ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!

年間60冊以上の本を通じて、人生や社会の構造を読み解いています。 読書感想にとどまらず、キャリアや人生に彩りを与える言葉を綴っています。読書好きな方と繫がりたい!

哲学 の検索結果:

欲望の民主主義 分断を越える哲学 丸山 俊一

…主主義 分断を越える哲学 】 です。 本書をピックアップした理由 『 欲望の民主主義 分断を越える哲学 』 丸山 俊一 NHK「欲望の民主主義」制作班 を読みました。 私は、資本主義については 問題意識が高くて、 今までも、それなりの勉強をしてきたつもりです。 ka162701.hatenablog.com しかし、民主主義については 若干、勉強が甘い気がしていて、 何かいい本がないかと探していたんです。 ひょんなことから本書の存在を知り、 NHKが総力を挙げて取材をしたなら…

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365

… (金)音楽 (土)哲学 (日)宗教 感想 1日1ページ。 ずぼらなところもたくさんある私ですが、 変なところで律義です。 本当に、本当に、1日1ページずつ、 つまり365日をかけて 毎日1ページずつ読みました。 読後の今は、とても清々しい気分であり、 やり切った感が大きくあります。 ただ、どうでしょう、 さすがに半年前に読んだものを どれだけ覚えているかと問われれば 非常に心許ないです。 でも、いいのです。 それでもきっと読んだことには どこかで小さな価値が生まれると思って…

投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略

…いうか、 どうしても哲学的な点での熟慮がなされていない。 やはり「投資家」の限界と言いますか、 所詮は資産を増やすことが最大の目的になっている。 こんなことを言ったら 著者に失礼ではありますが、 何となく「限界」のようなものを感じてしまいました。 決して悪い本だとは思いませんし、 参考になるところは多いです。 しかし人は「投資家」的な面だけでは やはり生きていけないのかもしれません。 もちろん、 投資家のように生きるべきシーンもありますけど、 それだけではありません。 時には…

日本人は思想したか

…お十分傾聴に値する 哲学的思想だったと思うんです。 しかし結論は、全部国家の中に飲み込まれてしまう。 最終的には国家が万能であり、 普遍的なものである。 (P.30~31) これは戦争中に完全に国家主義になった 我が国へのアンチテーゼみたいなものですが、 別に「国家」に限った話ではなく、 現代社会でも私たちを縛りつけているのかもしれません。 その最たるものが、 「会社」などの職場であり、 古くから引き継がれている 「伝統」や「慣例」でもあり、 私たちはこれらから「自由」になり…

世界秩序 グローバル化の夢と挫折

…きは、 歴史を知り、哲学を学び、 世界を知るのが適しているでしょうか。 今回ご紹介する書籍は、 【 世界秩序 グローバル化の夢と挫折 】 です。 本書をピックアップした理由 『 世界秩序 グローバル化の夢と挫折 』 田所 昌幸 中公新書 を読みました。 どこかで、どなたかが本書を紹介しており、 おお、面白そうと思い、 すぐにポチッと購入しました。 しばらく積ん読本棚で眠っていましたが、 そろそろ読めよという神の啓示を受けまして、 学ぶ気満々で読み始めた次第です。 目次 はじめ…

哲学は資本主義を変えられるか ヘーゲル哲学再考

…介する書籍は、 【 哲学は資本主義を変えられるか ヘーゲル哲学再考 】 です。 本書をピックアップした理由 『 哲学は資本主義を変えられるか ヘーゲル哲学再考 』 竹田 青嗣 角川文庫 を読みました。 実は何かで竹田青嗣さんのことを知り、 一度著書を読んでみたいと思ったのです。 Amazonや楽天で調べたところ、 私が目当てとしていた本は売っていなくて、 他にどんな著書があるんだろうと調べていたら 本書を見つけました。 おお、こっちのほうがいいんじゃないか?と思い、 即購入し…

医者の父が息子に綴る 人生の扉をひらく鍵

…容でした。 ある種の哲学書とも言えそうですけど、 内容はとてもわかりやすく、 本書に書かれていることを元にして お子さんと議論できたら素敵です。 医師家庭はもちろんのこと、 ここで語られているのは 社会でどう生き抜くのかの生存戦略ですから どんな職業に就こうが 相当に参考になることが多いと思われます。 それでは恒例の私がグッときた箇所をご紹介いたします。 挑戦する権利があるというのは、 実はとてもラッキーなことなのだ。 これが、僕が君に伝えたいもう一つのことだ。 この世界には…

一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

…うがないし、 さすが哲学のない国です。 すでにグローバリズムは失敗していて、 資本主義には限界が来ているように思います。 要するに、貨幣というのは 等価のものと交換する以外には なんの使用価値もないものだ、 ただ物の交換を加速させるために作られた 装置に過ぎない、ということを きっぱりと宣言しているわけですね。 貨幣の本務は 「ものをぐるぐる回すこと」なんだから、 貨幣が滞留する理由を作るようなものは すべて排除する、と。 利子をつけることによって滞留するくらいなら 利子をつ…

人間主義的経営

…ように感じました。 哲学は人々の魂を形成し、 生き方を律し、行動を統治する。 哲学なきところに 平和はないと私は信じる。 (P.238) 私もそう思います。 戦争ばかり起こしている某国の大統領には 間違いなく哲学はない。 あそこにあるのは欲望と自己中心です。 世界を不幸にしています。 贈与を続けることによって収益を上げる。 それは、通常の経営学や経済理論では 説明できないパラドックスです。 機械化で標準化や効率化を図り 規模の利益を追うのではなく、 人間の手仕事の価値を磨き、…

私とは何か さて死んだのは誰なのか

…くもあります。 また哲学に対して、嫌気がなく、 わりと自然に突っ込んでいけることも とてもよかったと思います。 考えるということが 日常的に習慣化できました。 理解度は高くなくとも、 それなりの生存戦略を身につけることができました。 今回ご紹介する書籍は、 【 私とは何か さて死んだのは誰なのか 】 です。 本書をピックアップした理由 『 私とは何か さて死んだのは誰なのか 』 池田 晶子 講談社 を読みました。 池田さんの著書は、 今までにも読んだことがありますが、 もっと…

天才 富永仲基 独創の町人学者

…敬愛していますし、 哲学書はできるだけ多く読みたいですし、 歴史に関する書籍は大好きですし、 経営書などビジネス本を読んで勉強もします。 しかし、これらは コンフォートゾーンとも思っていまして、 時にはあえて離れる必要もあると考えています。 今までもこの姿勢で 数多くの「当たり」と出会いましたし、 それが自分のコンフォートゾーンを 広げることにもつながりました。 ですけど、さすがに自分には無理だとか、 この分野は学ばなくていいかと思うことも しばしばあります(苦笑)。 今回ご…

ひとの居場所をつくる ランドスケープ・デザイナー 田瀬理夫さんの話を通じて

…続いていますから、 哲学的な問いとか、 100年後のための問いというのが できる人は圧倒的な少数派なのでしょうね。 残念だけど。 ー仕事が人をつくるというか、 働くことを通じて人は展開するし、 能力も拓かれてゆくし。 関係も育ってゆくわけだから。 無駄なことをしないように考えていると、 お金は生むかもしれないけど価値は生み出さない。 人が「めんどくさい」と思うことのほうが、 むしろ価値を生みだすというか。 人がつくったわけではないものが 溢れかえっているから、 世界全体がなん…

幸福の研究 ハーバード元学長が教える幸福な社会

…読書のなかでも、 「哲学」と「歴史」についての書籍を読むことが 楽しみであったことは本当に助かっています。 哲学と歴史の本を読むことで、 私は何とか「まとも」に 生きることができているように思えるのです。 読んでいる本の終わりが見えてきたときに、 次はどの本を読もうかなと思える自分が 恥ずかしながら若干愛おしく思えます(笑)。 今回ご紹介する書籍は、 【 幸福の研究 ハーバード元学長が教える幸福な社会 】 です。 本書をピックアップした理由 『 幸福の研究 ハーバード元学長が…

日本経済論・入門 新版 戦後復興からアベノミクスまで

…。 ジャンル的には、哲学と歴史、 他にもいろんなジャンルを読みますけど、 この二つだけは敬遠しなくて良かったです。 少なくとも 社会に迷惑をかける人間にはならなかったですし、 自分の人生を間違えることも少なかったです。 まあ、この先はどうなるかわかりませんけど、 これからも哲学と歴史の本を読みながら 他のジャンルにも積極的にチャレンジしようと思います。 今回ご紹介する書籍は、 【 日本経済論・入門 新版 戦後復興からアベノミクスまで 】 です。 本書をピックアップした理由 『…

ゴールデンスランバー

…ジメント ・歴史 ・哲学 ・キャリア、仕事論 これは仕事にも活かせますし、 もともと私の趣向的にも最適なので これからもずっと読み続けると思います。 最近では当たる本が多くて、 読書歴30年以上が優に超えますが、 もう止められないくらいになっています。 ただ私自身も50代半ばを超えて、 いつまで読書ができるのか… 若干、不安に思うこともあり、 しかし読みたい本は目白押しで 自分が死ぬまでに あと何冊くらいの本を読めるのだろうかと ちょっと感傷的になることもあります。 できるだ…

増補改訂版 スマホ時代の哲学 「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険

…判断をするために 「哲学」を学んでおくのは とても重要なことではないでしょうか。 今回ご紹介する書籍は、 【 増補改訂版 スマホ時代の哲学 「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険 】 です。 本書をピックアップした理由 『 増補改訂版 スマホ時代の哲学 「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険』 谷川 嘉浩 ディスカバー携書261 を読みました。 SNSで本書の存在を知り、 皆さんの評価がすこぶる高いので とても興味を持ちました。 人類が連綿と追求し続けてきた哲学で…

反知性主義者の肖像

…。 歴史や、世界や、哲学から学ばず、 感情的に都合のよい情報に流されて、 間違った判断を下し続けて 気づいた時には大失敗する。 そんな反知性を 私の敬愛する内田樹さんが どう語っていくのか? とても楽しみにしながら 読み始めたのでした。 目次 Ⅰ 「生きている気」がしなくなる国で Ⅱ ゆらぐ国際社会 Ⅲ 反知性主義と時間 Ⅳ 共同体と死者たち 感想 率直に申し上げて、 いつもの内田節がさく裂していましたし、 大きな学びを手に入れることができました。 本書は、現代社会を生き抜く…

自由な新世紀・不自由なあなた

…を内包しています。 哲学者たちも 「自由とは何ぞや?」という問いに対して 深く、深く追求してきていますが、 時代が変われば定義も変わりますし、 実に難しい難問だなとも思います。 私自身の日常としては たぶんかなり自由を謳歌しているほうですけど、 資本主義社会の枠組みだけは どうも気に入らない(笑)。 ここから自由になるためにはどうすればよいか? 今、現在、不自由さを感じている若者たちに どんなアドバイスができるか? 何となく、漠然としていますが、 これからの時代の「自由」は …

中村天風の教えがマンガで3時間でマスターできる本 決定版 運命を拓く 成功を実現する

…んだよ。 これが天風哲学の主張する、 燃やしなさい、燃やしなさいという欲望なんだ」 (P.178) それは欲望という浅はかなものではなく、 願望ではないかと思ってしまいましたが、 言いたいことはわかります。 誰かの欲望を 自分の欲望と見間違えてしまい、 それで苦しんでいる人は少なくありません。 人間はね、 事実で幸福を感じようとしちゃ いけないのよ。 (P.198) 今だけカネだけ自分だけという考えが いかに浅くて、狭くて、恥ずかしいことなのか。 天風哲学を学ぶと しみじみと…

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

…あるものなのか? 「哲学」が必要な時代と言えるかもしれません。 今回ご紹介する書籍は、 【 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 】 です。 本書をピックアップした理由 『 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』 山口 周 KADOKAWA を読みました。山口さんの著書は 下記を読んだことがあります。 ka162701.hatenablog.com 好印象を持っていますので、 そろそろ他の本を読みたいと思っていたので…

何もない空間が価値を生む AI時代の哲学   

…値を生む AI時代の哲学 】 です。 本書をピックアップした理由 『 何もない空間が価値を生む AI時代の哲学 』 オードリー・タン 語り アイリス・チュウ 著 文藝春秋 を読みました。 オードリー・タン氏の本は 下記を読んだことがあります。 ka162701.hatenablog.com そして落合陽一さんの著書でも対談をされており、 とても興味深く読みました。 ka162701.hatenablog.com ひと言で申し上げれば、 学ぶところが大きい人であり オードリー・…

家康謀殺

…す。 人生にしても、哲学にしても、 何百年前から人類は答えを探して問い続けています。 それを知らずに ゼロから学ぶのはあまりにももったいないですね。 歴史が苦手という方も少なくありませんが、 それは学校教育の問題であって、 そこから離れた今、自分流に歴史を学んでみると 意外と面白かったりするかもしれません。 教科書を読むのではなく 歴史小説を読むというのも その一環かもしれませんね。 今回ご紹介する書籍は、 【 家康謀殺 】 です。 本書をピックアップした理由 『 家康謀殺 …

哲学的な何か、あと科学とか

…けど 今後の時代は「哲学」の必要性は 高まるばかりじゃないかと考えています。 ただし、学問としての哲学ではなく、 あくまでも「哲学的なアプローチ」という意味です。 哲学って、難しく考えると どこまでも難しくなって にっちもさっちも行かなくなるじゃないですか。 袋小路と言いますか、 そこに答えがないことに…… また答えが見えないことに…… 悶々としたり、イライラしたりしませんか? いいんです、それで。 学問としての哲学は学者の先生にお任せして 我々のような一般人はあくまでも 「…

混沌を生き抜く思想 21世紀を拓く対話

…れまた日本を代表する哲学家であり、 知性派と言ってもいいでしょうか。 梅原さんが対談するならば それ相当の人が選ばれているはずです。 どんな「知」と出会えるのか。 大いに楽しみにしながら読み始めたのでした。 目次 天皇・この巨大なる謎 ー神道がもつ人類普遍の輪廻の思想が世界を救うー 対話者 山本 七平 地球の生命を救う思想 ー日本の強みは現代に「森の信仰」が残っていることだー 対話者 高坂 正尭 人類四百万年の大遺産 ―環境問題はたかだか一万年の文明認識では解けないー 対話者…

謎ルール 10代から考える「こんな社会」を生き抜く解放論

…大問 感想 意外と「哲学書」だというのが 最初の感想です。 サブタイトルに 『10代から考える「こんな社会」を生き抜く解放論』と ありましたので、若干舐めてました。 というか、本書をしっかり読みこなせる10代は 相当のしっかりもので賢い子だと思いますよ。 20代、30代以上でも 本書は結構難しいと感じるのではないでしょうか。 それくらいに哲学的でしたし、 実に多くの本から引用されていましたが ザ・古典というような 人類が語り継いでいる本も多く紹介していました。 いつの間にか …

13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海

おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 先日、後輩から 何を勉強すればいいかわからないと 相談を受けました。 いやいや、そもそもその発想が間違いであり、 何でも勉強すればいいと思うんですよね。 自分の興味の赴くままに あれもこれも学べばいいんですよ。 実際にその後輩の考えを深掘りしてみましたら 効率的に学びたいとか 仕事にプラスにしたいとか 成果に繋がるように勉強したいとか そんな思いが出てくるわけで…

働くことの哲学

…は、 【 働くことの哲学 】 です。 本書をピックアップした理由 『 働くことの哲学 』 ラース・スヴェンソン 小須田 健=訳 紀伊國屋書店 を読みました。 こちらの本もスレッズで どなたかが紹介していて興味を持ちました。 本の情報は 様々なところで手に入りますけど どうも私はスレッズで お!それ面白そうという出会いがあるようです。 私の仕事柄、 働くということ そして哲学的なアプローチをすることは まさに必須ではないかと考えておりますので 本書のタイトルを見た時には これは…

人間の建設

…ません。 それは私が哲学本を 平気で読めるようになったことにも繋がりますが いいんですよ、わからないものはわからなくて。 無理にわかろうとするから わからないものを許せなくなるんです。 でもその結果として わからない先にある素晴らしい世界を 自ら排除することになってしまいます。 人生は長いのですから 今わからなくても いつかわかればいんです。 そのいつかのために インプットをしておくことも 結構重大なんじゃないかなと思う次第です。 今回ご紹介する書籍は、 【 人間の建設 】 …

哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで

…を振り返ってみて 「哲学」との出会いは すこぶる大きかったなとしみじみ思います。 まあこれから15年ほどは生きたいので あくまでもプロセス段階ではありますが、 「哲学」こそが 私自身を高めてくれた、深めてくれたということは 自信満々に言えるかなと。 ただ最初に「哲学」を学び始めた頃は 何を言ってるのか全然わからなかったし、 それは今でもそれほど変わっていないのですけど それ自体にも価値があるということに気づいてからは わからないということを恐れなくなりました。 むしろわからな…

山田方谷 河井継之助が学んだ藩政改革の師

…ップ、 さらには人生哲学としても 充分に通用する内容が詰まっていました。 冒頭から特に印象的だったのは、 山田方谷が“神童”と呼ばれた少年時代の描写です。 武士という身分制度に厳格な江戸時代の中で、 学問の才を持ち、 周囲から一目置かれる存在になっていった山田方谷の姿は、 読んでいて胸がすくような爽快感がありました。 決して恵まれた家柄ではなかった山田方谷が、 知性と誠実さ、 そして行動力を武器に 自らの道を切り拓いていった姿には、 私たち現代人も勇気をもらえます。 本書の醍…