ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

引っ越し完了。原則毎週日曜日に更新します。稀にプラスαもあります。

患者は知らない医者の真実

 

おはようございます。

 

医療業界でシェアハピネスの輪を広げたい

ジーネット株式会社の小野勝広です。

段々と春めいてきましたね。
春生まれの私としては大変に喜ばしいです。

本日のブログのタイトルは、

【 患者は知らない医者の真実 】

といたしました。

 

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本書をピックアップした理由

『 患者は知らない医者の真実 』

野田 一成 ディスカヴァー携書 を読みました。

 

本書はですね、

帯にやられました。

 

NHK記者から医者になってわかった、

医療現場の事情…。

 

はあ?NHKの記者が医者になる?

そんな人がいるんだ。

 

1972年福岡県出身。

ほう、ほぼ同年代の先生だから

人生経験も豊富にありそうだな。

 

鹿児島大学の法文学部を卒業してNHKに入局。

6年半記者として現場で取材をして退職。

その後、山口大学医学部医学科に学士編入学

 

茅ヶ崎徳洲会総合病院(現 湘南藤沢徳洲会病院)、

大船中央病院、東京警察病院、公立昭和病院、

執筆当時はベトナムハノイ

VINMEC INTERNATION HOSPITALに勤務。

 

名立たる急性期病院を経て

現在はベトナムで勤務するとなると

多様な経験と客観性をお持ちなのかな?

 

私が今までお会いした

1度社会人を経験した上で

医学部に入り直し医師になった先生方は

とてもユニークな先生が多く、

その考え方、行動指針には頭が下がるケースが

かなり多かったんです。

 

NHK出身のドクターが執筆した本。

うん、これは買いだと思い手に取ったのでした。

 

目次

第1章 医者とは、どういう人間なのか?

第2章 上手な医者へのかかり方

第3章 「名医」とは、いったいどんな医者なのか?

第4章 その検査、治療、薬は本当に必要か?

第5章 私たちの医療はどう変わる?

 

感想

素直に良書と言える内容です。

新書ですから

深く、濃く、という感じではありませんけど、

むしろ多くの方への読みやすさ、

共に医療を考えようという姿勢があり

非常に好感が持てました。

 

おそらく一般の方が読んでも

わかりずらいところはほぼないでしょう。

是非ともお手に取って

医療について知って頂きたいと思います。

 

とにかく著者のバランスが良いです。

これはNHK記者出身というのがあるのでしょうか。

 

ある一方に肩入れするのではなく、

両者のメリット、デメリットを客観的に分析し、

その上で自分はこう思うと

実に控えめに自己主張をしております。

 

安易な医療否定本とは一線を課し、

医療現場目線で、

また記者出身ならではの患者目線で、

極めてバランス感覚が取れている良書です。

 

一般の方が本書を読むと

病院やクリニックで医師の診察を受けた際に感じた

疑問や不安はかなり解消されるのではないでしょうか?

 

それくらいに医療現場の事情を

わかりやすく教えてくれます。

 

医療不信、医療否定とは真逆にある内容です。

客観的、中立的、良識的でもあり、

まさに本物のジャーナリズムここにありという感じです。

 

記者から医者に転身した著者ならではですね。

本書の目的は、

「医師と患者が相互に理解し、より良い医療に近づく一歩になること」

と冒頭に書かれていますが、

本書を読めば確かに1歩近づくように思います。

 

隠れた名著と言えるかもしれません。

医療従事者の皆様はもちろんの事、

是非とも一般の方に読んで欲しいです。

 

今まで感じた疑問が解消され、

これから罹るであろう医療に対して

どういうスタンスであるべきか?が

手に入る事、間違いなしです。

 

おススメします。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

本当はですね、

星5つ満点で全然いいくらいの内容です。

 

ただひとつ残念だったのは

とにかく誤字脱字が多い…。

 

これは出版社の問題でしょう。

 

私が読んだのは2016年4月に発行された

初版という事もあるかもしれませんが、

それにしても…のレベルです。

 

私が気づいただけでも

10数か所ありましたからね。

 

出版社はこんな適当な仕事をしているんだ…と

強く残念に思いました。

 

それともうひとつ…。

タイトルなんですよね。

 

ハッキリ言うと

内容とミスマッチです。

 

どうしても売る為に

センセーショナルなタイトルを

出版社が付けたがるのはわかりますが、

本書は内容で押せるだけの充実さがあります。

 

あえてこんな患者と医師を対立軸にするような

タイトルを付ける意味がわかりません。

 

この2点、出版社には猛省して頂きたい。

せっかくの良書の価値を減退させています。

 

と、出版社の問題はありますが、

著者及び内容には全く関係ありません。

 

読む価値ありの良書ですから

是非ともお手に取って下さい。

 

それでは、また…。 

 

 

 

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