おはようございます。
医師の転職、開業の情報提供をしている
医師転職相談センターの運営企業、
ジーネット株式会社の小野勝広です。
す・すごい本と出会いました…。
不勉強で恥ずかしいですが、
阿川弘之さんって知らなかったです。
あの阿川佐和子さんの
お父さんになるんですね…。
ちなみにプロフィールは↓
1920(大正9)年広島県生まれ。
東大国文科を繰上げ卒業、
海軍に入り、中国で終戦。
戦後、志賀直哉に師事し、
『春の城』、『雲の墓標』、
『山本五十六』『米内光政』『井上成美』
の海軍提督三部作などがある。
『食味風々録』は読売文学賞受賞作品。
1999年に文化勲章を受章。
実を言うとですね、
練馬区の図書館は一定期間が経つと
除籍図書になり、
古い本は無料でくれるのです。
(どこでもそうかもしれませんが…)
で、実はこの本、
図書館で貰ってきたのです。
最近、世の中の不条理、
理不尽さなどが目に付き、
思わず読み始めたら、
「こ・この本スゲー…」と、
ドはまってしまいました。
ちなみに目次はこちら↓
第一章 日本人の見識
第二章 英国人の見識
第三章 東洋の叡智、西洋の叡智
第四章 海軍の伝統
第五章 天皇の見識
第六章 ノブレス・オブリージュ
第七章 三つのインターナショナリズム
第八章 孔子の見識
この目次を見て、お!っと思った方、
日本近代史に関心のある方、
今の日本のあり方に疑問を感じている方、
そういった方には是非お勧めしたい本です。
率直に言って、私は自分が日本人である事、
そして、今後どういう日本人になるべきかを
考えさせられました。
そして、そのヒントを
この本から貰えた様な気がします。
最後に、この本の最後の最後の一文を
ご紹介します。
<僕はこの語り下ろしを始めるにあたって、
自分に「大人の見識」の持ち合わせがあるとは思っていないけれど、
旧制高等学校に入ってから数えて今年で七十年、
長い生涯の実体験や読書体験に即して、
自分が感じたことを具体的に話すのなら
出来るかもしれないと申しました。
「序に変えて」の最後のところで、
「読者がこれを老文士の個人的懐古談として
読んで、自分たちの叡智を育てる参考に
して下されば幸いです」
と言っています。
そうして考え考え、
「懐古談」をやっているうちに、
人の話、人の著書の中でピカリと光っていた
「大人の知恵」や「大人の見識」が
いくつも頭に思い浮かんできました。
うろ覚えのものは調べ直して確かめました。
この一冊は謂わば、
自分流にそれを寄せ集めて
「知恵ある言葉の展覧会」を開いたような
ものです。>
いかがでしょうか?
今の日本に必要なのは、まさしく叡智であり、
「大人の見識」なのではないか
としみじみと感じました。
それでは、また…。
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