ある読書好き医療コンサルタントの書評ブログ!

年間60~70冊ほど読んでます。原則毎週日曜日に更新しますが、稀にプラスαもあります。ジャンルは様々。

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

 

おはようございます。

 

医療現場で奮闘する医療従事者に

シェアハピネスの輪を広げる

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

私は経営者の著書は学びになるので

かなり読む方だと思います。

 

おそらくこれからもずっと読み続けていくでしょうが、

星野佳路社長の本はまだ手付かずでした。

 

本日のブログのタイトルは、

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則 】

といたしました。

 

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本書をピックアップした理由

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則 』

日経BP社 中沢 康彦 を読みました。

 

恥ずかしながら、

私はまだ星野リゾートのホテルや旅館に

宿泊した事がありません。

 

ですから昨今とても話題になっていて

人気である事は知っていても、

また星野佳路社長が結果を出している経営者である事は

それなりに知っていても、

特段興味があった訳ではなかったんです。

 

実は本書をおススメしてくれたのは知人の医師。

 

星野社長の考え方、

星野リゾートの取り組み、

そういったものを

医療機関に吸収しようと考えていたようです。 

 

そ・そうなの?

医療機関にとっても参考になるの?と

俄然関心が出てまいりまして

星野リゾートはどう成長してきたのか?

いったい何を考え、どのような事をしてきたのか?

星野社長は星野リゾートをどう育ててきたのか?

これは学ばなアカンと考えて

本書を手に取ったのでした。

 

目次

第1部 星野佳路社長が語る

    教科書の生かし方

    ー定石を知り、判断ミスのリスクを最小にする

第2部 教科書通りの戦略

    ー難しそうに見えて、実は効果的である

第3部 教科書通りのマーケティング

    ー「やるべきこと」をやり切れば、すべてが変わる

第4部 教科書通りのリーダーシップ

    ーすぐに成果は出ないが、必ず成果は出る

第5部 教科書通りに人を鍛える

    ー「未経験者歓迎」で成長できる理由

 

感想

ふむ。なるほど。

実に勉強になりました。

 

ひと言で表せば、

星野社長が学んで実行した

経営やマーケティングの良い本を教科書として、

一部を真似るのではなく、

徹底的に教科書通りに実行しなさい…という内容です。

 

星野社長が実際に学んだ著書を紹介してくれており、

それは興味深いものではありますが、

まあ事はそんなに単純ではないと思われます。

 

あくまでも著者である中沢氏がそう受け止めたという事であり、

決して当たらずとも遠からずだとは思うものの

経営って教科書ではできないでしょう。

 

教科書から学び、

星野社長の頭の中で変換され、

現場に落とし込んでいるのではないでしょうか?

 

なので私個人としては

教科書通りやれにYESとは言えないですが、

実際に現場で行われた改革の事例は

非常に参考になりました。

 

当社の事業である

医師の転職エージェント業や

クリニックの開業支援業も

ホテル・旅館業と同じサービス業です。

 

商品がないという共通点があるだけに

私にとっては大変勉強になりました。

今後の事業運営に活かしたいと考えています。

 

それでは恒例の私がグッときた箇所をご紹介します。

 

企業経営は、

経営者個人の資質に基づく「アート」の部分と、

論理に基づく「サイエンス」の部分がある。

(P.15)

 

コスト競争力で優位に立つ「コストリーダーシップ」、

競争相手との違いを前面に出す「差別化」、

特定の領域に自社の経営資源を集めて

ライバルに勝つ「集中」の3つである。

(P.34)

 

サービス業の最大の特徴は、

生産と消費が同時に行われることだ。

(P.103)

 

お客様の満足度を高めるという視点から、

本当に必要な情報は何かを見極めよう。

役立つ情報だけを残して、

不要な情報は捨てよう。

(P.124)

 

成功の秘訣 六十六翁 内村鑑三

一、自己に頼るべし、

  他人に頼るべからず。

一、本を固うすべし、

  しからば事業は自ずから発展すべし。

一、急ぐべからず、

  自動車のごときもなるべく徐行すべし。

一、成功本位の米国主義に倣うべからず、

  誠実本位の日本主義に則るべし。

一、濫費は罪悪と知るべし。

一、よく天の命に聴いて行うべし。

  自ら己が運命を作らんと欲すべからず。

一、雇人は兄弟と思うべし、

  客人は家族として扱うべし。

一、誠実によりて得たる信用は

  最大の財産なりと知るべし。

一、清潔、整頓、堅実を主とすべし。

一、人もし全世界を得るとも

  その霊魂失わば何のためあらんや。

  人生の目的は金銭を得るにあらず。

  品性を完成するにあり。

(P.202)

 

最後の成功の秘訣は、

大正15年7月26日に「星野温泉若主人のために草す」として

内村鑑三氏が星野社長の祖父に書き残したものだそうです。

 

星野社長も経営に携わるようになってから

噛みしめるようになり、

内村鑑三の著書を貪り読んだとか…。

 

確かに含蓄ありますね。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

上記に示した箇所だけでなく、

本書のそこかしこをメモしました。

 

きっと何度も見直して、

その都度感じ入る事と思います。

 

星野リゾートの成功の一端を知る事ができ

素直に利用してみたいとも思いましたし、

経営論としても取り入れようと思う取り組みは

いくつもありました。

 

その根幹に教科書があるとは

私にはどうしても思えないのですが(笑)、

書籍で学び、

それを参考に考えに考えて、

その上で決断し現場とともに策を練る姿勢は

経営者としても大事ですね。

 

爪の垢を煎じて飲むつもりで、

1cmでも星野リゾートに追いつきます。

 

きっと病院やクリニックの経営者の皆さん、

また役職者やリーダー格の皆さんにも

参考になる点は多いと思います。

 

それでは、また…。

 

 

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