないといらいらしてしまうわけ

  【カチッサー効果】

3.比較しすぎると、いい決断ができなくなってしまうわけ

  【決断疲れ】

4.「自分は大丈夫」と錯覚してしまうわけ

  【注意の錯覚】

5.自分でつくった料理のほうがおいしく感じるわけ

  【NIH症候群】

6.労力をかけたものが、大事に思えるわけ

  【努力の正当化】

7.第一印象が当てにならないわけ

  【初頭効果と親近効果】

8.ボーナスがモチベーションを低下させるわけ

  【モチベーションのクラウディング・アウト

9.「ありえないこと」を想像したほうがいいわけ

  【ブラック・スワン

10.現状維持を選んでしまうわけ

  【デフォルト効果】

11.ほかの人も自分と同じ考えでいるように思えるわけ

  【偽の合意効果】

12.自分より優秀な人を採用したほうがいいわけ

  【社会的比較バイアス】

13.地元のサッカーチームを応援したくなるわけ

  【内集団・外集団バイアス】

14.予定を詰め込みすぎてしまうわけ

  【計画錯誤】

15.ほらで相手を納得させられるわけ

  【戦略的ごまかし】

16.計画を立てると心が安定するわけ

  【ゼイガルニク効果】

17.反射的に思いついた答えは疑ったほうがいいわけ

  【認知反射】

18.あなたが自分の感情の操り人形なわけ

  【感情ヒューリスティック

19.自分の考えに批判的になったほうがいいわけ

  【内観の錯覚】

20.最適なものを見逃す場合が多いわけ

  【選択肢の見逃し】

21.「知らずにいる」ということに対する感情が存在しないわけ

  【瀉血効果】

22.数字は机上で改善できてしまうわけ

  【ウィル・ロジャース効果】

23.小さな店舗が突出して見えるわけ

  【少数の法則】

24.「スピード狂」の運転のほうが安全に見えるわけ

  【治療意図の錯誤】

25.平均的な戦争が存在しないわけ

  【平均値の問題点】

26.「拾ったお金」と「貯めたお金」で扱い方が変わるわけ

  【ハウスマネー効果】

27.統計の数字よりも、小説のほうが心を動かすわけ

  【心の理論】

28.私たちが「新しいもの」を手に入れようとするわけ

  【最新性愛症】

29.目立つものが重要なものだと思ってしまうわけ

  【突出効果】

30.占いが当たっていると感じるわけ

  【フォアラー効果】

31.満月の中に顔が見えるわけ

  【クラスター錯覚】

32.「期待」とは慎重に付き合ったほうがいいわけ

  【ローゼンタール効果】

33.誰もヒトラーのセーターを着たくないわけ

  【伝播バイアス】

34.あなたが常に正しいわけ

  【歴史の改ざん】

35.下手に何か言うくらいなら、何も言わないほうがいいわけ

  【無駄話をする傾向】

36.「王者」になったほうがいいわけ

  【ねたみ】

37.都合よく並べ立てられたものには注意したほうがいいわけ

  【チェリー・ピッキング

38.プロバガンダが効果を発揮するわけ

  【スリーパー効果】

39.ハンマーを手にすると、何もかもが釘に見えるわけ

  【職業による視点の偏り】

40.成功の決定的な要因が「運」であるわけ

  【スキルの錯覚】

41.知識が転用できないわけ

  【領域依存症】

42.お金を寄付したほうがいいわけ

  【ボランティアの浅はかな考え】

43.行き当たりばったりで物事を進めたがらないわけ

  【曖昧さ回避】

44.敵には情報を与えたほうがいいわけ

  【情報バイアス】

45.ニュースを読むのをやめたほうがいいわけ

  【ニュースの錯覚】

46.危機が好機になることがめったにないわけ

  【起死回生の誤謬】

47.頭のスイッチを切ったほうがいいわけ

  【考えすぎの危険】

48.チェックリストに頼り過ぎてはいけないわけ

  【特徴肯定性効果】

49.「いけにえ探し」はやめたほうがいいわけ

  【単一原因の誤謬】

50.「最後のチャンス」と聞くと判断が狂うわけ

  【後悔への恐怖】

51.あなたの船を燃やしたほうがいいわけ

  【退路を断つことの効果】

52.学問だけで得た知識では不十分なわけ

  【知識のもうひとつの側面】 

 

感想

やっぱり、当たった。

メチャクチャ勉強になりました。

 

人はいつも理にかなった

行動を取るとは限らない。

 

このようにあとがきに書かれてましたが

本書で著者が教えてくれるのは、

「考え方」や「生き方」です。

 

私たちが身に付けてしまった

誤った行動指針、

間違った考え方、

その結果として失敗してきた数多くの判断。

 

これでは当然、

人生が上手く行っているとは言えませんよね。

 

それはなぜか?

根本的な要因は何なんだ?

 

その点にフォーカスして、

 

・そう考えるとこうなるよ…

 

・こう考えるといいんじゃない?

 

・こういう風に考えてしまうけど

 だいたいそのパターンって上手く行かないよね?

 

こう教えてくれます。

 

本書を読むと

新しい「考え方」や「生き方」を手に入れて、

きっと人生を好転させる事が

できるようになるんじゃないでしょうか?

 

世界で売れ続けるのがわかります。

それだけ「人類」の「叡智」が

詰まっているように感じました。

 

毎日忙しくしている中で、

つい忘れてしまっていた事、

見失ってしまった事に

気づかせてくれる良書です。

 

いや~、勘が当たりました。

読んでよかったです…。

 

それでは恒例の私がグッと来た箇所を

下記にてご紹介いたします。

 

行動に「理由添える」だけで、

その行動は周りからの理解と譲歩を得やすくなる。

(P.30)

 

私たちは自分のアイデアに酔いしれてしまいがちだ。

冷静さを取り戻すためにも、

ときには距離を置いて過去を振り返り、

自分の思いつきの質を検討してみるといい。

(P.47)

 

私たちが「現状維持」を好むのは、

ただ単にそのほうが楽だからという理由だけでなく、

私たちが持つ「損失回避」傾向のせいもある。

得をすることよりも、

損失をこうむることを避けようとする心理が働くのだ。

「何かを失うときの悲しみ」は、

「何かを得るときの喜び」に二倍強く感じられる。

(中略)

自分側の譲歩はどれも損失に感じ、

逆に相手側の譲歩は利益に思える。

だが「損失に対する感情」は

「利益に対する感情」に二倍強いため、

再交渉がすべて損失のように感じられてしまうのである。

(P.72)

 

自分が確信していること以上に納得のいくものはない。

何があっても自分の信じることに

固執しようとするのは自然な反応だ。

だが、それは危険なことでもある。

内観、つまり自分の内面を見て得られる答えは、

ほとんどがでっち上げだからだ。

自分の考えを深く長く信じすぎると、

それが間違いだったと

気づいたときのショックもその分大きくなる。

(P.117)

 

「その説が間違っている」と証明されただけでは、

その説はけっして放棄されない。

「もっと優れた説」が登場して初めて、

誤った説が棄てられる。

(P.125)

 

平均について語るのが

適さないケースが増えているのだ。

(P.144)

 

五十年以上前から存在しているテクノロジーは、

五十年後もおそらくまだ存在している。

だが登場してからまだ数年にしかならないテクノロジーは、

何年か先にはすでに過去のものになっていると思っていい。

その理由はなんだろう?

テクノロジーは、動物の種類のようなものだからだ。

数百年ものあいだ技術革新の荒波を乗り越えてきたものは、

これから先も生き残るに違いない。

長いあいだ存在しているということは、

それが何か特別なものを備えているという

証明にほかならない。

その特別なものがなんなのかを

私たちが常に理解しているとは限らないが、

何百年ものあいだありつづけているものには、

それだけの理由がある。

(P.159)

 

私たちの脳は、

「パターンや法則を探す」ものなのだ。

それどころか、パターンや法則がないときは、

それらをつくり出そうとする。

(P.172)

 

「無駄話」をすれば無知を隠せる。

ものの言い方が不明瞭なとき、

話し手は自分の言っていることがわかっていないのだ。

言葉は、思考の鏡だ。

思考が明瞭であれば発言も明瞭になるが、

思考が不明瞭であれば

発言は無駄話にしかならない。

(P.194~195)

 

「道具がハンマーしかない者は、

どんな問題のなかにも釘を見るものだ」というのは

アメリカの作家、マーク・トウェインの言葉だが、

このフレーズは、

誰もが自分の得意分野に偏ったものの見方をするという、

「職業による視点の偏り」傾向を

みごとに言いあらわせている。

(P.212)

 

ひとつの領域で突出した能力を発揮していても、

それを別の領域に移行させるのは不可能に近い。

(P.226

 

「リスク」の場合は、

ものごとが起きる確率はすでに明らかになっていて、

あなたはその値をもとに

リスクが大きすぎるかどうかを判断できる。

だが、「不確実さ」の場合は、

ものごとが起きる確率はわからない。

(P.233~234)

 

存在しているものは、

ないものよりずっと価値があるように感じられる。

(P.261)

 

重要な知識は

実践を通して得られるもの。

書かれた文字に畏敬の念を抱くのはやめたほうがいい。

(P.285) 

 

評価

おススメ度は ★★★★★ といたします。

 

文句なしの満点です。

著者の前作なども読みたいと

素直に思いました。

 

そして本書の帯に

ノバルティス社の取締役が

「CEOは全員、この本をブリーフケースに

 入れておくべきだ」との言葉が載ってますが、

この考え、よくわかります。

共感します。

 

1度読んで終わり…ではないんです。

ふとした時に何度も読み返す。

 

そういう価値ある内容なんです。

 

そしてそれが自分のためになり、

人や社会のためになるんです。

確実に。

 

私自身も何度も読み返し、

自分の人間性を高めていきたいと思いました。

 

それでは、また…。

 

 

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